10月8日はパンダ屋さん開催日です

panda_ya.jpg
今週末の10月8日(日)は和歌山県海南市にある「やまのパンダ屋さん」の開催日です。

急激に秋ですね。
もう彼岸花もほぼおわりまして、今はアサギマダラがフジバカマにやってくるのを今か今かと待っている日々です。
アサギマダラというのは、渡り鳥のように長距離を旅する蝶です。
アゲハチョウと同じくらいの大きさですが、ふわりふわりと夢のような飛び方をします。
寒くなってくると日本の北の方から(信州とか?)上空を南に下っていき、和歌山あたりで合流して大陸の方へわたるという噂も聞いています。

我が家には例年何匹ものアサギマダラが立ち寄ってくれるので、運がよければパンダ屋さんの日に会えるかも

さて、そんなパンダ屋さんの今月は?

いそのん劇場は、こんなふうにしたいというアイデアはあるものの、その方法にまだ悩み中です。

ヒメコウゾの木がぴょいぴょいと枝を伸ばすのを切りたいので、それを使ってのちっちゃいワークショップも考えています。

サバヲ劇場の今月の「だあれ?」はなんでしょね。
実は私も知りません。
なので楽しみにしています。
前日あたりに更新されるサバヲのパンダ屋ブログをチェックすれば、その姿を前もってみることができるはずです。
こちらは11時半ごろに母屋のサバヲ劇場のコーナーで展示と販売の予定です。

ただいま開催中の、うさかなさんのお豆ちゃんプレゼントをかけた「豆豆ルーレット」ゲーム(Co展サイト内 http://coten.wcs.jp)の真っ最中ですから、その話題でも盛り上がりそうです。

それではみなさま、第二日曜日、やまのパンダ屋さんでおまちしています。
sen506.jpg
やまのパンダ屋さんへのご来訪には前日までに事前連絡をいただいております。
注:お越しの方は必ず事前にご連絡ください。

ご連絡方法や詳しいご案内はコチラ
「やまのパンダ屋さんのご案内」・・・http://www.iso.cx/kero/0672

オープンは11時、クローズは17時。

海南駅までのお迎えは
10:35 と 14:05 です。
どちらかでリクエストいただければ、お迎えにあがります。
2023/12/06 13:40 Update

2018年制作の【おでぶのステがちゃん(生まれたて)】

今月のグラス2Hオークションにはコレクターさんから【おはよう】と【おでぶのステガちゃん(生まれたて)】が出品されています。
ここでは【おでぶのステガちゃん(生まれたて)】をご紹介します。
sen506.jpg
【おでぶのステガちゃん(生まれたて)】
ke23_09_20a.jpgke23_09_20b.jpg
2018年の6月、弘法さんに連れて行く前に撮影したものです。

これは殻を破って生まれてきたステガちゃん(設定はデボン紀ごろに陸へあがってきた両生類)が、大好きなお花を抱きかかえているところです。
身体に卵のかけらをつけたままなのは、この子がおっちょこちょいなのか、あわてんぼうなのか、それとも食いしん坊だからなのか。
ステガちゃん、きれいに殻を脱ぐよりさきに、蜜も花もおいしそうなお花をみつけてがまんできなかったのかもしれません。

このステガちゃんのシリーズは、進化について考えるというのがメインテーマですが、
この【生まれたて】や【おはよう】は番外編。
こむずかしいことは無しで、身の回りにこんな子がうろうろしていたらいいなあと思うのです。

出かけるときは、身につけたり、ポケットに入れたりして連れ歩くのも楽しい作品です。
sen506.jpg

グラス2Hオークションは22日(金)
前日の深夜0時を過ぎたらスタートします。
このオークションは終了しました

参加するも良し、見学するも良し、それぞれのやり方で楽しんでいただければと思います。

グラス2Hオークション・・・https://2h.wcs.jp

2023/10/16 11:45 Update

2013年?制作の【おはよう】

今月のグラス2Hオークションにはコレクターさんから【おはよう】と【おでぶのステガちゃん(生まれたて)】が出品されています。
ここでは【おはよう】をご紹介します。
sen506.jpg
【おはよう】
ke23_09_19a.jpg

残念ながら、制作当時に撮った写真がなかったのでお絵描きの挿絵でご紹介です。

我が家には、ヤモリの卵があちこちにあります。
でもまだ一度も孵化の瞬間にであったことがありません。
赤ちゃんが卵の中で少しつづ大きくなって、ある日卵の殻を割って出てくる。
その瞬間は絶対にかわいい。
気がつくのは、どんなに早くても卵から出てポトっと落ちてきたとき。
憧れるのは卵の殻から顔を出した瞬間に出会うこと。

この【おはよう】という作品は、そんな憧れの瞬間を形にしようと創ったもの。
生まれてくる赤ちゃんは代表作のひとつである【進化のシリーズ】のステガちゃん。

今回2hに出ている個体については、間違いなく私の制作なのですが、なかなか制作年がはっきりしませんでした。
結論としてはオーナーさんの記憶と記録と礒野の記憶と記録を重ねて推察するに2015年より前、おそらく2013年の作だと思われます。
もしかしたら2014年か2015年初頭かもしれません。

連れ歩き袋の「繭」は手紡ぎで羊毛から制作したもの。
紐は京都の江戸打ち細手の絹組紐です。
黒い方の袋は着物地を使ってあみあみコリツさんが作ってくれているもので、こちらも作品を収納したり、座布団がわりに作品をかざるのにつかったり、いろいろつかえるすぐれものです。

