とんぼ玉作家 礒野昭子(いそのあきこ)のホームページ

月桃の茂みを覗き込んだら

月桃の茂みを上から覗き込んだ。
葉っぱの間で蛙さんが空を見上げるのと目があった。
おもわず私は蛙さんに挨拶をする。
「こんにちは 暑いですね」
すると蛙さんがお返事をくれる。
「こんにちは 夕立がきそうですよ」
夏の暑さの感覚と、蟲の声の勢いと、夕立の来そうな喜びと。
そこら中であふれかえるエネルギーを感じて
私も蛙さんも心がとってもほこほこする。

夏のピークは過ぎたのかな?と思います。
山では蟲の声の種類がすこしづつ変わってきています。
ミカンの青い実も少しつづ大きくなりました。
草の育ちのペースも変わり始めました。
太陽のエネルギーは緑の葉っぱに呑み込まれて、私やイノシシや蟲たちのごはんになっています。
自分たちも葉っぱのように直接太陽のエネルギーをゴブゴブ飲めてもいいのにね。
夕日はきっとパッションフルーツかオレンジジュースの味。
暑いのはたいへんだけど、太陽のエネルギーに感謝!

(2020年 9月)