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いそのん劇場【グルグル ウズウズを探せ!】
2025年06月09日(月)
今月6月8日に礒やしきのはなれで開催された毎月一日だけの礒野お手製の展覧会「いそのん劇場」の様子をご紹介します。


ごあいさつ
【グルグル ウズウズを探せ!】
グルグルウズウズとうずを巻くカタチに惹かれます。
多分それは私だけではないでしょう。
あなたもお好き?そうでしょう、そうでしょう。
というわけで本日のいそのん劇場のテーマは渦巻きです。
会場には皆様にチャレンジしてもらいたい渦巻きにかかわる3つのミッションをご用意しています。
ひとつめ・・・は、北海道でみつけてきたアンモナイト化石とそのノジュールに関するもの
ふたつめ・・・は、いそのんがこれまで創ってきた作品に関するもの
みっつめ・・・は、小さな二つの創作のカケラがプレゼントされるかもしれないというもの
また礒野作品のアンモナイトとといえば【ジュラ紀の住人】
本日は2匹の【ジュラ紀の住人】を釜出し販売いたします。
この2匹は暴れ玉ではなく、作品が完成してからさらにイメージに欲が出て多少脱線した子たちです。
ぜひ実物を吟味した上で、この子は自分ちの子だと「ぴかーん!」ときたらご購入くださいませ。
どなたともマッチングしない場合は、私のものです!!!(しめしめ)
礒やしきのはなれの2階にある、いそのん劇場は礒野の頭の中。
どうぞいらっしゃい、中にお入りください!
本日も、ここにつどってくださりありがとうございます。
では皆様、お楽しみあれ!
2025年6月 礒野昭子



これは先日北海道の雪解けの水が流れる沢でみつけてきたアンモナイト。
ハンマーで割った石(ノジュール)から一部が顔を出したのを、帰宅後クリーニングしたもの。
よく見るとひと皮下に菊の葉のような模様が見えます。
これは縫合線というアンモナイトならではの模様。
さて今度はこちらを見てみましょう!

おわかりでしょうか?
ひとつが手のひらほどの大きさのこれはただの岩の塊ではありません。
縫合線が見えるでしょう?
これは大きな大きなアンモナイト化石の一部なのです。
全体を想像すると、大きさにびっくりするでしょう?

白亜紀の地層から雪解け水といっしょに転がり出たノジュールは、雪解け水といっしょに沢を転がっていきます。
そうやって擦れて削られたノジュールには、アンモナイトの断面が出ていることがあります。
これは渦巻きが綺麗に出る方向で削れたもの。
ノジュールの表面に出るアンモナイトには、この方向で見えているものもありますが、おせんべいをパキっと割った方向に削れて断面が見えているもの、斜めで削れているものなどがあります。
探してみよう!
これは北海道の原野でみつけてきた白亜紀の化石ノジュール
川をながされ、削れた表面に化石の断面が見えています。
さて!アンモナイトはどれ?


いそのんはぐるぐるが大好きです。
なので、作品の中にいろんなかたちでぐるぐるを表現すること多々。
今日この会場にはぐるぐるの入った作品をピックアップして展示してあります。
みつけてみよう!
いそのんの作品の多くにはウズウズやグルグルが存在します。
ひとつひとつの作品を手に取って、ウズウズやグルグルがどこにあるのか、みつけてみよう!

【タネ・・力を溜める】
小さなヒトのぐっとかがみ込む姿勢は、次の飛躍にむけて力を溜め込んでいるところ。
中に浮かぶタネはこれから成長する力を溜め込んだもの。
どちらも静かな外見ににあわぬエネルギーのかたまりです。
(グルグルはヒトの頭部、金粉を練り込んだガラスで盛り付けています)

【流流(りゅうりゅう)】
「ほら!中を覗き込んでみてごらん?」と流流は話しかけてきます。
流流を覗き込んで見えるのは田んぼの横の用水路や里山の小さな渓流などで見かける小さな流れの世界です。
(グルグルは水底に。小さい貝の存在をイメージして、ナルトのようなパーツで存在します)

