代表作のひとつ【菌糸の森のコウイカさん】の特別なバージョンです。
通常よりぐっと大きなコウイカの内部を大きく占めているのは、ウゴウゴを宿主にした寄生キノコと粘菌の子実体の数々。
命は命の中にも存在していて、棲まれるものの命と棲むものの命は無自覚ながらお互いに大切な関係だったりする。
自分の中に棲んでいるものにとっての、自分の存在の重要性を思うと、生きていることの意味がまたひとつ大きくなる。
そんなことを考えて生まれたのがこの作品です。
この特別版では、菌糸がまわって朽ちたウゴウゴのからだから、虫草が真黒な子実体をのばしています。
全長約6cm
Copyright (C) Akiko Isono 2004