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2022年10月の日記

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【大地の記憶】つづき

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石になった三葉虫はおだやかに眠っているようにも見えます。

手にとると感じる手触りや重みも、作品の大事な要素です。
例えばごろんとした立体感、出っ張り、ぶつぶつ、体節のつくる尾根と溝。
そしてつるんだったりザリザリガビガビだったり。

炎に生み出された表面の質感は肉眼やルーペで見ても美しい部分です。
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ざりざりとした手触りをもつ、真黒にちぢれた部分。
ふちにあしらった黒いぶつぶつも手に気持ちが良いです。

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表面に開いた穴は高温の時にガラスが泡立った痕跡。

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青みの反射は銀箔の反応でできたもの。
角度によって見えたり見えなかったり。


ガラスならではの楽しみは、光を使うと魔法のように姿を変えたりすること
内部から光をあてると、先カンブリア紀のマグマの海のイメージ。
地底から赤い光景があらわれます。
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部分拡大

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小さい画像は光を外からあてて見たところ
大きい画像は紐通し穴から光をあてて同じ場所を見たところ

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内側に光を入れることで、おもわぬところに光の抜け道があることもわかります。
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この【大地の記憶】は10月24日開催のグラス2Hオークションに出品しています。
作品の入札終了時刻は24日午後10時10分です。
このオークションは終了しています

グラス2H今月のみどころ Co展・・・http://coten.wcs.jp/03374
グラス2Hオークション・・・http://2h.wcs.jp/

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メッセージなどありましたら、礒野におたよりをどうぞ!
メール kaeru@iso.cx
2022/11/19 11:06 Update

【大地の記憶】

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画像左から順番に、右横から:左上から:左後ろから見たところ

この作品は、大地から掘り出された三葉虫の化石をモチーフにしたもの。

くるっとまるまった姿で石になった三葉虫。
それは大地に記された太古の生き物の存在を示す記録です。
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頭部、鼻面を左上にして見たところ

その化石の中の透明部分には三葉虫が栄えた時代の浅い海の記憶の世界がひろがっています。

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頭部、鼻面を右にして見たところ

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左上から時計まわりに
正面、背面、左側面、お腹側に回り込んだ尾部

同時にこれはすでに大地の一部。石の塊でもあります。
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石の塊はかつてこれが何であったかに関係なく、現代の生き物の住まうところになったりします。

・・・小さな蜂の巣が岩からぶら下がっています。
すでに役目を果たして、空き家状態。
この作品の内部で、ただひとつ現代に属するもの・・・

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よく探すと、小さな蜂の巣の根元あたりにも大きな蜂の巣が。
実は、見えないところに蜂の巣がいくつも隠れていて、それがのぞき込む角度によって屈折や映り込みで見えることがあるのです。

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手にもつと、ざらざらした手触りとずしっと感じる重さ。
厚みのある塊はガラスの冷たさを手に伝えてきます。

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これは大地が持つ太古の生き物たちの記憶。


明日につづく・・・
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この【大地の記憶】は10月24日開催のグラス2Hオークションに出品しています。
作品の入札終了時刻は24日午後10時10分です。
このオークションは終了しています
グラス2H今月のみどころ Co展・・・http://coten.wcs.jp/03374
グラス2Hオークション・・・http://2h.wcs.jp/

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メッセージなどありましたら、礒野におたよりをどうぞ!
メール kaeru@iso.cx
2022/11/19 11:07 Update

いそのん劇場【ご近所さま(身の回りの蜂たちのこと)】

今月9日にやまのパンダ屋で開催された毎月一日だけの礒野お手製の展覧会「いそのん劇場」の様子をご紹介します。
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ごあいさつ

ここパンダ屋では、日常からたくさんの蜂が暮らしているのを見ることができます。
蜜や花粉を集めに来てるだけの子もいますし、子育ての為の巣穴を掘ったり、またその巣穴をうばったり
しに来ている種もいます。
軒下はいわゆるアシナガバチやコスズメなどのスズメバチ類の巣作りに使われますし、
すだれの葦も、小さなイモムシを運ぶ、コバチの巣になります。
建物の木でできた部分はどこもここも、クマバチが穴を掘っていて、既にあいた穴はエントツコバチや
アシブトコバチ、セイボウ、ジガバチ、ほかにも名前もしらない蜂達たちがたくさん子育ての場として
利用しています。
さらに、タンスのすきまや本のすきま、洋服や毛布のすきまでも、しばらくほっておくと
すきまというすきまでドロバチの仲間が一生懸命左官仕事をしています。
つまり、私のくらしにとって蜂たちはすごくご近所さまで、常時何10匹もの蜂がおうちの中を
出入りしています。

