現れたるは想像の絶滅生物の似姿
ガシガシした牙がある
フサフサした触角がある
書斎の机の上に、またはオフィスのデスクの上に、生物学的なモチーフの得体のしれない造形物が飾られてる、もしくは転がっている。
来客がそれをふと目にした時、一瞬不思議な感覚に囚われる。
窓からは西陽が差し込み、低い角度で部屋を横切る光線がスポットライトのようにガラスの塊を輝かせる・・・・・
窓際に置かれた小さな台の上には、普段からお気に入りのアクセサリーがならべられている。
その几帳面に並べられた指輪やネックレスの間に、置かれているのは奇妙な造形のガラスのオブジェだ。
ラベルにはラテン語で学名が書かれており、それが生物学的な何かを表すものだと推察される。
それはアクセサリーとは異なるジャンルにありながら、違和感なくそこにある。
不思議な存在である・・・・・
(2026年 5月)