【ジュラ紀の住人】は恐竜がいた時代に栄えたアンモナイト類。
軟体部を表す透明部分を覗き込むと、造礁サンゴやケヤリムシなどの現生の海の生き物を見つけることができます。
そして目と目の間、ひたい(?)の部分を泳いでいるのは【ウミノモト】で登場したお魚の1匹。
殻にあたる不透明部分をうねりながら埋める白黒の模様は、雲や波を想像しながら細いガラス棒をとかしつけるように描いたもの。
その殻の模様の間には光の抜け道があって、ここから光を入れると正面から見る軟体部の様子が変わるという楽しみがあります。
ものがたりも思想も意図も込めず、自分の「好き」だけで気まぐれに制作した作品です。
Copyright (C) Akiko Isono 2004