今回のカリマンタン島の旅は、今までの旅と全然違うところがありました。
何が違うって、あらかじめの情報がまるでなかったのです。
それだけに冒険感は増大!
ブキッ・バンキライ、ムタイ川流域、サンガタから望むクタイ国立公園、それぞれ行き着くまでを含めて、知らないことを知る、楽しい経験満載でした。
【ブキッ・バンキライのごろりん10本足】
ブキッとは、インドネシア語で丘のこと。
この子とはバンキライの丘と呼ばれるところをうろうろ歩き回りました。
ここではたくさんの種類の樹木に出逢えました。
上の赤い花はジャングルの大きな樹の根元近く、太い幹から直接花を咲かせていたもの。
つる性のヤシ、ラタンをみつけたり、奇妙な一本角のトゲをもつアリの群れをみつけたりしました。
このアリ、蟻かシロアリか、わからないのですけど、熱帯雨林では植物の分解にとても大きな役割をはたしているように見えました。
この子は、屋内で見るのと太陽光で見るので違った印象を与えるかもしれません。
戸外で見ると、グレーと淡いワイン色が角度によって層に見え、不思議な魅力を醸し出します。
屋内ではその色が混じって見えます。
1つめの写真(赤い花の隣)は戸外のもの。
2つめ写真(4枚組)は屋内で撮ったもの。
見比べてみてください、変化がわかります。
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ブキッ・バンキライで活躍したギヤキャプくん
【ムタイのごろりん10本足】
この子とは、遥か川をさかのぼり、広い広い水郷地帯を旅しました。
道路は川、移動はボート、お店は川に浮かび、学校やモスクは水にたてられた足場の上に建設されている、そんな土地でした。
人々は、濁った水の中でとれる沢山の魚を干物にして輸出し、ツバメの巣を採るためのツバメのための建物をを建て、豊かにくらしていました。
両岸をジャングルにはさまれた川面にはサガリバナが点々と流れ、カワセミが飛び、見えない川の中にはワニや大きなトカゲや、淡水イルカが暮らしている、このごろりんと旅したのはそんな場所でした。
この子はブルーともグレーとも言える、シックな色目の子。
正面を向けて座らせた時に少し傾いて揺れながら座るのがとてもキュートです。
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ムタイで活躍したギヤキャプくん
【サンガタのごろりん10本足】
ヒトも食べる巨大ワニの棲むサンガタ川を渡って訪れた自然保護区はとても印象的な場所でした。
背の高い樹木のはるか上ではオランウータンが暮らす気配があり、地面にはたくさんのキノコや粘菌、たくさんの種類の蟲達。デンデンムシに見えるけれど、蓋があるからタニシ達だとわかる、かわいい陸生貝類たち。
のびのびと、ジャングルの腐葉土のなかでオレンジ色のタマヤスデが歩き回る光景はなんとも楽しいものでした。
ジャングルの似合う緑のこの子は身体の色と足の色がくっきり違うのが他の子には無かった個性です。
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サンガタで活躍したギヤキャプくん
今月のグラス2Hは、23日です。
3匹の「ごろりん10本足」をよろしくお願いします。
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また、今までのごろりんのおはなしやギアキャプくんの仕様書などは「おまけ」のページにまとめて掲載しています。