タンポポの下でごろりんを見た。
ごろりんも私を見てる。
互いにじっと見ているうちに、
何かがわかったような、
そんな気がした。
【ごろりん】のセカンドシーズンが始まりました。
今度のごろりんは2本足だけ。
私のあたまの中には、ファーストシーズンとはまた違うイメージが渦巻いています。
頭の中の理想のイメージをすくい上げてカタチにして生み出していくわけですけど、ざるですくうかのように、イメージはこぼれていき、頭の中の子はなかなかこの世に現れてくれません。
それを何度も何度もすくいなおすごとに、一匹一匹おかしな子たちが生まれてきます。
この過渡期に生まれてくる子たちは、それぞれが少なからず運任せでこの世に現れるので、「あ、違う!」と思う一方、意図しては創れない奇跡の子たち。
数年経って再会した時には、さらにそう思うのが今から想像できます。
ちなみに、私の頭の中のイメージというのは決してフォルムではなく、そのものが発する「印象」。
だからややこしい。
(2019年 4月)