僕は大きな海から取り出された小さな海
ざばーん ざばーん ぷくぷく ぷくぷく
君のポケットにもぐりこんで
大きな海の夢をみせてあげよう
なぜ海にはいっていることがこんなに好きなんだろう?と思います。
息を止めなくてはいけないし、水温が低い時には眩暈もします。
好きなのは身体にまとわりつく水の感触。ぷくぷくぽこぽこ昇っていく光る泡。
水の中から仰向けになって眺める水面に反射した光のゆらゆら。
そして、なによりたくさんの命。
たくさんの命はひしめきあって、お互いに関係して。
自分の命もその中のひとつだと海の中の私は知っています。
ウミノモトを見ていて、想うのはそんなこと。
(2024年 9月)