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写真で楽しむ【ご近所さま(でんでんむし)】

【ご近所さま(でんでんむし)】の写真を6つ。
手の上にのせて、中を覗き込む気持ちで楽しんでください。
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お日様の下で

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以下室内、正面少し下から

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首をかしげて?

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しっぽ側、ひっくり返って後方から

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ななめ上から

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正面やや上から

この作品は26日に開催のグラス2hオークションに出場です。
皆さまどうぞよろしくお願いします。

グラス2Hオークション・・・・http://2h.wcs.jp/
2022/01/27 16:16 Update

【ご近所さま(でんでんむし)】の世界

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この間、梅雨の雨の合間に、でんでんむしをみつけた。
あれ?何してる?
でんでんむしは、殻のふちを、もぐもぐぺろぺろ丹念にお掃除。

知らなかった、そんなしぐさをするなんて。
猫が身体をなめるみたいだ。

この間、草の上で、でんでんむしをみつけた。
草から草へ渡る姿はまるでアクロバット。
次の葉っぱに届かなければ、ぐっーっと身体を細くのばして、次の葉っぱをつかまえる。
頭はあっち、しっぽはこっち、あっちとこっちは離れてる。
そこを自分の身体を渡り板のようにして殻を移動していく。
あら、おみごと。

ぐーっと伸びてもとどかなければ、自分の乗ってる葉っぱをゆらして次の葉っぱをつかまえる。

知らなかった、そんなに筋肉モリモリだったとは。
まるで綱渡り、まるでブランコ乗り。

子供のころから身近に居るから、いろんな絵になって見ているから
知ってるつもりだったけど、ほんとはなーんも知らない
ご近所さまな でんでんむし

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もっと長くみつめていたら、もっともっと知りあうことができるかも。
でも動きがあんまりゆっくりだから、ごそごそするとひっこんじゃうから、
私は待ちきれなくてすぐあきらめる。

だから私は魔法使いになったつもりで、ご近所さまのでんでんむしをガラスという石の塊に変えた。

彼らが音も立てずそこで暮らしているのをいつも覚えてるように。
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今度の【ご近所さま】はぬっとりとがびがび、いろいろな成分を内包する石になりました。
宝石にたとえるならアゲートみたいな石。
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でんでんむしの中には、キノコたちやクチナシの花、土壌の蟲たちの雨の気配のしっとりした世界があります。
2021/07/25 22:21 Update

【ご近所さま(イノシシ)】の世界

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(イノシシ2号)
うちの回りでは毎日イノシシがごそごそしています。
イノシシが食べ物を探した跡は、まるで耕耘機で耕したよう、春の田植え前の田おこし状態です。

ヒトの世界では土地の境界線を引きたがるということを彼らは知ることもなし、ただただ地面だけを見つめずんずんとご飯を探して動き回る。

春先は、タケノコを食べているのをその痕跡から知り、夏の終わりにはツルボの球根を掘って食べているのをその剥いた球根の皮から知り。
今はヤマイモを掘っているらしいのを、芋をなくしてヨレヨレと垂れ、枯れていく葉とツルを見つけることで知りました。

こちらに気づいた時には一瞬とまり、そして逃げていくのですが、最近はその逃げるすがたにパニックの気配をみうけません。

もしかして、私のことを「大丈夫なヒト」と思ってくれてる?
早く彼らのご近所さまとして「逃げる必要もないヒト」に昇格したいものです。
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(イノシシ1号)

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(イノシシ3号)

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(イノシシ4号)

荒れ地を耕すのはとても大変だから、イノシシ耕耘機には大助かり。
時には困ることもあるけど、好い事もたくさんしてくれる嬉しいご近所さんです。


さていそのんの手にかかってガラスの塊になった【ご近所さま(イノシシ)】
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(イノシシ5号)
それぞれのイノシシの中に入っているのは芋のツルと葉。
そしてタンポポの綿毛がひっそりと入っています。
白い胞子がいくつか飛んで居る子も、花が咲いていたり、蹴散らされた花が飛んでいる子もいます。
2021/07/19 21:08 Update

