この手の上にあるのは宝物
この宝物の正体はいのち
力強くてやすらかないのち
この世界には小さな命の粒が、あふれかえっています。
その粒のひとつが小さな1匹の虫だったり、大きなシロナガスクジラだったり、あなただったり私だったりする。
そんなつぶつぶたちが生まれたり壊れたり、喰ったり喰われたり、
ひっついたりはなれたりしながら、大きな流れをうねりながらつくりだしてこの世が成り立っている。
私の世界観はそんなふうになっています。
いのちはどんな一粒もすべて私たちとつながるもの。
【サナギ】はそんな一粒のいのちの象徴。
(2020年 3月)