いそのん劇場【糞玉とダイコクコガネモドキ】

今月6月11日にやまのパンダ屋で開催された毎月一日だけの礒野お手製の展覧会「いそのん劇場」の様子をご紹介します。
sen506.jpg
ke24_06_18f.jpgke24_06_18g.jpg

ごあいさつ

【糞玉とダイコクコガネモドキ】

今月のいそのん劇場では、作品【土に還る】と糞玉の袋を糞玉で暮らす幼虫の気持ちで見ていただきます。

【土に還る】はダイコクコガネモドキ、今度は雌♀(46g)。

糞虫、糞玉、フンフンフン
糞、クソ、うんこ、便、
さて糞と言えば、汚いもののイメージがありますが、ほんとにそう?

その内容は、分解しきれなかった食べ物、腸内に住んでいた微生物のご遺骸、水分、などなど。

土を肥やし、植物や菌類を喜ばす、栄養価の高いかたまり。
糞そのものは汚くはない。

なのになぜ、汚いと思う?
これはきっと寄生虫のことがわからない時代の、赤痢やコレラの正体がわからない時代の、ヒトの歴史の重なりが考えた「危険だから糞をまるごと汚いと思って避けろ」という作戦。

私は食べるものには火を入れることにして、糞ではなく赤痢やコレラや寄生虫そのものの感染を避ける作戦で、糞を嫌うのをやめました。

先入観をとっぱらって見ると、糞に集まる糞虫にはその姿のかわいいものが多い。
姿だけでなく、行動がまたかわいい。
ホカホカした糞に、よってたかってちぎりとり、団子に丸めて転がして、四方八方散っていく姿がかわいい、押したりひっぱったりえっほえっほと働く姿もかわいい。
卵を産みつける糞玉(糞団子)もとってもかわいい。

そんな糞虫ファンのいそのんが生んだ「ダイコクコガネモドキ雌♀」
中に仕込んだ小さなタンポポの綿毛(ガラスです)、外を覆う糞玉の袋(羊毛です)、その他もろもろ周辺のしつらえ、全部あわせて、本日のいそのん劇場をお楽しみくださいませ。

2024年6月 礒野昭子
sen506.jpg
会場風景
ke24_06_18b.jpg

ke24_06_18d.jpg
ke24_06_18e.jpg
sen506.jpg
会場には、礒野がこれまで拾いあつめてきた糞虫のコレクションも展示しました。
ke24_06_18c.jpg


さてこの糞虫、世界にはたくさんの種類がいます。
有名なのはファーブルが本に書いたオオタマオシコガネやエジプトのミイラに添えられたスカラベではないでしょうか。

日本にも、たくさんの種類の糞虫がいます。
カブトムシ弱サイズから、カナブンサイズ、ゲンゴロウサイズ、アリさんサイズと、いろいろな大きさの種が居ます。
意外と身近に居ることもあるのですが、それと気が付かずにいるかもしれません。
野生動物がいるところ、家畜を放牧しているところでは、夏にあちこちを飛びまわるのをみつけることがあります。
猫トイレの掃除をしていて、みつけたこともあります。

ここにあるのは、これまでみつけた(もらったものも)糞虫のなきがら。

死んだふりでなく、本当に死んでいるものだけ持って帰るので、これまで出会えた糞虫のうちのこれはごく一部です。
一般的な甲虫にくらべ、2等身っぽくてかわいいと思いません?
sen506.jpg
ke24_06_18a.jpg
この作品は、今月22日のグラス2hオークションに出品しています。

グラス2Hオークション・・・https://2h.wcs.jp
2024/06/18 21:13 Update

オーブ01【ウミノモト】(蛸のような、)

ke24_06_09.jpg
wand_icon_500.jpg
sen506.jpg
オーブ01【ウミノモト】(蛸のような、)
新作です。

ke24_06_16a.jpg
蛸のようなすがたの

ke24_06_16b.jpg
ウミノモト。いのちがぎゅぎゅっと、つまってます。

ke24_06_16c.jpg
表面をながれるのは例えばバクテリアのような小さな生き物のたまり。
表層は魚の群れ。
中層にいるのはクモヒトデ、底にはチャツボボヤや刺胞動物やケヤリムシ。