【お弁当連れて】(お弁当はクサカゲロウの幼虫)そしてサバヲの【ミミイカさん】

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今月のグラス2Hオークションに出場中の作品です。
【お弁当連れて】
カエルさんが背負っているのはいそのんの気まぐれで、ゴミを背負ったクサカゲロウの幼虫。
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背負って背負ってということになりました。

自然界で見るゴミショイ(私はこう呼んでいます)の多くは、草や樹皮、虫の死骸などをたくさんしょって、ほとんど本体が見えません。
でも良く見たらとっても奇妙でかわいい虫さん部分が見えるのです。
礒野のゴミショイさん、頭部がステキなので、ゴミに隠れずしっかり顔を出しています。

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(お天気は曇り。空に透かした【お弁当連れて】)
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この子の写真はグラス2Hと硝芸とにたくさん載せてあります。
どうぞじっくり見てやってください。
くいしんぼうででぶっちょで、なんともかわいい子になりました。

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さてつづいての紹介は
サバヲの【この子はだあれ?】のミミイカさん
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絵本が好き、そしてなぜだか乙女心をもつサバヲらしいデフォルメのミミイカさんです。
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目の中に不思議なモヤモヤした光があります。
オパールみたいです。

「おみみ、おめめ、おでこ、で
かわいさアピールしてみました」サバヲ談
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斜め上から見たところ
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さて、今回はもうひとつ、コレクターさんからの出品があります。
【闇の森(コガネムシタケ)】
こちらはその後に【その扉の向こうには】と名付けた作品の前身になるものです。
小さめの作品ですが、礒野本人がとても好きなものです。
ツタや気根の束でできた樹の幹をイメージした本体は、不透明部分の間に透明部分があります。
その中には蟻がいたり、コガネムシから生えた虫草が内部に向かって立体的に子実体をのばしていたり。

そして「扉」
窓は覗くもの、でも扉は出入りするもの。
小さな緑の扉は、見てるだけじゃなくて好奇心の向こうへ入ってみようよ、というお誘い。

グラス2Hオークションは、22日が終わって深夜0時からスタート。
23日のそれぞれの終了時間までのお楽しみです。
ご参加のみなさま、ご見学のみなさま、どうぞよろしくお願いします。

グラスオークション2H・・・http://2h.wcs.jp/
2022/01/27 16:16 Update

【ナギ】

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【ナギ】
これはいったいなんでしょう?

曖昧・・・・・
不可思議・・・・・

お人形でない。
装飾品でもない。
重みのある、でも小さくて手の上におさまる塊。

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穴有りの【ナギ】はサナギの「奇妙さ」と「偶像のような神々しさ」に注目して生み出したもの。
穴無しの【ナギ】はサナギの「奇妙さ」と生き物好きにとっての「かわいさ」に着目して生み出したたもの。

見る人、持つ人、所有する人に曖昧さと不可思議さのもたらす気持ちよさと、
たくさんの想像の余地がこの子から伝わって欲しいと創り手礒野は思います。
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【ナギ】のガラスとしての魅力は、光をつかまえて目で楽しむもの。
透かしてみる、覗いてみる。
【ナギ】によってできる光の影を見る。

触った時の冷たさが、ゆっくりと手の温度になってくるのをあじわう。
手触りや握った時に感触を楽しむ。
そして触っているうちに手から出る水蒸気で、表面がしっとりと透けてくるのを見る。
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そして無垢のガラスだから、朽ちにくく、何千年もそのカタチをとどめるだろうということを意識してみる。
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この「奇妙なもの」がある空間は、何かが少し変わるかもしれません。


穴なしの10匹の【ナギ】のこの先は、スタヂオiにてごらんになってください。
この先カエル星人が、あーだこーだと1匹ずつ紹介してくれることでしょう。
  スタヂオi・・・・>http://iso.wcs.jp/

ガラスのうんちくをまじえた礒野からの紹介と説明は4月のいそのん劇場の記事でごらんになってください。
  いそのん劇場【43匹のナギ】・・・>http://www.iso.cx/kero/0580
2021/05/03 20:34 Update
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