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【陸にあがって】細かいところ編

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今日はぐうっと眼をこらして、細かいところを見ていただきましょう。

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ステガちゃんが抱える玉の中にはヘビイチゴの赤い実や
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ヘビイチゴの黄色い花
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盛りをすぎてすこしあせた色の実があります。
そしてそのまわりにあるのは・・・
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葉や茎や葉柄、そして実の根元にガクがあります。

このヘビイチゴ、根っこからはじまった一本の茎が芯まわりをぐるっととりまき、そこからいくつもの葉っぱが出ています。(ステガちゃんの身体の下で見えないところにもつづきが入ってます)

さらによく見ると、透明の空間には細かいうにゃうにゃ(みゃくり)と細かい気泡が入っています。このところ手にするガラスにはこういう現象が多くみられます。
すきっときれいなガラスも良いけれど、礒野はもともと古いガラスが好きなので
光を乱反射させるこういう質感も好きだったりします。

質感で気に入っているところのひとつはここ
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ステガちゃんの背中側
おなか側から5層に重ねた色ガラスの、おなか側から4層目、背中側から2層目のガラスに含まれた気泡が、色ガラスの内部に透けて見えます。
これが光を透すと、いい表情をみせます。

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そしてステガちゃんの眼
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背後から光をあてると眼はさらに不思議な表情をみせます。
これがガラスの美しくて面白いところ。
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今月のグラス2Hオークションは6月22日水曜日
前日の深夜0時をまわったらスタートです。
このオークションは終了しました
オークショントップページはコチラーー>


メッセージなどありましたら、礒野におたよりをどうぞ!
メール kaeru@iso.cx
2022/06/29 20:33 Update

【陸に上がって】ステガちゃんのお姿編

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このところ数ヶ月のあいだ、礒野の公式サイトとスタヂオiでは、命がつながっていくことをテーマにした2種類の作品群をおはなしや画像を紹介してきました。
パンダ屋で開催するいそのん劇場でもとりあげてきました。

その2種類のひとつは、【虫草くん(ちゅーそーくん)】。
ここでは虫(ウゴウゴ)から虫草へひきわたされる命のエネルギーの流れが主題でした。

そしてもうひとつの作品群は、【陸にあがって】と【桜の花まで飛べました】のステガちゃんたち。
少しづつ書き換えられながらつたわっていく遺伝子と生き方とつまりは命の流れが大きなテーマ。

さて今回登場するのはひさしぶりの【陸にあがって】のステガちゃん。
2022年今期のステガちゃんご紹介、締めくくりの子です。
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では、まずはこのステガちゃんの可愛いお姿を、ぐるっとご紹介。
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「はじめまして、こんにちは」

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「ぼく、ステガちゃんです。」

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「あなたはだあれ?」

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「ぼくのおシリはステキな青緑色」

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「ぐるぐるしっぽも青緑色」
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今月のグラス2Hオークションは6月22日水曜日
前日の深夜0時をまわったらスタートです。
このオークションは終了しました
オークショントップページはコチラーー>
2022/06/29 20:34 Update

ステガちゃんの正体

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ステガちゃんの正体ってなんでしょう?
これまであっちこっちで書いてきましたが、デボン紀ごろに浅い海から生活の場を陸に移し始めたイクチオステガやアカントステガ、エリオプスなどがステガちゃんのご先祖様的モチーフになっています。

これらの生き物たちは、骨格が化石になって発見されていて、その姿はあちらこちらの博物館でレプリカなどでみることができます。(インターネットで検索かけると写真が見れます)
その頭の骨はひらべったく身体に対して大きく、それに大きな眼窩があってなんとも奇妙でかわいい。
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いそのんによる復元画「エリオプス」


これを見てくださっている方の中には、古生代マニアさんもいらっしゃるでしょうし、イクチオステガとかアカントステガとかエリオプスとかシームリアとか言われても「ぜんぜんわかんな〜い」という方もいらっしゃるでしょう。