重さは約57g  33(高さ)x30(身幅)x33mm(奥行き)

「ウミノモトは命のもと。
すくいあげた海の水は、蛸のかたちになった。」という宝玉
同じ【ウミノモト】であっても(鯨のような、)とは、楽しみ方が全く違うもの、という想定で誕生しました。

「いそ劇スペ展」で実物をご覧にいれるのが待ち遠しいです。
実物、ほんとに良いです。

sen506.jpg
この蛸?の姿の【ウミノモト】をたまらなく気に入って、自分の子用の連れ歩き袋をつくって、ワタクシ早くも連れ歩いて愛でています。

うちの子はあばれ玉なので、少しおかしなところもありますが、、、。

連れ歩き袋には宝貝(使い込むとツヤツヤになります)をとりつけて
ke24_06_16d.jpg

身につけた自分からはこんなふうに見えます。
ke24_06_16e.jpg

見ても見ても飽きない宝玉を、いつも見てられる連れ歩き袋。

すごく良かったので「いそ劇スペ展」に登場の子にも、私と同じ連れ歩き袋をあつらえてあります。

sen506.jpg

「いそのん劇場スペシャル展」について・・・http://www.iso.cx/kero/0802
2024/06/16 22:22 Update

オーブ23【蛙、海のカケラを抱く】

ke24_06_09.jpg
wand_icon_500.jpg
sen506.jpg
オーブ23【蛙、海のカケラを抱く】

代表作中の代表作の蛙さんは、やっぱりかわいい。

では顔をあわせて、ごあいさつ
ke24_06_15a.jpg

少し横を向いてもかわいい
ke24_06_15b.jpg

抱えている、海のカケラも見せちゃいます
ke24_06_15c.jpg

寄って寄って
ke24_06_15d.jpg

さらに寄って
ke24_06_15e.jpg

重さは約51g  35(高さ)x31(身幅)x31mm(奥行き)

海の中ではクラゲさんだけが、表面ちかくにぽわんと浮いているのです。
他の生き物たちがいるのは、その向こう、少し深いところです。


「いそのん劇場スペシャル展」には、海の色の子も登場します。
sen506.jpg

「いそのん劇場スペシャル展」について・・・http://www.iso.cx/kero/0802
2024/06/15 20:24 Update

オーブ21【大地の記憶】

ke24_06_09.jpg
wand_icon_500.jpg
sen506.jpg
オーブ21【大地の記憶】
ke24_06_14a.jpg

ke24_06_14b.jpg

ke24_06_14c.jpg

重さは約73g  45(奥行き)x37(身幅)x32mm(厚み)

丸まった三葉虫の姿のずっしりしたカタマリ。

味わってほしいのは、透明部分の見飽きぬ景色。
そして不透明部分のザラザラとぶつぶつの気持ちよさ。


「いそのん劇場スペシャル展」には、このひときわ大きい1匹のほか、2種類の三葉虫が登場します。
sen506.jpg

「いそのん劇場スペシャル展」について・・・http://www.iso.cx/kero/0802
2024/06/14 21:23 Update

オーブ07【土神さま】

ke24_06_09.jpg
wand_icon_500.jpg
sen506.jpg
オーブ07【土神さま】
ke24_06_13a.jpgke24_06_13b.jpgke24_06_13c.jpg
重さは約36g  30(高さ)x29(身幅)x29(奥行き)mm
新作です。

ナマカフクラガエルに似ていますが、土神さまです。
お野菜を植えたり、お花を増やしたりしていると、土を肥やしてほくほくにしてくれる土神さまたちの存在を感じます。
土神さまと一緒にいるのはみみずさん、トビムシさん。

ナマカフクラガエルに似ているので、ピーピー鳴くかもしれません。


【土神さま】は「いそのん劇場スペシャル展」に登場します。
sen506.jpg

「いそのん劇場スペシャル展」について・・・http://www.iso.cx/kero/0802
2024/06/13 21:21 Update
    Home