メッセージ欄

分類 【作品紹介】 で検索

一覧で表示する

【オオサンショウウオどぉん!】その1

ke23_02_19a.jpg
22日(水)のグラス2Hオークションに自慢の自信作【オオサンショウウオどぉん!】登場です。
自慢で自信のこの子をこの「けろけろ。」でもたっぷりご紹介します。
このオークションは終了しています
sen506.jpg
ke23_02_20a.jpg
ヒトではない生き物とぱったり出くわす。
お互い緊張するけれど、それは感激の体験でもあります。
お互いに相手を意識して、一目おいて、そして別れる。
お互いの人生が交錯する感動の瞬間

ke23_02_20b.jpg
それはだれもが多かれ少なかれ経験したことのある体験。
心にどぉん!と残っちゃうような思い出です。

ke23_02_20d.jpg
【オオサンショウウオどぉん!】はそんなよろこびの体験を芯に、出来上がった作品です。

ke23_02_20h.jpg
その肌は、護岸されていない川岸のがけや苔むした石をあらわしています。

ke23_02_20e.jpg
背中には、ねじくれてからまって茂った樹やツタがまとわりついています。

ke23_02_20g.jpg
それは1ミリたりとも生き物のいないところがないほどゆたかな山林のイメージです。

ke23_02_20c.jpg
食べる以外は殺さない。
だから、同じ場所で生きていける。
楽しげに泳ぐサカナたちがいるのはそんな環境です。

ヒト以外のいきものたちの暮らしがこれからもいつもそばにあって、私にもみんなにもたくさんのよろこびの出逢いがありますように!
sen506.jpg
グラス2Hオークションは22日(水)開催

どうぞみなさま、いそのんの世界を楽しんでくださいませ

sen506.jpg
ke23_02_12a.jpg
2022年の活動をまとめた図録が完成しました。
3月12日までの期間中は、楽しい特典付きで販売しています。
詳しくは、スタヂオiをごらんください。

いそのん2022年の作品図録ができました・・・http://iso.wcs.jp/03550
2023/04/16 19:42 Update

【陸にあがって】細かいところ編

ke22_6_19a.jpg
ke22_6_20d.jpg
今日はぐうっと眼をこらして、細かいところを見ていただきましょう。

ke22_6_20g.jpg
ステガちゃんが抱える玉の中にはヘビイチゴの赤い実や
ke22_6_20f.jpg
ヘビイチゴの黄色い花
ke22_6_20e.jpg
盛りをすぎてすこしあせた色の実があります。
そしてそのまわりにあるのは・・・
ke22_6_20j.jpg
葉や茎や葉柄、そして実の根元にガクがあります。

このヘビイチゴ、根っこからはじまった一本の茎が芯まわりをぐるっととりまき、そこからいくつもの葉っぱが出ています。(ステガちゃんの身体の下で見えないところにもつづきが入ってます)

さらによく見ると、透明の空間には細かいうにゃうにゃ(みゃくり)と細かい気泡が入っています。このところ手にするガラスにはこういう現象が多くみられます。
すきっときれいなガラスも良いけれど、礒野はもともと古いガラスが好きなので
光を乱反射させるこういう質感も好きだったりします。

質感で気に入っているところのひとつはここ
ke22_6_20a.jpg
ステガちゃんの背中側
おなか側から5層に重ねた色ガラスの、おなか側から4層目、背中側から2層目のガラスに含まれた気泡が、色ガラスの内部に透けて見えます。
これが光を透すと、いい表情をみせます。

ke22_6_20i.jpg
そしてステガちゃんの眼
ke22_6_20c.jpg
背後から光をあてると眼はさらに不思議な表情をみせます。
これがガラスの美しくて面白いところ。
sen506.jpg
今月のグラス2Hオークションは6月22日水曜日
前日の深夜0時をまわったらスタートです。
このオークションは終了しました
オークショントップページはコチラーー>


メッセージなどありましたら、礒野におたよりをどうぞ!
メール kaeru@iso.cx
2022/06/29 20:33 Update

【陸に上がって】ステガちゃんのお姿編

ke22_6_19a.jpg
このところ数ヶ月のあいだ、礒野の公式サイトとスタヂオiでは、命がつながっていくことをテーマにした2種類の作品群をおはなしや画像を紹介してきました。
パンダ屋で開催するいそのん劇場でもとりあげてきました。

その2種類のひとつは、【虫草くん(ちゅーそーくん)】。
ここでは虫(ウゴウゴ)から虫草へひきわたされる命のエネルギーの流れが主題でした。

そしてもうひとつの作品群は、【陸にあがって】と【桜の花まで飛べました】のステガちゃんたち。
少しづつ書き換えられながらつたわっていく遺伝子と生き方とつまりは命の流れが大きなテーマ。

