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百年サナギとの約束

【百年サナギ】との約束のこと

さて、ネットで弘法さんの受け付けもはじまりました。
締め切りまでの間、みなさまのジャンケン、グーやら、メッセージやらをお待ちする間、蟲さんたちとかわした「百年眠ったらこの世界はもっと棲みやすくなる」ことについて考えてみようとおもうのです。
まずは、今一度先日の記事の復習を。

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カエル星人の必死の説得で、眠りについた【百年サナギ】5/12
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(スタヂオiのおはなしより)
おおお!
いそのんとしてはしっかり答えねばなりません。
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自分の中の何かと自分のあずかりしらない何かふしぎなものから生まれでた作品
【百年サナギ】

その作品がこういうカタチでまた自分に考えろ!とまた自分に問いかけを返してくるのです。
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(百年サナギ5/12)

基本的に私は、今の世の中がダメとは思っていません。
これまでのどんな時代に生まれるより、今で良かった!といつも思っています。

私が小学生の時に父が、

「人間社会はね、何かを解決しようとしてやり過ぎたり、やり方をまちがったりするけどね、その過ちはまた次の時代の人が解決しようとする。そして解決しようとしてまたやり過ぎたりやり方をまちがったりする。
でもね、そうやって人の社会は螺旋を描きながら少しづつ良くなってきたんだよ。」

何かのことで、世の中に失望した私にそんなふうに語ってくれました。

それ以来、私はこの人間社会を父が言ったように思うようになりました。
今はダメだなあと思うことも、それはふらふらと大きく弧を描きながら良くなっていくまでの修正の途中だと・・・。

私は、自分のサナギを手に握り、始めは冷たいガラスが少しづつ体温に近づくのを感じながら、自分好みに物事が解決された未来についていろいろと考えるのです。

http://www.iso.cx/kero/0490につづく・・。

グラス2Hオークション・・・
http://2h.wcs.jp/


おはなしはスタヂオiでお楽しみください・・・
http://iso.wcs.jp/
2022/01/21 21:40 Update

【百年サナギ】

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今回弥生文化博物館とんぼ玉百人展のポスターになった作品、

【百年サナギ】

百年後に羽化するという架空のサナギ
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起き上がらせても、ものすごく眠っています
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横たわると大きなタネのような
森の中の生き物あふれる大地の一部のような
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寝ているサナギの中にはたくさんの萌え出た双葉。
その双葉をとりまく世界の一部分

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中に棲む生き物が表すのは命。
名前はウゴウゴといいます。


【百年サナギ】をめぐってのカエル星人のおはなしはコチラ
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百年サナギ ゆめのまたゆめ・・・http://iso.wcs.jp/  
2020/12/30 20:32 Update

【蛙、海のカケラを抱く】

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【蛙、海のカケラを抱く】
そとは淡水のシンボルとしての蛙
中はクラゲの泳ぐ海水の世界
このふたつの世界がいっしょになって、まるで私たちの住む水の惑星のようなひとつの世界をかたちづくっているのです。
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「蛙とショートストーリー」
これまでに公式サイトで掲載してきたおはなしを一部を抜粋し掲載しました。

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ほら、あの空を見てごらん?
青い空に白い雲。
空にモヤッと浮かぶあの白い雲。
あの白い雲はきっと昨日ここに降って僕をぬらした雨だ。

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アカハライモリは水からあがってのそのそと。
みんなここから消えてしまった。
僕が居るのは緑の水草の間。
消えたみんなは、それぞれどこかで冬支度。

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イチョウの葉っぱが黄色になって、
ハラハラと落ちてつもった。

ハラハラ、ハラハラと落ちつづけ、
もう地面も見えない。葉っぱと光の金色しか見えない

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寝ている間にそろりそろり。
ぷにぷにを近くで視るチャンス。
そして今度はそろ~りそろ~り。
気付かれぬ間にぬきあしさしあし。

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冬の日差しが、林の中の小道にもさしています。
からからに乾いたクヌギの落ち葉が、絨毯のように道を覆っています。
「僕はこの道を通る。ここで遇ったのもご縁だし、一緒にお散歩しないかい?」

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「だいじょぶだよ。」そう言ってる?
「好きだよ。」って言ってる?
蛙さんがぢいっと私をみつめるので、私もぢいっと蛙さんをみつめ、 そして私はなんだか嬉しくなって、 蛙さんと一緒に草の上に座って、一緒に風に吹かれてみました。

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礒野昭子の公式サイト・・・http://iso.cx/
2020/09/30 19:12 Update

【進化のおはなし】ステガちゃんの世界

「進化のおはなし」シリーズより
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作品タイトル
写真向かって左【陸にあがって】【桜の花までとべました!】


【陸にあがって】
赤い実に黄色いお花のヘビイチゴは、お日様の下で地面を這って伸びるバラ科の植物です。
そこにピタリと張り付いているのは、浅い水の中から陸にあがってきた両生類のステガちゃんです。
どこでどうやって暮らしていくか、ステガちゃんにとってもヘビイチゴにとってもそれは生きていく上で重要な選択なのです。
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【桜の花まで飛べました!】
地上に上がって来たステガちゃんですが、今度はお空に行きたくなって、にゅいっと羽をはやしました。だけど、羽はとってもちいちゃくあんまり遠くへは飛べません。
まだ 桜の花の付いた枝のあたりまでが、せいいいっぱいなのです。

このステガちゃんがしがみついている桜もバラ科。
同じバラ科でも遺伝情報の一部がどこか違って、その結果こんなに違う植物に育つのは不思議な感じがします。
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進化のおはなし・・・
http://www.iso.cx/gallery/gekijou/extra01/shinka.html

礒野昭子の公式サイトはコチラ・・・http://iso.cx/
2020/09/30 19:13 Update

【ご近所さま(コトリ)】の世界

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【ご近所さま】(コトリ)

お天気の良い日、寒くて雪のちらつく日、少しくらい雨が降っている日、私はいつも屋外で朝ご飯や昼ご飯を食べます。
そのすぐそばの大きな樹のたくさん分かれた樹には、たくさんの種類のコトリたちが飛んできてとまります。
チチチチ、ジュッ!ジュッ!といつも賑やかな姿はとてもかわいい。
でも私が身動きをすると、一瞬で飛んでいってしまうのです。

足下でうっそうと茂っている冬イチゴの中からもゴソゴソと音がして、赤い宝石のような実を食べているようです。
どんなに熱心に食べていても、私が少しでも近づこうものならいっせいに飛び立ってしまうのです。

私は何もしないのに、なぜそんなに逃げる?
私は平和で友好的なんだから、そろそろ逃げなくていいと顔を覚えてくれないかなあ。
(スズメバチは覚えてくれているのに。。)

いつまで経ってもコトリたちは臆病な【ご近所さま】
またまたフユイチゴの草むらからあわてて逃げようとしたメジロ。

私は魔法使いになったつもりで、身の回りに棲むご近所さんをガラスという石の塊に変えていっています。
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逃げてしまったメジロは、ペリドットや翡翠の仲間のような緑の石に化けました。
始めは冷たいガラスという石はずっとにぎっていると暖かくなるのです。
2021/07/19 10:24 Update
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