ぼくが居るのは山の中の小さな池
ぼくが座っているのは水ぎわの倒木の上
ぼくのうしろで光るのは水面に映った森の木漏れ日
山の中にある小さな池は、もともとは人の手によるもの。
水が足らないときの畑や田んぼのためにつくられた溜池。
そんな人工の池の水の中をじっとみつめると、いろんな小さないきものがいっぱい。
水のまわりを見てあるくと、水を飲みに来たいろんな動物の痕跡がいっぱい。
ヒトと自然とを分けて考えがちだけど、ヒトもやっぱり自然の一部。 ヒトのつくったものもやっぱり自然の一部。
そう思った山の午後。
(2021年 5月)