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2023年8月の日記

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【桜鯨】

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【桜鯨】71g 体長66mm 体高27mm 身幅33mm

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素材はガラス

加えて、桜の幹の表現に銀箔を
桜の花粉に金箔を
そして鯨の肌の一部にも銀箔を使っています

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鯨のことを思うと、自分の存在がとても小さく感じられます。
桜を見ると、自分の存在がすごく一瞬のものと思い至ってしまいます。
そしてちっぽけな自分の日常がとても愛おしくなります。

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ヒゲクジラらしく、下あごの下は蛇腹に波打っています。
海水をがぶっと呑み込んだら、ここがふくれあがるのです。

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尻尾が水面に対し、水平についているのは
鯨がほ乳類であることの証拠。

しっぽまわりの肌の表面に白っぽくまだらな模様が見えるのは表面にとかしつけた銀箔。
角度によって光を銀色に反射させたり、琥珀色に透過させたりします。


この鯨の黒目にあたる部分は透明でできています。
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透明の部分は後ろの色が透けて見えるので、見る角度によって目の印象がかわって見えます。
また背景の色次第で、目のまわりに配したごく淡い灰色の同心円が見えることもあります。
この同心円は目のまわりのシワを表したもの。

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桜の花は枝先だけでなく、太い幹からも咲くのがいいです。
こぎれいに咲くのも良いけれど、この桜の風に吹かれたような野性味の風情もまた愛嬌。

いくつかの角度でみた【桜鯨】です。
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かわいいとは違う何かをもつ、いい作品にうまれました。
みなさまどうぞよろしくお願いします。

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グラス2Hオークションは22日(火)
前日の深夜0時を過ぎたらスタートします。
このオークションは終了しました

参加するも良し、見学するも良し、それぞれのやり方で楽しんでくださいませ。

グラス2Hオークション・・・https://2h.wcs.jp

2023/10/16 11:48 Update

2017年製作の【ダンゴムシちゃん】

今月のグラス2Hオークションに出品されている【ダンゴムシちゃん】をご紹介します。

出品はコレクターさんによるものです。
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【ダンゴムシちゃん】
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正面
本体が29gとかなりこぶりです。
こぶりなので、目がおっきく見えますね。
サングラスしたみたいに見える真黒な目の中には、小さな目が入っています。

ダンゴムシちゃんの中はダンゴムシに似た蟲「モゾゾ」の棲む世界。
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頭部からみたところ
(見てない時にはモゾモゾ歩いているかもと考えるのは楽しい。)

【ダンゴムシちゃん】は、石や落ち葉をのけた時に目にする、隠れた生き物たちの小さな世界でもあります。
全部を見ようとするならば、落ち葉の下や草の中を覗くように、表面にある模様の下ものぞきこまなくてはなりません。
そういうところには、植物か菌類かわからない不思議ないきものがいっぱいあったりするのです。

ダンゴムシの体節のうねうねもまた、覗き込む楽しさを与えてくれる部分です。
ぎゅっぎゅっと握るのにもいいかんじです。


そして、ダンゴムシの本体でもあり空間をつくっている透明のガラスは、けっして無色透明ではありません。

個体によって違いますが、すこしづつ色を仕込んであるのです。


ダンゴムシちゃんは、写真に撮るのが難しい子。
私は親バカですから写真にしちゃうと、内部の空間の奥行きや立体感がわかりにくいのがくやしいです



この【ダンゴムシちゃん】が、最初にお披露目された時の記事はこちらです。
http://www.iso.cx/kero/0229
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グラス2Hオークションは22日(火)
前日の深夜0時を過ぎたらスタートします。
このオークションは終了しました

参加するも良し、見学するも良し、それぞれのやり方で楽しんでいただければと思います。

知らない間に終わっちゃって結果もわかんない!がつまらない場合は、
もしくは、出品された作品の画像をオークションが終わっても眺めたい場合は、
ぜひウォッチリストを活用してください。
オークションが終わっても数日間は、それぞれの作品ページと結果を見ることができます。

グラス2Hオークション・・・https://2h.wcs.jp

2023/10/16 11:49 Update

2014年製作の【八月の蛸】

今月も、グラ2Hオークションの日が近づいてまいりました。

先月にひきつづき、今月もコレクターさんから2点の作品を出品していただいています。
ひとつは2014年製作の【八月の蛸】
もうひとつは2017年製作の【ダンゴムシちゃん】です。


ここでは9年ぶりにみなさまの前に登場した【八月の蛸】さんについてご紹介させてもらおうと思います。

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この画像は2014年に蛸さんを弘法さんに連れて行く直前に撮ったもの。
へたくそ写真ですね。

【八月の蛸】さんは創り始めて数年の間は卵塊が入っていませんでした。
(きっとそのころの蛸はまだ生んでなかったんですね・・・)
この2014年製作の子には、りっぱな卵の房がぶらさがっています。
(私の長年愛用している子は、卵が無いんですよ。うらやましい。)
コレクターさんが撮った硝芸認証の写真をみていただくと、嬉しくなるほど卵がはっきり写っています。

そして今回は、あまり意識されることがないであろう、脚の巻き付き方のおはなしを少し。
私にとって、蛸さんの脚のしぐさはとても重要。
蛸さんは脚は力を入れていても脱力していても、中身はしっかりした筋肉。
語らずとも、その8本の脚にその子の性格と意思が出るのです。
さて、今回のこの子はどういう子でしょうね?
この子のしぐさから、ちゃんと母さん蛸の意思と、筋肉を感じでもらえれば嬉しいです。