現代の生活では、こういう光景は珍しくなりつつあると思います。
おうちの建材やつくりが蜂むきではなくなっていたり、わけもなくこわがって駆除してしまったり。
彼らに野菜の花粉付けをしてもらい、ブロッコリの葉っぱを食べてしまう青虫の間引きをしてもらう、
そういう暮らしをしながら、彼らが居ない生活はなんと寂しいだろうと思うのです。
そして寂しいだけですまない何か大きな問題もゆっくりとすすんでいるかもしれないと思うのです。

今日、ここでは、【ご近所さま(オオスズメバチ)】を中心に
いくつかの蜂の巣を展示しています。
展示したのは、蜂にとってもう不要になった巣ですが、パンダ屋では、まだまだたくさんの
生きた蜂の生活を見ることができます。

人の暮らしと身近なはずなのに、意外と知らないことの多い蜂たち、私のご近所さまとして、
また同居人としてこれからもいちもくおきあって、みんなで親しめるといいなあと願っています。

2022年10月  礒野昭子
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コガタスズメバチの本番の巣
左は途中であきらめたもの、右は子育てが終わって11月ごろ空き家になったもの
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コガタスズメバチの初めの巣
女王蜂が最初にひとりで作って最初の何匹かを育てるための巣
とても壊れやすい
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アシナガバチの巣 役目を終えて空き家になったもの
今は、ドロバチの一種が子育てに再利用しているところ
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ドロバチがつくったもの。
おそらく2種類。
どちらも子供のご飯になる蜘蛛などを詰め込んで、卵を生んでいる
2022/11/14 19:49 Update

10月9日はやまのパンダ屋さんのつづき

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明日はやまのパンダ屋さんの開催日です。

前回、内容を何もご紹介できなかったので、ぎりぎりですけどあらためてご案内です。

明日のコンテンツは
サバヲの「だあれ?」
いそのん劇場は「ハチ」がテーマ
2h作品のお披露目は「大地の記憶」です。
遊びとしてはクイズラリー「パンダ屋クエスト」を自由参加で準備しています。
晴れたらほぼ虫喰いですが柿をとるのもいいでしょう。

サバヲのブログにも関連記事が出ております。
ほっこりするので、お越しのご予定の無い方も読んでいただくのおススメです。

サバヲのブログ・・・http://glazo.net/yamanopandaya/

では!
ご来場予定の方は、今日中にお気楽にメールでご連絡くださいませ。

ご連絡方法や詳しいご案内はコチラ
「やまのパンダ屋さんのご案内」・・・http://www.iso.cx/kero/0672
2022/11/05 18:34 Update

10月9日はやまのパンダ屋さん

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今週末の10月9日は和歌山県海南市にある「やまのパンダ屋さん」の開催日です。

つい最近、ここパンダ屋さんにエントリーするたった1本の道が崩れまして、
えらいこっちゃ!でしたけれど、無事お治しも終わり、復旧いたしました。
道治しの現場はなかなか見応えのあるもので、なんかすごいですね〜。
ひとつひとつユンボで岩をひろい上げ、岩のかたちを見て積み直し・・・・
いやあ、みごとなお仕事でした。

さて、今月のパンダ屋さんは何があるんでしょう?
先月は、「おとなしめで開催させていただきます」と、ここに書きましたが、
実際のところ、くるくるパンダさんのワークショップなども開催して、なかなか楽しい一日になりました。

もう一度くり返します。
さて、今月のパンダ屋さんは何があるんでしょう?
・・・・・楽しみにしてくださいね。

やまのパンダ屋さんへのご来訪には前日までに事前連絡をいただいております。
注:お越しの方は必ず事前にご連絡ください。

ご連絡方法や詳しいご案内はコチラ
「やまのパンダ屋さんのご案内」・・・http://www.iso.cx/kero/0672

オープンは11時、クローズは17時。

海南駅までのお迎えは
10:35 と 14:05 です。
2022/11/05 18:34 Update