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2021年11月の日記

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博物学と宝物

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グラス2Hが終わり、コウイカさんも、プクプクたちも、新しい持ち主さんのところへ届きはじめました。

【エキーヌス ペンタゴニューム プクプク】つまりプクプクは、いかにも博物標本らしい展示台とラベルが付属して旅だっていきました。
これら化硝研究所の博士として生み出された作品は、いかにもいわくありげに、だれかのデスクの上を飾ることになるでしょう。

化硝研究所の仕事をしていて思い出すのは
2017年に上野の国立科学博物館の特別展で開催された
「大英自然史博物館展〜Treasures〜」
これがとても私にはツボでした。
英語で紹介されていたこの企画のタイトルは【大英自然史博物館の宝物展】
ロンドンの大英自然史博物館にある宝物が会場にならべられていたのです。
手元にはその時に購入した本
【TREASURES of the Natural History Museum】(自然史博物館の宝物)
があって、その中でとりあげられているのはある種の人にとっての宝物たち。

ある種の人ってだれ?
博物学者?分類学者?あなた?わたし?


山高帽の中につくられたスズメバチの巣
猫のミイラ
三葉虫の化石を使った金のブローチ
カッコーの卵と托卵された鳥たちの卵の殻のコレクションを額装したもの
1811年にはじめてみつかったイクチオサウルスの化石(発見者はイギリスの女性)
ガラスで出来たイカやタコの生物標本(ブラシュカ親子の作品)
宝石を含有した石や鉱物や虫を封じ込めたコハク
ある有名な科学者によってイグアノドンの実物大モデルをおひろめしたイベント(1853年の大晦日のロンドン)のパンフ(レストランのメニューのような体裁をとった面白いもの)
ボタニカルアートと言われる各種の植物画、地質地図
世にも不思議な形をしたカタツムリの殻

そして、私が大好きなグリプトドン(絶滅したでっかいアルマジロ)の骨格


訪ねて来た人の目の端にとまった時
「え?これはいったい何?」とあらためてまじまじと見させてしまう・・・
なんだか面白いけれど・・・なんだかきれいだけれど・・・
そんな不思議なたからもの。

化硝研究所で製作した作品はこれらとおなじ世界にある。
そういうビジョンの作品たちなのです。

次のチャレンジは来年???
それではアンモ所長の依頼をまた楽しみにまつことにします。
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ただ今礒野はみなさまに年末に楽しんでもらう作品を準備中です
2022/01/21 12:09 Update

今月のグラス2Hオークション

今月もグラス2Hオークションに作品達が出そろいました。
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礒野の作品は今回4点
化硝研究所の企画で製作した【エキーヌス ペンタゴニューム プクプク】が3セット。
そしてスタヂオiの企画から登場の【菌糸の森のコウイカさん】おはなし中のいそのんのレスキューバージョンです。

今日はこのページでいっきに4点を写真でご紹介します。
作品のテーマや詳細については、グラス2Hのページと硝芸認証で解説していますので、そちらをご覧ください。

まずはこちらから。
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【菌糸の森のコウイカさん】
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(横向きを ななめ上から)
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(ななめ前向きを 上から)
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(ななめ後ろ向きをやや上から)
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(ほぼ真上 やや後方から)
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(手にのせて)
このコウイカさんは、からだのフォルムが先月、先々月に登場した【ウゴウゴタケのコウイカさん】と同じ縦横比で、こちらは小さいです。
【菌糸の森のコウイカさん】の中でも小さめ。
作品のテーマはかわいくないですが、この子はとてもかわいい個体です。
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【エキーヌス ペンタゴニューム プクプク】(1)
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(部分を拡大 タップするとさらに大きな画像で見れます)
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(下から光を入れたところ)
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【エキーヌス ペンタゴニューム プクプク】(2)
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(部分を拡大 タップするとさらに大きな画像で見れます)
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(下から光を入れたところ)
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【エキーヌス ペンタゴニューム プクプク】(3)
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(部分を拡大 タップするとさらに大きな画像で見れます)
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(下から光を入れたところ)
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それではみなさま
今月もグラス2Hオークションをよろしくお願いします
いそのもドキドキワクワク、その日を過ごしています。
グラス2Hオークション・・・http://2h.wcs.jp/
2022/01/27 15:57 Update

いそのん劇場【未確認化石-UF004-の復元作品】

11月14日にやまのパンダ屋で開催された「いそのん劇場」の
ご挨拶文と写真をご紹介します
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むかしむかし、大昔、恐竜が居た頃よりもっとむかし、地球上では生物の大量絶滅がありました。
古生物の世界ではその大絶滅を境に、それ以前を古生代、それ以降を中生代と呼んでいます。
化硝研究所では、その中生代と古生代の間に、知られざる地質年代【ギャプス紀】があるとして、
そこから発掘された化石の復元にとりくみ、ギャプス紀の世界がどういうものであったかを少しでも
解明しようと試みています。

今回のミッションは未確認化石UF004の復元。
3人の博士から3つの異なる復元モデルが届きました。

いそのん劇場では、その博士のひとりである礒野が、他の二人の博士の作品とともに、
今回の復元モデルの実物とその生物の概要をここでみなさまに見ていただこうとこの場をしつらえました。
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未確認化石-UF004

化硝研究所のアンモ所長の依頼に、3人の作家が乗り気で熱中して取り組んだことは、
ここにある作品を見ていただくと、感じていただけるかと思います。
3人の博士が感じる、ものづくりのワクワクと、知られざる時代を想像するワクワクを
みなさまもぜひ、ともに感じてくださいませ。

注1:ギャプス紀は架空の地質年代です。
注2:アンモ所長と化硝研究所のおはなしは,Co展のコンテンツのひとつ、【化硝研究所】
をごらんください。

2021年11月 礒野昭子
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2021/11/20 19:37 Update