この蛸さんが、最初にお披露目された時の記事はこちらです。
http://www.iso.cx/kero/065
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グラス2Hオークションは22日(火)
前日の深夜0時を過ぎたらスタートします。
このオークションは終了しました

参加するも良し、見学するも良し、それぞれのやり方で楽しんでいただければと思います。

知らない間に終わっちゃって結果もわかんない!がつまらない場合は、
もしくは、出品された作品の画像をオークションが終わっても眺めたい場合は、
ぜひウォッチリストを活用してください。
オークションが終わっても数日間は、それぞれの作品ページと結果を見ることができます。

グラス2Hオークション・・・https://2h.wcs.jp

2023/10/16 11:49 Update

【桜鯨】出品します

今月22日に開催されるグラス2Hオークションに【桜鯨】を出品します。

それまでの間、写真や文で【桜鯨】という作品を紹介してまいります。

ご紹介のプロローグは既に公開しているトップページの8月のおはなし。
どうぞもう一度、ごらんになってくださいませ。

礒野昭子の公式サイト トップページのおはなし
「心がくうっとなるもの」・・・> http://www.iso.cx


では、お待たせしました。
8月のおはなしでは見えなかった【桜鯨】の全貌をどうぞ!
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【桜鯨】
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向かい合って、右斜め上から

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手の上に乗せてあご下を見上げて

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背中側から桜を眺める

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横斜め上から

グラス2Hオークションはこちら・・・>

18日にエントリーします。
このオークションは終了しました
2023/10/16 11:51 Update

いそのん劇場【蟲と住む】

今月13日にやまのパンダ屋で開催された毎月一日だけの礒野お手製の展覧会「いそのん劇場」の様子をご紹介します。
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【蟲と住む】

ワタクシごとですが、上海在住の妹がこの夏の一ヶ月をここで生活をしておりました。
山の中で窓も戸も開け放して、夜ともなれば灯りに何十種類もの蟲。
そんなはじめての夏の山のくらしの経験の最後にいわく、

「虫たちと一緒に生活している人がいる
それでも全然大丈夫
すばらしいな」

だそうで。

予想外に楽しかったらしいのが嬉しい一方
「ああ、そう見えてるのか」という新しい発見も。

私自身はとても恵まれたくらしだと思っていたのだけれど。
「それでも全然大丈夫」という言葉にびっくり。
経験するまではどれだけ恐れていたのだろう?

ちなみに蟲と虫、意味の違いに諸説あるようです。
私は蟲には昆虫以外も含まれるという説が好き。
それに蟲の方が虫がいっぱいでうごめくようで、好き。

そういうわけで本日は、私の作品群の中から、蟲と関わりのあるものを選んで見ていただくことに
しました。
みなさまどうぞ、「蟲と住む」礒野から生まれた世界をどうぞ存分に楽しんでいってくださいませ。

2023年8月 礒野昭子
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展示作品

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【タンポポ綿毛の旅】(カミキリ)2006年製作
虫の気持ちで草むらから世界をのぞいているところを作品にしました。
真夜中の上空には満月が。
その月に照らされた夜空をタンポポの綿毛が旅していくのが見えます。

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【土に還る】(スカラベ)2007年頃製作
【タンポポ綿毛の旅】の第3章として誕生したのち1つの作品として独立しました。
テーマは「再生」
空を旅したタンポポもいつかは地面に降りてきます。
落ちたところでスカラベの丸めるお団子に巻き込まれ、タンポポのタネは土に還ります。
だけど春にはきっと芽吹く。
そんなことを考えて生まれた作品でした。

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【土に還る】(ゾウムシ)製作年忘れました
【土に還る】の変わり種です。

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【虫草くん】2022年製作
森に棲むウゴウゴという蟲が、キノコになっちゃった
・・・・・それは「命エネルギー保存の法則」

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【旅するシイノトモシビタケ】2010年頃製作
私が発光キノコのシイノトモシビタケをみつけるのはいつも、黒潮の海のそばでした。
「シイノトモシビタケはきっと、海に流された朽ち木に乗って旅をしてるにちがいない。」
そんな推論を作品にしたのがこの子でした。

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【緑の苔に露したたるところ】2017年頃製作
海外で出版される本の為に創作した作品
主人公のヤマナメクジの中をながめながら、山のわき水のあるところのしっとりとした世界を想像して、気持ちよくなってください。

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森に棲むもの番外編【朽ち木の住人】2020年製作

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【ご近所さま(オオスズメバチ)】2020年製作
礒野のいいご近所さま「オオスズメバチさん」がモチーフ
この子の透明の尾部の内部には蜂の巣がたくさん入っています。
この場所でのみどころは左側からみたところ。
光の透け具合がハチミツみたいで、とてもきれいです。

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【ダンゴムシちゃん】
このダンゴムシちゃんの表面の模様は朽ちた落ち葉。
その下には、ダンゴムシみたいなモゾゾたちの棲む世界があります。

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【メカダンゴムシ】2017年製作
スタヂオiの個数限定企画で誕生しました。
みんな旅立ってしまった中、手元に残したちょっと不細工な出来の子たちです

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【森のはずれでおやすみなさい】1999年頃製作
月明かりの下で眠っているのは誰でしょう?
これは本日展示の中で一番古い作品です

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【ナギ】2021年製作
羽化するぞぉ
穴からでるぞぉ
まだ眠いぞぉ

最後にご紹介する一匹は壁の巣箱の中で眠っていました。
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【百年サナギ】2019年製作
「今から百年寝て過ごす」
2023/08/16 22:17 Update
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