プロローグ
街角で奇妙な人と出会った。
彼は黙って立ち去って行った。
またどこかで遇うという予感だけを残して・・・。
奇妙な人にまた出会った。
それは田舎の細い路地だった。
彼は石垣から生える草をじっとみつめていた。
「小さいものは大きい」そうつぶやいた彼は、ちらと私を一瞥し、 そしてまた立ち去っていった。
奇妙な人にまた出会った。
三度目の出会いだった。
彼は言った
「ようこそお越しくださいました。
ここは小さくて大きい世界。
どうぞお入りくださいませ。」
ボダイジュエキスポの7階のちいさな一部屋でわたくし礒野は皆様のお越しをお待ちしております。
(注:イベントは終了しました。)
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