いそのん劇場【未確認化石-UF004-の復元作品】

11月14日にやまのパンダ屋で開催された「いそのん劇場」の
ご挨拶文と写真をご紹介します
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むかしむかし、大昔、恐竜が居た頃よりもっとむかし、地球上では生物の大量絶滅がありました。
古生物の世界ではその大絶滅を境に、それ以前を古生代、それ以降を中生代と呼んでいます。
化硝研究所では、その中生代と古生代の間に、知られざる地質年代【ギャプス紀】があるとして、
そこから発掘された化石の復元にとりくみ、ギャプス紀の世界がどういうものであったかを少しでも
解明しようと試みています。

今回のミッションは未確認化石UF004の復元。
3人の博士から3つの異なる復元モデルが届きました。

いそのん劇場では、その博士のひとりである礒野が、他の二人の博士の作品とともに、
今回の復元モデルの実物とその生物の概要をここでみなさまに見ていただこうとこの場をしつらえました。
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未確認化石-UF004

化硝研究所のアンモ所長の依頼に、3人の作家が乗り気で熱中して取り組んだことは、
ここにある作品を見ていただくと、感じていただけるかと思います。
3人の博士が感じる、ものづくりのワクワクと、知られざる時代を想像するワクワクを
みなさまもぜひ、ともに感じてくださいませ。

注1:ギャプス紀は架空の地質年代です。
注2:アンモ所長と化硝研究所のおはなしは,Co展のコンテンツのひとつ、【化硝研究所】
をごらんください。

2021年11月 礒野昭子
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2021/11/20 19:37 Update

今月のグラス2hが終わりました。

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見守ってくださったみなさま、そして何よりも入札に参加してくださったみなさま
どうもありがとうございました。

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【ウゴウゴタケのコウイカさん】はこんなラベルの箱で旅立ちました。

グラス2hが終わって、現在礒野は化硝研究所の任務に打ち込んでいます。
任務は古生物のガラスでの再現です。
締め切りは今月末。
こちらもまた、楽しみにしてくださいませ。
2022/01/27 15:57 Update

今月のグラス2Hオークション

さて、このところ数回に分けて、ふたつの作品
【ウゴウゴタケのコウイカさん】あばれ玉 と
【ダンゴムシちゃん】を紹介してきました。

明日開催されるグラス2Hにはもう1匹
コレクターさんから【蛙、海のカケラを抱く】が出品されています。

オークションには、見守り、応援、野次馬よし
もちろんご参加は、なおのこと嬉し!

いろんな形で楽しんでいただければ、と思います。

そしてオークション会場とこの「けろけろ。」のページで、写真と文を通して礒野の世界観にほっこりしてくださいませ。

では明日22日はグラス2H会場で!
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グラス2Hオークション・・・http://2h.wcs.jp/
2022/01/27 15:58 Update

【ダンゴムシちゃん】

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今月グラス2Hオークションに登場するのは、【ダンゴムシちゃん】
この作品をみなさまにもっと知ってもらいたくて、あらためて誕生させました。

優しい丸い塊のガラスの【ダンゴムシちゃん】を握り、その内部をのぞくと、菌類の間で小さなモゾゾが3匹棲む世界があります。
外形のダンゴムシには節があって、内部の世界は場所によって見えなくなったり拡大したりします。
そんな中をあちらこちらの向きから覗き込み、この宝物の中のモゾゾたちの暮らしをそっと見ることで、私はほっこりした気持ちになります。
(グラス2H【ダンゴムシちゃん】のページ原稿より)

【ダンゴムシちゃん】をを握り
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中をあちこちから覗くと
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こめつぶよりちっちゃなモゾゾの暮らしている場が見えます。

3匹のモゾゾの2匹は水場で向かい合い、1匹は少し離れたところに居ます。
3匹の関係はわからないのですけど、仲良しだったらいいなあ、と思うのです。
それぞれの性格を想像したり、このあとそれぞれはどう動いて何をするのかと考えてみたり、じっとながめながら飽くことがないのです。

