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サナギの木製スタンド

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この【サナギ】とともにある木製スタンド。
以前から作品をおさめるのに木器?ウロ?のようなものが欲しくてイメージがあったのですが、
今回は寝かしつける繭のようなものとして、このアイデアをどうしても実現したかった。
撫でるようにつくったこの木製のスタンド、
これは、それぞれの【サナギ】に付属します。

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このスタンドに【サナギ】を立てたり寝かしつけたりすることができます。

礒野の住んでるあたりは、年配の方達が引退して放置状態になった果樹畑がたくさんあります。
そこにフロンティア植物としてググッと幅をきかせるカンボクが沢山あります。
そういう木の大枝を切り落とし、
二つ割りにして彫り出した器にガラスの葉っぱをつけて仕上げました。

こんかいの火蟲の巻のスタンドにつかった木は、おそらくクサギの木。
葉っぱが全部落ちてる時期の刈取りだったので、絶対の確信はありませんが(笑)
わたしの好きな木のひとつです。

さあて、このスタンド
これをひっくり返すと・・・
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はあい!いそのんIMG_1040.JPGに変身!
2022/01/27 16:25 Update

【サナギ】のおはなし

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(3のサナギ)

みなさまは、蛾や蝶やカブトムシなどの蛹(さなぎ)を手に乗せてみたことがあるでしょうか?
乗せてみたことのあるかたにはこの感覚はおわかりでしょう。
まだ乗せてみたことのない方は想像してみてください。

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(2のサナギ)


細い糸で、木の枝などにとめつけられている蝶の蛹(さなぎ)や土に埋まっているカブトムシの
蛹を手にするのは命をこわしてしまいそうでなかなかできないことですけど、
落ち葉にうもれて転がっている大型の蛾の蛹をみつけた時には、ドキドキわくわくとそおっと
手にのせてみます。

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(1のサナギ)


手に乗せたその不思議な物体はほとんど動きません。
でもなにかそこからじわっと力を感じるのです。
見えない、ただ眠っているだけのような塊の中では、何かがおきていて、
それが自分のてのひらに伝わってくるのです。
それは手のひらから蛹をとおして万物と繋がるような感覚をも呼び起こします。

【サナギ】は、そのような感覚をいつも傍らにおきたくて、生み出したものです。
2022/01/27 16:25 Update

【ご近所さま(コトリ)】の世界

お天気の良い日、寒くて雪のちらつく日、少しくらい雨が降っている日、私はいつも屋外で朝ご飯や昼ご飯を食べます。
そのすぐそばの大きな樹のたくさん分かれた樹には、たくさんの種類のコトリたちが飛んできてとまります。
チチチチ、ジュッ!ジュッ!といつも賑やかな姿はとてもかわいい。
でも私が身動きをすると、一瞬で飛んでいってしまうのです。

足下でうっそうと茂っている冬イチゴの中からもゴソゴソと音がして、赤い宝石のような実を食べているようです。
どんなに熱心に食べていても、私が少しでも近づこうものならいっせいに飛び立ってしまうのです。

私は何もしないのに、なぜそんなに逃げる?
私は平和で友好的なんだから、そろそろ逃げなくていいと顔を覚えてくれないかなあ。
(スズメバチは覚えてくれているのに。。)

いつまで経ってもコトリたちは臆病な【ご近所さま】
またまたフユイチゴの草むらからあわてて逃げようとしたメジロ。
魔法で冷たく固く美しい宝石のようにして、愛でてあげる。

逃げてしまったメジロはイメージの塊として、ガラスという石に化けました。
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始めは冷たいガラスという石はずっとにぎっていると暖かくなるのです。
大きめで奥行きのあるこの第3のコトリ。
第3のこの子の為に火に向かうその寸前のひととき、なぜかたくさんのコトリがいつになく私のそばに居てくれました。
中のフユイチゴは、ステガちゃんのヘビイチゴに似た印象ですが、実は細かくいろんなところが違うのです。
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第1のコトリは、私にとってあばれ玉的な位置づけ。
ガラス自身のこうなりたいという形に引っ張られ、自分で産んでおきながら予想外の印象に生まれました。
でっかい出目がびっくりした?悪いとこをみつかった?その瞬間に魔法にかかってかたまったように思えてしまいます。


今回のグラス2hオークションは間もなく日が変わっての25日火曜日の開催。
コトリたちの入札の終了は22時と22時半。
友人でライバルの増永元さんも、うわぁ素敵!というものを登場させています。

応援、観戦、この子はぜひ自分の手の上に。
いろんな楽しみ方、参加の仕方があります。
この場が、皆様の楽しみの場所になりますように、どうぞよろしくお願いします。

2022/01/27 16:25 Update

【ご近所さま(コトリ)】の中身

ただいまグラスオークション2Hに登場中の【ご近所さま(コトリ)】

「公開されている写真では質感とか、中身の感じがふわっとしかわからない」
というご指摘をいただきまして、さっそく内部の局所写真を、どわーっ・・とご用意させてもらいました。

【ご近所さま(コトリ)】第1のコトリ
実や葉っぱがぎゅっと詰まった感じです。
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【ご近所さま(コトリ)】第3のコトリ
こちらは奥行きがある空間に実や葉っぱ、蔓があります。
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手元で実物を見ている本人には、頭の中でわかっちゃってるので、ウェブの向こう側では見えていないということに気づかなかったりするのです。

ココもっと見たい、というご希望がありましたら寄って撮って、見せびらかしますので、どんどんご指摘くださいませ。
2022/01/27 16:25 Update

【森に棲むもの】番外編 朽ち木の住人(後編)

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今日は昨日のつづき。

このヤマナメさま、通常作品の【緑の苔に露したたるところ】のヤマナメさんとは姿が違います。
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あちらは愛らしさを追求、こちらのヤマナメさまにはもっとなにか、不可思議な存在を念頭においています。
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その透明な姿でもって、湿度のある空気のかたまりのような、その場所の環境というか空間というかそういうものを体現する不思議な存在のイメージが頭にあります。
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盛り上がった背中。
たなびく目。
少しあがったしっぽ。
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右脇腹にはキノコになった甲虫がついます。
ヤマナメさまはへばりついた甲虫をそのままに、ゆっくりと動いていってしまいそうです。
表皮のあちこちのざりざりした部分が地衣類をつけた古い樹木の樹皮のようです。
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グラス2Hオークションは22日深夜0時にスタート、23日の午後9時15分が終了時刻(延長することもあります)。

グラス2Hのエントリーページはもちろんのこと、
http://2h.wcs.jp/auction.cgi?acc=disp&no=1579343643&t=133731...
Co展の作品紹介ページでも、この子のことを見ていただくことができます。
http://coten.wcs.jp/02235

ぜひ、堪能してやってくださいませ。


2022/01/27 16:26 Update
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