【八月の蛸】

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この作品【八月の蛸】は卵のお世話をするお母さん蛸が主人公。

岩陰に産みつけられた房状の卵を狙って、魚達が隙あらば!と寄ってきます。
ヒトも、そんな蛸さんに出逢ったら、ついそばまで潜っていってじっと見たくなります。
まわりに現れるものたちの興味や好奇心を計るように、じっとこちらを見つめるお母さん蛸の、身体が白っぽいのは警戒しているせい。
そして筋肉でもりあがった正面の足は、子供達を守るように海部分を抱きかかえています。


この個体の海中には、卵塊と、クラゲと、イソギンチャクやホヤのようなもの、などが棲んでいます。(isoのサインもあります)
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卵やクラゲやほかのいろいろは、八本足のあっちこっちの隙間から見ることができます。

卵塊は海の水の流れで揺れているようなイメージ。
そしてお母さん蛸から見えない後ろ側にはクラゲが1匹漂っています。
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暗いところで小さな懐中電灯などで光をとおしてやると、とおす場所によって、海中が青く染まります。
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右は光をとおしてやったところ

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この個体のぶら下げの重心は、頭部が上、足先が下。
私の手では、ぐっと握って、隙間から蛸さんが見えるくらいの大きさです。
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自画自賛ですが、とってもかわいいのです

佐竹ナマリガラスと金、銀箔を使用
isoのサイン入り(発見難易度はレベル2)
  
体重:54g 高さ:41mm 幅:30mm 奥行:29mm
2022/02/23 20:49 Update
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