ダンゴムシちゃんの中の世界は大きく分類して3層になっています。
ガラスの中の地面といえる芯に近い層には、水たまりや粘菌の子実体やチャダイゴケや虫コブから想像したモチーフがあります。
一番表面の層には地面を覆う落ち葉や樹皮や先述と違う切り口でチャダイゴケから想像したモチーフがあり、下の世界を部分的に見えなくしてモゾゾたちを守っています。
間の層には空気に含まれる水滴や生き物から出る粘性のものが、小さな泡粒やガラスのうねりとして存在します。

今月のトップページにも「ダンゴムシとわたしの小さなおはなし」と題して【ダンゴムシちゃん】をとりあげています。
こちらの写真のダンゴムシは別の個体ですが、おはなしとともにあらためて見ていただけると嬉しいです。
トップページ・・・http://iso.cx/index.html
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オークションが終了しました。ありがとうございました。
後日このページを読まれる方の為にこちらにオークションでの【ダンゴムシちゃん】の紹介記事を転載しておきます。
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庭の片隅の少し湿気た吹きだまりの下や山の樹々のふりつもった落ち葉の下を覗き、じっと目をこらして見るという楽しみがあります。
じっと見ていると、そこには小さな生き物たちの世界があることがわかります。
小さなトビムシやワラジムシ、ちいちゃなヤスデ、蟻さんやらハサミムシやら。
そしてそんなちいさな子たちのまわりを囲むのは落ち葉をごはんにして分解する菌類の数々。
じっとながめていると、そのちいさな世界に愛おしい気持ちがわきあがってきます。

記憶をたどればそういう楽しみの一番最初は幼稚園のころ遊んだダンゴムシだったように思います。
そして、たくさんの人が私と同じ経験の記憶をもっていると思います。

この作品【ダンゴムシちゃん】は、そんな記憶を持った人が、電車の中でも、仕事の合間でも、家事や介護の合間にも、いつでものぞける小さな世界を魔法のお守りのように持つということをイメージして生み出しました。

優しい丸い塊のガラスの【ダンゴムシちゃん】を握り、その内部をのぞくと、菌類の間で小さなモゾゾが3匹棲む世界があります。
外形のダンゴムシには節があって、内部の世界は場所によって見えなくなったり拡大したりします。
そんな中をあちらこちらの向きから覗き込み、この宝物の中のモゾゾたちの暮らしをそっと見ることで、私はほっこりした気持ちになります。

そしてこの作品を覗き込む方におなじくほっこりした幸せな気持ちになっていただくことを願っています。
2021/10/22 23:13 Update

【ウゴウゴタケのコウイカさん】あばれ玉(3)

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【ウゴウゴタケのコウイカさん】昨日は拡大で見ていただきました。
いかがでしたでしょうか?
素敵だったでしょう?

今日はずしっとしたコウイカさんを自分の手に乗せたつもりでごらんになってください
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目の下のふくらみが、なんともチャーミング
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8本の足がつくるこのフォルムがとても好み。
穏やかな時のイカさんのしぐさです。

後ろから見た姿や下側の姿もごらんください。
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ムチムチのからだにはムチムチのウゴウゴタケが詰まっています。
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粘菌の子実体や謎のワームがひしめきあっています。

ご紹介しながら、だんだん手放すのが惜しくなってきました・・・・・・・。
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今月のグラス2Hオークションは22日
カエル星人から【ウゴウゴタケのコウイカさん】あばれ玉と
礒野から【ダンゴムシちゃん】
コレクターさんからは【蛙、海のカケラを抱く】が
出品されています

グラス2Hオークション・・・http://2h.wcs.jp/
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Leパンダとカエル星人と【スゴいか】さんにまつわる、楽しいおはなしはスタヂオiでどうぞ!
スタヂオi・・・http://iso.wcs.jp/
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2021/10/19 20:39 Update
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