余談ですが、この【おはよう】をきっかけに、後日【卵】【生まれる】【生まれたて】を制作して【桜の花まで飛べました!】までのステガちゃんの一生が作品になっています。

sen506.jpg

グラス2Hオークションは22日(金)
前日の深夜0時を過ぎたらスタートします。
このオークションは終了しました

参加するも良し、見学するも良し、それぞれのやり方で楽しんでいただければと思います。

グラス2Hオークション・・・https://2h.wcs.jp

2023/10/16 11:46 Update

【ウミノモト】の生き物たち

2h23_09a.jpg
【ウミノモト】は小型のクジラ、ハナゴンドウの形をした海の塊です。

海は命のスープ、命のるつぼ。
この海の塊にもたくさんのいきものがいます。

水面近くを泳ぐ魚の群れは、ハタンポという魚からヒントを得たもの。
sg23_09e.jpg
ハタンポたちの群れには岸に近い、でも外海の新鮮な水が打ち寄せる岩礁のかげで出会います。
近づくと、群れは2つ3つに割れて、また合流してと、遠くに逃げることもなく共にすごしてくれます。
私が出会う昼間は群れて過ごす彼らですが、夜になるとそれぞれに動物プランクトンを食べにでかけるのだそうです。

ke23_09_18b.jpg
ke23_09_18c.jpg
何層にも重なった骨格を見せているのはサンゴの仲間。
そしてポリプを咲かせているのは、サンゴの仲間やイソギンチャクの仲間。
どちらも体内にいる褐虫藻と共生していて、光をご飯にしています。

こちらはスナギンチャクの仲間
ke23_09_18g.jpg
尻尾の近くにあって、光を通すときれいです。
これもまた褐虫藻と共生しているらしいです。
私が目にするいきものは光の届くところのものなので、光をご飯にしていることが多いようです。
かなりきつい毒があるらしいのですが、私はまだやられたことはありません。

光をご飯にしているのは、チャツボボヤもしかりです。
ke23_09_18d.jpg
腹面の海底にいるのはチャツボボヤをヒントにしたホヤの仲間

ホヤの多くはプランクトンやデトリタスを食べて生きています。
でも、チャツボボヤは緑藻と共生していて、光合成でできたエネルギーも生きるために使っています。
だから浅いとこに棲んでいて、体は緑色。

そのそばにいるのはクモヒトデ。
ke23_09_18e.jpg
クモヒトデはデトリタスを食べます。
(注:デトリタスとは?生物の死骸や排泄物が分解されてチリになったものです。)
水面のデトリタスを毛の生えたような腕でつかまえて食べる海のお掃除屋さんです。
この【ウミノモト】には、まるまる1匹のクモヒトデと別に、珊瑚の間から2本の腕が水中をさぐるように出ています。
珊瑚や岩の下にまだまだ何匹ものクモヒトデがきっと隠れている。
2本の腕がまだ隠れているクモヒトデがいるのをほのめかしています。

海面に見える白い泡は、波が割れたあとにできるもの。
ke23_09_18f.jpg
この中にもたくさんのデトリタスがまざっていて、みんなのご飯になったりします。

イソギンチャクやサンゴが着床している海底に白っぽいところが多いのは石灰藻のしわざ。
石灰藻のたくさんあるところには、ほかの生き物もたくさん棲んでいたりします。
sen506.jpg
この海の中には、海底にひっついて生きるもの、水中をおよぐもの、ただようものがいます。
そして、ただようものをかきあつめるもの、追いかけてつかまえるもの、光合成するもの、がいます。
【ウミノモト】をまじまじとみつめても、棲んでいるすべてのものの正体をわかることはできませんし、全部を見てとることすらできないかもしれません。
その感覚は実際の海で私が経験するものと同じ。
感じる気持ちよさは自分が海中で感じる気持ちよさそのものです。
sen506.jpg
2023/10/18 22:45 Update

予告!依代となるだいじな【ウミノモト】は・・

ke23_09_14a.jpg
先日、いそのん劇場で発表した【ウミノモト】
正確には海の素になるエネルギーの依代です。
でも、ほんっとに海の命のスープを感じさせるので、作品名も【ウミノモト】にしています。

さて、皆さまはカエル星人の活躍するスタヂオiの方も見てくださってるでしょうか?
スタヂオiはちょくちょく話の進みがデンデンムシのように遅かったり、はやぶさのように急に展開してしまったりするのは礒野の制作状況とほぼ並行してストーリーが流れているからなのです。

以上前置きです。



そのスタヂオiでおなじみの長老、地球の海とカシパン星と【ウミノモト】そのもののの運命の鍵を握る人物に今後のことを聞いてみました。

するとP9091829.jpg
「カシパン星と地球の海はきっとまもることになるのお。
しかしながら、そのために【ウミノモト】そのものをカシパン星人に渡さなくても良いんじゃ。
預かった【ウミノモト】はだいじな役目をはたしたら、生みの親のいそのんの手にもどすことになるじゃろう。
そのあとはいそのんをとおし、だれか地球人にゆだねるのがよかろう。」

役割を終えた【ウミノモト】はだれのところに行くのでしょう?

長年のお付き合いのコレクターさん?
弘法さんや2Hの常連さん?
このサイトの熱心な読者さん?
まだ一度も礒野の作品を手にしたことのないはじめての方?
それとも、パンダ屋で実物を見ちゃった方々のだれか?

発表です!
【ウミノモト】
今月22日に開催されるグラス2hオークションに、出品します。
みなさまどうぞよろしくお願いします。
ke23_09_14b.jpg
このオークションは終了しました
2023/10/16 11:47 Update
    Home