繭をつくる
かわいい蛙ちゃんやステガちゃん、お気に入りの三葉虫などを楽しく持ち歩くためのゆりかご(通称:繭)を作りました。
これは羊毛
カーダーというブラシのような道具をつかいます。
単色ではつまらないから、何色かを乗せて
混ぜながら繊維の方向を整えます。
バスケットに入っているのは整えた繊維をくるっとまとめて紡ぎかけたもの。
紡ぐための道具は編み針とコルク板と凧糸でつくりました。
お手軽〜。
外が好きな私は寒い時もお外に出て紡いだりします。
こうやって独楽をまわすようにくるくるまわして羊毛に撚りをかけていきます。
これは単糸と呼ばれる状態。
羊毛に撚りをかけてひっぱっても切れないようにしたもの
今度は単糸二つをさっきと逆向きの回転で絡め合っていきます。
くるくると使うのはさっきと同じ道具
これで普通に編み物で使える毛糸の状態です。
双糸と呼ばれています。
いろいろ毛糸が出来て来たら
かぎ針で編んでいきます。
途中で色を変えて
いくつかできあがってきました。
次に取り出したのは一枚革
カッターや穴あけポンチで取手用の部品を作ります。
この4つの穴が重要
革を縫い止める為の麻糸にロウをひきます。
革は4つの穴を2つづつ重なるように二つ折りにして二カ所で縫いとめます。
できあがり
ほらほらかわいいでしょ?
そして絹組紐をつけてこんなふうに使います。
(革の2つの穴をつかって紐を付けます。上の穴から輪にした紐を入れ下の穴から袋の内側に出してきます。その紐にとんぼ玉をつけてできあがり。)
こんにちは
よっこらしょ
えいしょ
ぽかぽか
ごそごそ
ぬくぬく
この繭は作品たちをペンダントにして連れて歩いたり、こんなふうに遊んだりする事を目的につくりました。
ポイントはステガちゃんには紐がついているので落とさない事、袋で保護できる事、他の玉と付け替えが出来る事です。
そして身に付けている時ふと下を向くと目があっちゃったりして、そんな時はとっても嬉しくなっちゃいます。
デメリットは、むき出しでペンダントにする時と違い、わざわざ見せてあげないと他の人にかわいい玉が見てもらえない事です。
作った分の繭は店頭で販売しています。(例えば絹組紐付きで3500円)
たくさんは作れないので「あんまり買わないでね」と言いながら販売しています。
自分で作れる人はつくってみてね。