とんぼ玉作家 礒野昭子(いそのあきこ)のホームページ

菌糸の森のコウイカさん

 2.0x2.6x5.8 cm(一例)

生き物の中に世界があり、その世界の生き物の中にまた世界があるかもしれない。
あるいは、生き物の住まう世界はそれ自身が一つの生き物であるかもしれない。
冬虫夏草などの菌類を内包するこの世界は自身もコウイカという生物であります。

コウイカさんの中で冬虫夏草がにょきにょきのびて、もうすぐ胞子をとばそうとしています。
その根元では子実体になった粘菌が、これもまた胞子をだすのでしょう。
コウイカさんはそれ自身が一つの生命体なのだけれど、それと同時に内側に棲む小さな生き物たちにとっての宇宙船であったりします。
コウイカさんが生きることは世界を護ることになります。
それはなんとなくシアワセな風景なのです。