web版「いそのん劇場スペシャル展」その20

wand_icon2_500.jpg
sen506.jpg
ここで少しクモヒトデのおはなし

ke24_11_04a.jpg
クモヒトデってこんな感じのヒトデです。
昼間はほとんど海底の岩や石の裏側に隠れています。
ニョロニョロクネクネして見えるので、ぬるぬるしているように思えますが、意外なことに、触ってみるとその皮膚は硬くてぬるぬるもペタペタもしていません。

どちらかというとちいさな部品の鎧で覆われたかっこいいメカみたいな印象です。

このクモヒトデ、いそのんは以前から大好きでした。

好きなところはたくさんあるのですが、
そのひとつをあげると、このクモヒトデ、海中で早く沈みたい時などは、こんな姿で降下するんです。
ke24_11_04b.jpg
かっこいいんです。

sen506.jpg
では、いそのんがさらにクモヒトデさんが好きになった時のおはなし
sen506.jpg
ある大潮の夜、海の水が向こうの方まで引いて、岩礁が顔を出しているとき
ke24_11_04c.jpg
いそのんは海辺におりました。

そういう晩には、あちこちに取り残された海水が、岩や珊瑚の間で小さな水たまりになって、そこではたくさんの生き物たちと出会えるのです。
ke24_11_04d.jpg
変身の天才タコさんや、つぶらな瞳の巻貝たち、かわいいウミウシ、それぞれに面白い行動をするエビやカニ、どっちが頭か一瞬誤解してしまうゴカイ。
それに磯巾着に砂巾着やブラックライトで光る珊瑚たち。

さんざん遊んでいるうちに潮はだんだん満ち始めます。
いままで空中にあった岩礁の表面に水が流れはじめるころ、あちこちで黒いにょろにょろの腕が出て来て、右に左にうごきはじめます。
ke24_11_04f.jpg

そして気がつけばたくさんの腕がここでもそこでも踊っていてそれはもう壮観。
(ここ、素敵すぎて絵にはできません。)

クモヒトデたちが魅せてくれるその海辺のダンスは、満ちてきた潮に乗って茶色の泡というかアクというか汚く見えるものが打ち寄せるのを、その腕でかきあつめて食べている行動なのだそうです。

ke24_11_04e.jpg

ひとしきり踊りが続くと、みるみるまに、その汚れのようなものは無くなっていき、満腹したクモヒトデから順番に再び岩の下に帰っていくのです。
ke24_11_04f.jpg

ほら、クモヒトデさんって素敵でしょう?

明日はそのクモヒトデさんがかわいい、
オーブ03【ウミノモト(蛸のような、)】をお見せします。
2024/11/04 12:45 Update

web版「いそのん劇場スペシャル展」その19

wand_icon2_500.jpg
sen506.jpg
ke24_11_03a.jpg
海の中では自分自身も豊かな地球の命の一員であることをことさら感じます。

そんな海が宝玉になった【ウミノモト】の2匹目は「ぐるぐる蛸さん」
ke24_11_03b.jpg
ke24_11_03h.jpg
陸にいる時も、海といっしょにいられるのは幸せ

ke24_11_03c.jpg
オーブ02【ウミノモト(蛸のような、)】(59g)

ke24_11_03e.jpg
左ひたいにあるぐるぐるが目印の「ぐるぐる蛸さん」

海の中にはぐるぐるという形状を採用する生物がたくさんあります。
それは体を守る殻だったり、卵の形状だったり。

ke24_11_03g.jpg
ぐるぐる蛸さんの中をしっかり見てみてください。

ke24_11_03d.jpg
ほら命がいっぱい。

ke24_11_03i.jpg
ぐるぐる蛸さんと連れ歩き袋

ke24_11_03j.jpg
2024/11/03 11:47 Update

web版「いそのん劇場スペシャル展」その18

wand_icon2_500.jpg
sen506.jpg
ke24_11_02c.jpg
自慢の宝玉【ウミノモト】です。

この宝玉は、これまでのつくり手人生にないきっかけで誕生しました。

感動した出会いとか、好きなもの、とか、どんな幸せな気持ちになりたいさせたたい、とかでなく、なんとひとつの言葉に引っかかったことがスタートでした。
その言葉が「海のもと」という言葉。

蔓をたぐるようにイメージは段階を重ね、昨年【ウミノモト(鯨のような、)】が誕生しました。
自分でもびっくりの大作でした。

そして、今回新作として、持ち歩きしやすい姿の(蛸のような、)が4匹出現。

まずは1匹目「あわあわ蛸さん」の勇姿をどうぞ。
ke24_11_02a.jpg
ke24_11_02b.jpg

この宝玉は蛸ではありませぬ。
命という具でいっぱいの液体。
それが持ち歩きできるカタチになったもの。

ke24_11_02d.jpg
オーブ01 【ウミノモト(蛸のような、)】(57g)

ke24_11_02e.jpg
こめかみあたりにある漂うあわあわのデトリタスが目印の「あわあわ蛸さん」

ke24_11_02f.jpg
背中側にもたくさんのあわあわが漂っていて

ke24_11_02g.jpg
それを長い腕でかきあつめて食べるのがクモヒトデさん
2024/11/02 12:38 Update

web版「いそのん劇場スペシャル展」その17

wand_icon2_500.jpg
sen506.jpg
さあ、次に登場するのは4匹の個性的な「蛸のような、」宝玉

でもその正体は蛸ではないんです。
あくまでもウミノモト。
命をぎゅっとあつめた混沌のスープみたいな宝玉。

名付けて【ウミノモト(蛸のような、)】

加えてそれぞれに、いそのんがつけたニックネームがあります。
「あわあわ蛸さん」「ぐるぐる蛸さん」「手招きクモヒトデの蛸さん」「びろんちゃん」

ke24_11_01a2.jpg
左から「あわあわ蛸さん」「ぐるぐる蛸さん」「手招きクモヒトデの蛸さん」「びろんちゃん」
(画像をタップまたはクリックするともっとよく見えます)

では、「あわあわ蛸さん」からご紹介していきましょう
2024/11/01 11:25 Update

web版「いそのん劇場スペシャル展」その16

wand_icon2_500.jpg
sen506.jpg
ke24_10_31f.jpg
ke24_10_31d.jpg
ハナゴンドウの姿の宝玉をもうひとつ。

ke24_10_31cc.jpg
スポットライトの下で光り輝くのは、命がぎっしり詰まったカタマリ。

ke24_10_31a.jpg
オーブ09【ウミノモト(鯨のような、)】(73g)

ke24_10_31b.jpg
何かに驚いたように逃げ惑う群れと、一目散に逃げる群れ。
豊かな海の海面近くをハタンポの群れが2つ泳いでいます。

海底にはクモヒトデも隠れています。

ke24_10_31e.jpg
ウミノモトは命のもと、すくいあげたらクジラの姿になった・・・
小さなハナゴンドウさん
2024/10/31 10:20 Update
    Home