自分が生み出したひとつひとつの作品がそれぞれのオーナーさんの人生のかたわらに居て、それからの物語を紡いでいるであろうことが、いつも私をドキドキわくわくさせます。
そして自分の生み出した作品をとっかかりに、まわりから新しい物語や動きが生まれたり、何かがはじまったりすることもまた、私をドキドキわくわくさせます。
今回の【一年サナギ】の企画は
「百年なんてまってらんない」とのたまうグラスタウン町長のアイデアと
その制作を受けて立ったサバヲ、
そしてカエル星人のテクノロジー、この3つの力によって生まれました。
とっかかりは自分自身が生み出した【百年サナギ】
それは礒野にとってすごくワクワクする出来事です。
今月後半に買い主を募集する1番から15番の【青】のサナギさん。
そして来月前半に買い主を募集する16番から30番の【春】のサナギさん。
どの子もとんがった頭とぷくぷくのお尻が特徴です。
見て欲しいのは1匹1匹異なる色の重ね。
【一年サナギ】はいくつもの色を透明の袋につめて固めたしずくのよう。
これこそガラスならではの魔法の魅力!
胸元から、もしくはポケットやカバンの中から、時々光りにさしあげて透かしてみて欲しいと思う子たちです。
さあて、町長さん! お世話の方法も教えていただきました。
では買い主になったら1年後にほんとうに羽化がみられるのでしょうか?
町長さん!期待して良いでしょうか?
どういうことになるのかこの先とっても楽しみです!
見守ってくださるみなさんも、ぜひごいっしょにわくわくを!
ーーーーーーーーーーーーーーー
この会場には、【一年サナギ】のほかに、ふた組の作品を展示しています。
ひとつは素焼きのサナギさんたち。
これはスタヂオiでこれから登場する作品につながる創作のカケラといえるもの。
そして【ご近所さま(イノシシ)】
フンフン吹き散らしたタンポポのタネと蹴散らした野の花を内側の世界に、芋づるを身体にまとって登場。
2021年3月 礒野昭子
青の【一年サナギ】の抽選販売お申し込みのご参加は、25日夕方7時までです!