いそのん劇場【ヤムヤム果実とクリスマスのおはなし】

12月12日にやまのパンダ屋で開催された「いそのん劇場」の
ご挨拶文と写真をご紹介します
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【ヤムヤム果実とクリスマスのおはなし】
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ある日いそのんから12の【ヤムヤム果実】とひとつのおはなしが、グラスタウンの町長さんに託されました。
それはクリスマスの18日前のことでした。

その日からこの作品とおはなしは、町長さんの手と
いそのん自分自身の手で、ふたつの方向からつづられていきます。

町長さんを通してのおはなしはグラスタウンのサイト 「Co展」 で。
いそのんからのおはなしは自らのサイト 「けろけろ。」 で

今日このいそのん劇場ではこの12個の熟れ熟れの実の実物を見ていただきます。
微妙な透明感や、蟲の下から漏れるさし色、ちらりとみえる果物の中。
そして手にもってみてください。
そうしてガラスの重みと温度を感じてもらいます。
上に乗っている蟲とも目があうかもしれません。
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【ヤムヤム果実】ぶどう色の実

そしておはなしはこれからどうなっていくのか?
今回のいそのん劇場は、この先の展開のイメージをほのめかす空間のしつらえにしています。
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洞窟の中ではいつも頭上を気にしなくてはなりません。
光はライトのいく先だけを照らします。
そしてそこに現れたのは・・・・・・
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「ここに、12の色の12の形の【ヤムヤム果実】があります。
どれも熟れ熟れの果実です。
2021年この年、いそのんは世界を見てまわることができないでいました・・・・・・・」

こうやってはじまった今度のおはなし、
この先、ものがたりはどうなっていくのか?
それを想像しながら今日は12個の【ヤムヤム果実】を見ていただきたいと思います。

2021年12月  礒野昭子
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【ヤムヤム果実】青緑色の実

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【ヤムヤム果実】あい色の実

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【ヤムヤム果実】水色の実

暗闇の中で、後ろから光をあてると、果実の内部の色が透けてみえます。
2022/05/15 19:43 Update

【ヤムヤム果実】のおはなし(5/14)

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【ヤムヤム果実】ピンク色の実
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ここに、12の色の12の形の【ヤムヤム果実】があります。
どれも熟れ熟れの果実です。
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これはいそのんからお届けするクリスマスまでのおはなし
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次の日の朝、
いそのんは元来とてもお寝坊なんですけど、その日ははやばやと目がさめました。

ヘッドライトと、ロープとハーネス。
携帯用の折りたたみヘルメットとカラビナに下降器、そしてリュックを持って、昨日の場所に行ってみることにしました。
地中でどこまで電波が届くかわかりませんが、一応スマホも持って行きます。
怪我とかしたら、救急車を呼ばなくてはいけませんからね。

昨日の場所には、やはり地面にぽっかりと開いた穴がありました。

ロープを穴にたらしてみると...
穴の底まで垂直に50メートル、穴の底は光がとどかないので様子はわかりません

いそのんは、頭に付けた懐中電灯をつけて、ゆっくりと降りていきました
しばらくすると、足の裏が地面をとらえました
穴の底についたのです。
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2022/04/19 9:51 Update

【ヤムヤム果実】のおはなし(4/14)

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【ヤムヤム果実】黄色の実
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ここに、12の色の12の形の【ヤムヤム果実】があります。
どれも熟れ熟れの果実です。
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これはいそのんからお届けするクリスマスまでのおはなし
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山の木立の暗闇の中。
落ち葉の溜まったおおきなくぼみの中に、人ひとり入っていけそうな穴を発見。
これはぜひとも中を見てみたい。

でも、今は夜です。
洞窟に入るときに、大事なことがあります。
できれば、暗い時には入らない方がいいのです。

どうせ中は暗いじゃん?昼でも夜でもいっしょじゃないの?

そう思うでしょう?
でもちがうんです。
夜だと、そこに出口があってもわからないのです。
昼だと、穴の口が近づくと、光があることでそこが外だとわかるのです。

その状況の違い、想像できたでしょうか?
ほら、昼と夜ではぜんぜん違うでしょう?

いそのんは、次の日、明るい時に出直すことにしました。

その日はでんでんむし探しもやめて、早めにおふとんにはいりました。

でもわくわくしてなかなか寝れなかったんですけどね
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小さなLEDライトで背後から照らしたところ
2022/04/19 9:51 Update

【ヤムヤム果実】のおはなし(3/14)

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【ヤムヤム果実】赤色の実
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ここに、12の色の12の形の【ヤムヤム果実】があります。
どれも熟れ熟れの果実です。
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これはいそのんからお届けするクリスマスまでのおはなし
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その日、日が暮れて晩ご飯も済んだところで、いそのんはでんでんむし探しに山にでかけました。

ここのところ、身近なところででんでんむしの部族をいくつか発見、同じ場所に棲む幾種類もの部族ごとに、慣習や性格が違うことなども少しづつわかってきたところです。

でんでんむしって夜行性なんですよ。
なので懐中電灯を持って暗いところを探すと、昼間より活発なでんでんむしと出逢うことができます。

そういうわけで、いそのんはときどき暗くなってから山の木立の中にわけいるのです。
山の中ではときどき、ガサガサと何か動物の動く音がします。
ドキドキもしますが、同じ山の住人、
嬉しい気持ちの方がおおきいのです。


その日は、いつもと違うルートを通り、いつもと違う木立のなかに入って行きました。
すると、地面に落ち葉のたまった大きなくぼみをみつけたのです。

なんとなく変な気がしたので、足元を確かめながら降りていくとちょっとびっくり。

そこには人ひとり入れそうな大きな穴があったのです。
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小さなLEDライトで後ろから照らしたところ
2022/04/19 9:52 Update

【ヤムヤム果実】のおはなし(2/14)

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【ヤムヤム果実】オレンジ色の実
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ここに、12の色の12の形の【ヤムヤム果実】があります。
どれも熟れ熟れの果実です。
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これはいそのんからお届けするクリスマスまでのおはなし
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2021年この年、いそのんは世界を見てまわることができないでいました・・・・・・・・・・・・

理由はみなさまご存知の感染症対策です。
ヒトとヒトを乗り継いで繁殖するウィルスに過剰にチャンスを与えない方がいい。
そういうわけで、遠くまで、ましてや海外まで出かけることはできなかったのです。

でも、いそのんはヒト以外の生き物も大好き。
身近で行き来できるところ、主に紀伊半島の湿地、海岸、山の中に目を向け、ヒトの居ない場所で新しい発見をたくさんしたのです。

例えば、ある河口ちかくの湿地帯では、みんなでリズムを合わせてハサミを振る小さなカニの国をみつけました。
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                   おそらくチゴガニくん一族

例えば津々浦々の海岸線を見てまわって、打ち上がる貝殻のパターンから、海の中の様子を推察したり、殻の成長の法則を考える楽しみをみつけました。
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砂に棲んでる貝たち  イタヤガイ  マテガイ ツメタガイなどなど
打ち上がるカイガラはカイのゴイガイ(ご遺骸)な〜んて

そんなふうに、いそのんはこの2021年を過ごしていました。

そしてある日・・・・・
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小さなLEDライトで後ろから照らしたところ
2022/04/19 9:53 Update
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