【菌糸に森のコウイカさん】いそのんのネットで弘法さん

【菌糸の森のコウイカさん】61g
49000円(税込 送料別)
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(写真はクリックすると大きくなります)

外側は眠そうな目をしたコウイカさん
身体の内部の世界は菌類の満ちた世界。
一見ファンタジーのように見えるかもしれませんが、これってたくさんの常在菌と共生する、私たちそのもの。
私はたくさんの生き物が自分をつくっているということが嬉しくてしかたないのです。

さて前月の登場は【菌糸の森のヤリイカさん】でした。
同じテーマの作品なので、その時の紹介文をこちらにも転載します。
もう一度、読んでああ、いそのんはこんなことを書いてたな〜と味わってくださいませ。
・・・・・・・
そもそものテーマは、「生き物の中には生き物の棲む場所がある。」ということ。
私たちの中にもたくさんの菌類例えば大腸菌が棲んでいて、私たちと共生しているということ。
さみしいと思う時でも彼らはずっといっしょにいるし、自分に価値を疑う時だって、自分がただ生きてるだけで何億という命にすみかを与えているということになる。
そういうことに思いいたると、なんとなくほっこりと嬉しい気持ちになる。

そういう幸せな気持ちに至れるといいなあと思って、創ったのがこの【菌糸の森の・・・】

かつて獣医学部に在籍中に寄生虫学の中で教えられたこと、「本来の宿主と違う生き物についてしまったために、相性があわず、宿主を痛めつけることになることがある」というおはなし。
今回の新型肺炎のはなしも、そんな側面もあるやもと思ってしまうのです。
コロナくんも、ほんとはコウモリに棲んでいる方が宿主ともども幸せだろうにね・・・と。
お互いにうまくいく関係をつくれたら、優しい気持ちでほっこりできるのにね。



この子はジャンケン抽選販売
お申し込み方法は19日の午前中に発表です。
お申し込み締め切りは21日夜9時予定
2022/01/21 22:32 Update

【森に棲むもの(おサカナ)】いそのんのネットで弘法さん

【森に棲むもの(おサカナ)】(55.3g)
50000円(税込 送料別)
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外側のカタチはサンショウウオからニュアンスをいただきました。
内部は森の中のわき水のたまりや渓流を彷彿させる水の中の世界で、根っこをのばした花や、蟲たちがうごうごごそごそくらしています。
そして、小さな青いしっぽのおサカナが3匹、そこには棲みついています。
この森に棲むもののしっぽちゃんもおしりからしっぽにかけて青く、その青さが水の世界をじわっと染めています。
よく見ると下地にもいろいろな文様が隠れています。
なぜか、わたしには生真面目に見えるしっぽちゃん。
一生懸命生きてる感じがとても好きです。

この作品の骨になるおはなしは、こちらに掲載しています。
「いそのん劇場【森に棲むもの】」・・・http://www.iso.cx/kero/0421

この子はジャンケン抽選販売
お申し込み方法は19日の午前中に発表です。
お申し込み締め切りは21日夜9時予定
2022/01/21 22:32 Update

【蛙、海のカケラを抱く】

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【蛙、海のカケラを抱く】
そとは淡水のシンボルとしての蛙
中はクラゲの泳ぐ海水の世界
このふたつの世界がいっしょになって、まるで私たちの住む水の惑星のようなひとつの世界をかたちづくっているのです。
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「蛙とショートストーリー」
これまでに公式サイトで掲載してきたおはなしを一部を抜粋し掲載しました。

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ほら、あの空を見てごらん?
青い空に白い雲。
空にモヤッと浮かぶあの白い雲。
あの白い雲はきっと昨日ここに降って僕をぬらした雨だ。

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アカハライモリは水からあがってのそのそと。
みんなここから消えてしまった。
僕が居るのは緑の水草の間。
消えたみんなは、それぞれどこかで冬支度。

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イチョウの葉っぱが黄色になって、
ハラハラと落ちてつもった。

ハラハラ、ハラハラと落ちつづけ、
もう地面も見えない。葉っぱと光の金色しか見えない

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寝ている間にそろりそろり。
ぷにぷにを近くで視るチャンス。
そして今度はそろ~りそろ~り。
気付かれぬ間にぬきあしさしあし。

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冬の日差しが、林の中の小道にもさしています。
からからに乾いたクヌギの落ち葉が、絨毯のように道を覆っています。
「僕はこの道を通る。ここで遇ったのもご縁だし、一緒にお散歩しないかい?」

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「だいじょぶだよ。」そう言ってる?
「好きだよ。」って言ってる?
蛙さんがぢいっと私をみつめるので、私もぢいっと蛙さんをみつめ、 そして私はなんだか嬉しくなって、 蛙さんと一緒に草の上に座って、一緒に風に吹かれてみました。

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礒野昭子の公式サイト・・・http://iso.cx/
2020/09/30 19:12 Update

【進化のおはなし】ステガちゃんの世界

「進化のおはなし」シリーズより
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作品タイトル
写真向かって左【陸にあがって】【桜の花までとべました!】


【陸にあがって】
赤い実に黄色いお花のヘビイチゴは、お日様の下で地面を這って伸びるバラ科の植物です。
そこにピタリと張り付いているのは、浅い水の中から陸にあがってきた両生類のステガちゃんです。
どこでどうやって暮らしていくか、ステガちゃんにとってもヘビイチゴにとってもそれは生きていく上で重要な選択なのです。
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【桜の花まで飛べました!】
地上に上がって来たステガちゃんですが、今度はお空に行きたくなって、にゅいっと羽をはやしました。だけど、羽はとってもちいちゃくあんまり遠くへは飛べません。
まだ 桜の花の付いた枝のあたりまでが、せいいいっぱいなのです。

このステガちゃんがしがみついている桜もバラ科。
同じバラ科でも遺伝情報の一部がどこか違って、その結果こんなに違う植物に育つのは不思議な感じがします。
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進化のおはなし・・・
http://www.iso.cx/gallery/gekijou/extra01/shinka.html

礒野昭子の公式サイトはコチラ・・・http://iso.cx/
2020/09/30 19:13 Update

【ご近所さま(コトリ)】の世界

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【ご近所さま】(コトリ)

お天気の良い日、寒くて雪のちらつく日、少しくらい雨が降っている日、私はいつも屋外で朝ご飯や昼ご飯を食べます。
そのすぐそばの大きな樹のたくさん分かれた樹には、たくさんの種類のコトリたちが飛んできてとまります。
チチチチ、ジュッ!ジュッ!といつも賑やかな姿はとてもかわいい。
でも私が身動きをすると、一瞬で飛んでいってしまうのです。

足下でうっそうと茂っている冬イチゴの中からもゴソゴソと音がして、赤い宝石のような実を食べているようです。
どんなに熱心に食べていても、私が少しでも近づこうものならいっせいに飛び立ってしまうのです。

私は何もしないのに、なぜそんなに逃げる?
私は平和で友好的なんだから、そろそろ逃げなくていいと顔を覚えてくれないかなあ。
(スズメバチは覚えてくれているのに。。)

いつまで経ってもコトリたちは臆病な【ご近所さま】
またまたフユイチゴの草むらからあわてて逃げようとしたメジロ。

私は魔法使いになったつもりで、身の回りに棲むご近所さんをガラスという石の塊に変えていっています。
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逃げてしまったメジロは、ペリドットや翡翠の仲間のような緑の石に化けました。
始めは冷たいガラスという石はずっとにぎっていると暖かくなるのです。
2021/07/19 10:24 Update
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