【無題】
(グルグルは全体。モザイクでカタチづくられたのはカタツムリの殻のようなもの)

【旅するシイノトモシビタケ】
光るキノコのシイノトモシビタケに出会うのは、沖縄や紀伊半国の南、八丈島。
それは黒潮の流れるところ。
この作品はその昔、シイの木の倒木に乗って黒潮を渡った、光るキノコのご先祖さまのものがたりです。
(グルグルは船体にとまった虫の触角)

【ドラゴンの幼虫】
ドラゴンにも子供時代があります。
幼虫は大きくなる時には脱皮するかもしれないし、にゃくにゃくと木の枝をのぼっては、空に飛び上がるのかもしれません。
(グルグルは体のかたち)

【無題】
(グルグルはムカデさんの触角)

【ウミノモト(蛸のような、)】
ウミノモトは命のもと。
命のもとの海をすくいあげたら、蛸のようなカタチになった。
海は蛸のようなカタチになって固まったので、だいじに握って連れて帰った。
(グルグルは右目の下の海底にあるもの)

【大地の記憶】
この塊はくるっとまるまったまま石になった三葉虫
それは大地が記憶した古生代の記録。
時が経ち三葉虫だった石は小さな石の洞窟になり、ハチや地衣類の棲み家になったりする。
その痕跡もまた、石になってここに記録されているのです。
(グルグルはあっちこっちに)

【ミカンの花咲く頃】
ミカンの花咲く頃、山のおうちはいい香り。
お日様があったかくて木々の緑がみずみずしくて、
あっちでちょろちょろ、こっちでちょろちょろ、目の端をかすめるのは
トカゲにイモリにヤモリにサンショウウオ
(グルグルは尻尾)

【八月の蛸】
八月の海で出会ったのは、卵を守るマダコのお母さん。
お母さんが白いのは、見つめる私に警戒しているからなのです。
(グルグルは蛸の足先)

当ててみよう!
ここにあるのは創作のカケラ、ぶらさがった細のどれかの先っぽにつながっています。
ルールは1つ。
紐を触っていいのは1度だけ。
さて、当てられるかな?


釜出し企画にはこちらの2匹



次回いそのん劇場は7月13日です。


ごあいさつ
【グルグル ウズウズを探せ!】
グルグルウズウズとうずを巻くカタチに惹かれます。
多分それは私だけではないでしょう。
あなたもお好き?そうでしょう、そうでしょう。
というわけで本日のいそのん劇場のテーマは渦巻きです。
会場には皆様にチャレンジしてもらいたい渦巻きにかかわる3つのミッションをご用意しています。
ひとつめ・・・は、北海道でみつけてきたアンモナイト化石とそのノジュールに関するもの
ふたつめ・・・は、いそのんがこれまで創ってきた作品に関するもの
みっつめ・・・は、小さな二つの創作のカケラがプレゼントされるかもしれないというもの
また礒野作品のアンモナイトとといえば【ジュラ紀の住人】
本日は2匹の【ジュラ紀の住人】を釜出し販売いたします。
この2匹は暴れ玉ではなく、作品が完成してからさらにイメージに欲が出て多少脱線した子たちです。
ぜひ実物を吟味した上で、この子は自分ちの子だと「ぴかーん!」ときたらご購入くださいませ。
どなたともマッチングしない場合は、私のものです!!!(しめしめ)
礒やしきのはなれの2階にある、いそのん劇場は礒野の頭の中。
どうぞいらっしゃい、中にお入りください!
本日も、ここにつどってくださりありがとうございます。
では皆様、お楽しみあれ!
2025年6月 礒野昭子



これは先日北海道の雪解けの水が流れる沢でみつけてきたアンモナイト。
ハンマーで割った石(ノジュール)から一部が顔を出したのを、帰宅後クリーニングしたもの。
よく見るとひと皮下に菊の葉のような模様が見えます。
これは縫合線というアンモナイトならではの模様。
さて今度はこちらを見てみましょう!

おわかりでしょうか?
ひとつが手のひらほどの大きさのこれはただの岩の塊ではありません。
縫合線が見えるでしょう?
これは大きな大きなアンモナイト化石の一部なのです。
全体を想像すると、大きさにびっくりするでしょう?

