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【大地の記憶】つづき
2022年10月20日(木)
石になった三葉虫はおだやかに眠っているようにも見えます。
手にとると感じる手触りや重みも、作品の大事な要素です。
例えばごろんとした立体感、出っ張り、ぶつぶつ、体節のつくる尾根と溝。
そしてつるんだったりザリザリガビガビだったり。
炎に生み出された表面の質感は肉眼やルーペで見ても美しい部分です。
ざりざりとした手触りをもつ、真黒にちぢれた部分。
ふちにあしらった黒いぶつぶつも手に気持ちが良いです。
表面に開いた穴は高温の時にガラスが泡立った痕跡。
青みの反射は銀箔の反応でできたもの。
角度によって見えたり見えなかったり。
ガラスならではの楽しみは、光を使うと魔法のように姿を変えたりすること
内部から光をあてると、先カンブリア紀のマグマの海のイメージ。
地底から赤い光景があらわれます。
部分拡大
小さい画像は光を外からあてて見たところ
大きい画像は紐通し穴から光をあてて同じ場所を見たところ
内側に光を入れることで、おもわぬところに光の抜け道があることもわかります。
この【大地の記憶】は10月24日開催のグラス2Hオークションに出品しています。
作品の入札終了時刻は24日午後10時10分です。
このオークションは終了しています
グラス2H今月のみどころ Co展・・・http://coten.wcs.jp/03374
グラス2Hオークション・・・http://2h.wcs.jp/
メッセージなどありましたら、礒野におたよりをどうぞ!
メール kaeru@iso.cx
2022/11/19 11:06 Update