太陽が低いところにある
だって今は冬だもの
ぼくはやわらかな光に とっぷり浸かり込んで
ああ満足、ああ満足
夏にはたくさんの葉を茂らせて、仄暗い木陰をつくる栗の木も、冬にははだかん坊。
そしてそこには明るい空間があらわれます。
太陽から横に向かってやってくる光は枝の間をぬけて、どこまでも届いていきます。
そんな光の中で自分のかたわらには泳ぐガラスの鯨がいる空想をしてみてください。
それはそれは幸せな気分になります。それこそきっと「ああ満足、ああ満足」な時間。
(2026年 3月)