さて今回登場するのはひさしぶりの【陸にあがって】のステガちゃん。
2022年今期のステガちゃんご紹介、締めくくりの子です。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
では、まずはこのステガちゃんの可愛いお姿を、ぐるっとご紹介。
ke22_6_19b.jpg
「はじめまして、こんにちは」

ke22_6_19c.jpg
「ぼく、ステガちゃんです。」

ke22_6_19e.jpg
「あなたはだあれ?」

ke22_6_19d.jpg
「ぼくのおシリはステキな青緑色」

ke22_6_19f.jpg
「ぐるぐるしっぽも青緑色」
sen506.jpg
今月のグラス2Hオークションは6月22日水曜日
前日の深夜0時をまわったらスタートです。
このオークションは終了しました
オークショントップページはコチラーー>
2022/06/29 20:34 Update

ステガちゃんの正体

ke22_4_19a.jpg
ステガちゃんの正体ってなんでしょう?
これまであっちこっちで書いてきましたが、デボン紀ごろに浅い海から生活の場を陸に移し始めたイクチオステガやアカントステガ、エリオプスなどがステガちゃんのご先祖様的モチーフになっています。

これらの生き物たちは、骨格が化石になって発見されていて、その姿はあちらこちらの博物館でレプリカなどでみることができます。(インターネットで検索かけると写真が見れます)
その頭の骨はひらべったく身体に対して大きく、それに大きな眼窩があってなんとも奇妙でかわいい。
ke17_1_23a.jpg
いそのんによる復元画「エリオプス」


これを見てくださっている方の中には、古生代マニアさんもいらっしゃるでしょうし、イクチオステガとかアカントステガとかエリオプスとかシームリアとか言われても「ぜんぜんわかんな〜い」という方もいらっしゃるでしょう。

そんな方には
こちらをどうぞ
ke22_4_21a.jpg
いそのん画地質年代図

それでは、つづいてステガちゃんからの自己紹介です。
2h22_4a.jpg
「遠い祖先は水中ぐらし、その子孫は陸にあがってくらしたって。
そしてぼくは空に生きることを選んだよ。
そんなぼくには小さなつばさがあるけれど、あんまり上手に飛べなくて
一生懸命練習したら、【桜の花まで飛べました】」
ke22_4_19f.jpg

それが、【桜の花まで飛べました】のステガちゃんの正体
2022/04/28 22:41 Update

【おはよう】2022

sg22_3_ohayo1a.jpg2h22_3_ohayo2a.jpg
【おはよう】と卵を中から割って、外の世界を覗いたばっかりのステガちゃん。

ステガちゃんのご先祖はデボン紀に浅い海から陸にあがってきたイクチオステガやアカントステガの仲間。
ke22_3_20b.jpgke22_3_20c.jpg
それが生きる場所や生き方を探して進化を続け、当時のでっぷりした身体や、頭のてっぺん寄りについた目はそのままながら、今や空も飛べる小さな生き物になりました。

ご先祖さまのように、浅い海に生活していたころは、水中に柔らかい卵で生まれたかもしれませんが、ステガちゃんの今の生活の舞台は陸と空。
海中のご先祖さまには全然必要なかった硬い殻の卵から、コツコツぱりぱりとその殻を中から割って生まれてきます。

鳥のヒナは卵から出たときに最初に出逢った生き物を親と思ってなつく、という話があります。
ステガちゃんは鳥ではありませんけど、生まれてきたばかりのステガちゃん、じっと目をあわすことで、かけがえの無い関係が築けそうな気がします。


さて、ステガちゃんの身体の色のおはなしです。
空を飛ぶようになったステガちゃん。
保護色をまとっていて、とてもみつかりにくいのです。
空を飛ぶことの多いことから空のような水色が基本。
時には、桜の中にまぎれる桜色の子もいます。

きまぐれで生み出したちょっと濃いスミレ色の子、
この子が夜空を舞っていると、きっとみつけることができません。
ke22_3_20d.jpg
この子には背中にちっちゃな翼があるのが見えてます

2h22_3_ohayo1c.jpg
この水色の個体は、卵のフォルムが下ぶくれにまるっこいです。
そして嬉しい事に、平らなところでは傾きながら、自立させることもできます。
(ちょっとした窪みがあるとしっかり安定します)

ke22_3_20e.jpg
「おはよー」「はじめましてー」
ke22_3_20f.jpg
「おはよー」「はじめましてー」

ヒビのいっぱい入った卵の殻で見えない内部にも、一応身体は詰まっていて、個体によりますが上手く光を入れてやるとほんのり中の色が透けてみえることがあります。
sen506.jpg
水色の子
体重38g:身長33mm:横幅28mm:奥行き28mm
佐竹ナマリガラス
isoのサイン入り
sen506.jpg
スミレ色の子
体重49g:身長37mm:横幅28mm:奥行き30mm
佐竹ナマリガラス
isoのサイン入り
2022/04/08 19:51 Update
    Home