白亜紀の地層から雪解け水といっしょに転がり出たノジュールは、雪解け水といっしょに沢を転がっていきます。
そうやって擦れて削られたノジュールには、アンモナイトの断面が出ていることがあります。
これは渦巻きが綺麗に出る方向で削れたもの。
ノジュールの表面に出るアンモナイトには、この方向で見えているものもありますが、おせんべいをパキっと割った方向に削れて断面が見えているもの、斜めで削れているものなどがあります。
探してみよう!
これは北海道の原野でみつけてきた白亜紀の化石ノジュール
川をながされ、削れた表面に化石の断面が見えています。
さて!アンモナイトはどれ?


いそのんはぐるぐるが大好きです。
なので、作品の中にいろんなかたちでぐるぐるを表現すること多々。
今日この会場にはぐるぐるの入った作品をピックアップして展示してあります。
みつけてみよう!
いそのんの作品の多くにはウズウズやグルグルが存在します。
ひとつひとつの作品を手に取って、ウズウズやグルグルがどこにあるのか、みつけてみよう!

【タネ・・力を溜める】
小さなヒトのぐっとかがみ込む姿勢は、次の飛躍にむけて力を溜め込んでいるところ。
中に浮かぶタネはこれから成長する力を溜め込んだもの。
どちらも静かな外見ににあわぬエネルギーのかたまりです。
(グルグルはヒトの頭部、金粉を練り込んだガラスで盛り付けています)

【流流(りゅうりゅう)】
「ほら!中を覗き込んでみてごらん?」と流流は話しかけてきます。
流流を覗き込んで見えるのは田んぼの横の用水路や里山の小さな渓流などで見かける小さな流れの世界です。
(グルグルは水底に。小さい貝の存在をイメージして、ナルトのようなパーツで存在します)

【無題】
(グルグルは全体。モザイクでカタチづくられたのはカタツムリの殻のようなもの)

【旅するシイノトモシビタケ】
光るキノコのシイノトモシビタケに出会うのは、沖縄や紀伊半国の南、八丈島。
それは黒潮の流れるところ。
この作品はその昔、シイの木の倒木に乗って黒潮を渡った、光るキノコのご先祖さまのものがたりです。
(グルグルは船体にとまった虫の触角)

【ドラゴンの幼虫】
ドラゴンにも子供時代があります。
幼虫は大きくなる時には脱皮するかもしれないし、にゃくにゃくと木の枝をのぼっては、空に飛び上がるのかもしれません。
(グルグルは体のかたち)

【無題】
(グルグルはムカデさんの触角)

【ウミノモト(蛸のような、)】
ウミノモトは命のもと。
命のもとの海をすくいあげたら、蛸のようなカタチになった。
海は蛸のようなカタチになって固まったので、だいじに握って連れて帰った。
(グルグルは右目の下の海底にあるもの)

【大地の記憶】
この塊はくるっとまるまったまま石になった三葉虫
それは大地が記憶した古生代の記録。
時が経ち三葉虫だった石は小さな石の洞窟になり、ハチや地衣類の棲み家になったりする。
その痕跡もまた、石になってここに記録されているのです。
(グルグルはあっちこっちに)

【ミカンの花咲く頃】
ミカンの花咲く頃、山のおうちはいい香り。
お日様があったかくて木々の緑がみずみずしくて、
あっちでちょろちょろ、こっちでちょろちょろ、目の端をかすめるのは
トカゲにイモリにヤモリにサンショウウオ
(グルグルは尻尾)

【八月の蛸】
八月の海で出会ったのは、卵を守るマダコのお母さん。
お母さんが白いのは、見つめる私に警戒しているからなのです。
(グルグルは蛸の足先)

当ててみよう!
ここにあるのは創作のカケラ、ぶらさがった細のどれかの先っぽにつながっています。
ルールは1つ。
紐を触っていいのは1度だけ。
さて、当てられるかな?


釜出し企画にはこちらの2匹



次回いそのん劇場は7月13日です。
2025/06/09 16:21 Update