そんな方には
こちらをどうぞ
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いそのん画地質年代図

それでは、つづいてステガちゃんからの自己紹介です。
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「遠い祖先は水中ぐらし、その子孫は陸にあがってくらしたって。
そしてぼくは空に生きることを選んだよ。
そんなぼくには小さなつばさがあるけれど、あんまり上手に飛べなくて
一生懸命練習したら、【桜の花まで飛べました】」
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それが、【桜の花まで飛べました】のステガちゃんの正体
2022/04/28 22:41 Update

【おはよう】2022

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【おはよう】と卵を中から割って、外の世界を覗いたばっかりのステガちゃん。

ステガちゃんのご先祖はデボン紀に浅い海から陸にあがってきたイクチオステガやアカントステガの仲間。
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それが生きる場所や生き方を探して進化を続け、当時のでっぷりした身体や、頭のてっぺん寄りについた目はそのままながら、今や空も飛べる小さな生き物になりました。

ご先祖さまのように、浅い海に生活していたころは、水中に柔らかい卵で生まれたかもしれませんが、ステガちゃんの今の生活の舞台は陸と空。
海中のご先祖さまには全然必要なかった硬い殻の卵から、コツコツぱりぱりとその殻を中から割って生まれてきます。

鳥のヒナは卵から出たときに最初に出逢った生き物を親と思ってなつく、という話があります。
ステガちゃんは鳥ではありませんけど、生まれてきたばかりのステガちゃん、じっと目をあわすことで、かけがえの無い関係が築けそうな気がします。


さて、ステガちゃんの身体の色のおはなしです。
空を飛ぶようになったステガちゃん。
保護色をまとっていて、とてもみつかりにくいのです。
空を飛ぶことの多いことから空のような水色が基本。
時には、桜の中にまぎれる桜色の子もいます。

きまぐれで生み出したちょっと濃いスミレ色の子、
この子が夜空を舞っていると、きっとみつけることができません。
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この子には背中にちっちゃな翼があるのが見えてます

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この水色の個体は、卵のフォルムが下ぶくれにまるっこいです。
そして嬉しい事に、平らなところでは傾きながら、自立させることもできます。
(ちょっとした窪みがあるとしっかり安定します)

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「おはよー」「はじめましてー」
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「おはよー」「はじめましてー」

ヒビのいっぱい入った卵の殻で見えない内部にも、一応身体は詰まっていて、個体によりますが上手く光を入れてやるとほんのり中の色が透けてみえることがあります。
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水色の子
体重38g:身長33mm:横幅28mm:奥行き28mm
佐竹ナマリガラス
isoのサイン入り
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スミレ色の子
体重49g:身長37mm:横幅28mm:奥行き30mm
佐竹ナマリガラス
isoのサイン入り
2022/04/08 19:51 Update

【虫草くん】宿主編

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ひとつめの宿主の正体は
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りっぱに「ウゴウゴタケ」になった「ウゴウゴ」

それぞれの矢印の指し示す所を見てみましょう。
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Aの部分(A:B:C:Dの部分写真はタップするときれいに拡大します)
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Bの部分:宿主の頭部
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Cの部分:宿主から生えた子実体
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Dの部分:裏側
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2つ目の宿主の正体は
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こちらも「ウゴウゴ」
ずいぶん朽ちてもいますが、はっきりと虫の姿を保っています。

それぞれの矢印の指し示す所を見てみましょう。
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Aの部分
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Bの部分:宿主の頭部
ke22_3_18c_c.jpg
Cの部分:宿主から生えた子実体
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Dの部分:裏側
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3つ目の宿主の正体は
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こちらも宿主は「ウゴウゴ」
白い目を持った個体です

それぞれの矢印の指し示す所を見てみましょう。
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Aの部分
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Bの部分:宿主の頭部
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Cの部分:宿主から生えた子実体
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Dの部分:裏側

【虫草くん】掘り出し編ーー>http://www.iso.cx/kero/0652
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新作【虫草くん】はスタジオiにて抽選販売します。
この抽選販売は終了しました

受け付けは3月21日から3月24日19時まで。

販売価格は68000円
虫草袋(虫草袋:羊毛 綿花 銅線 本革)とセットです。
ぶら下げ用の革ひもが付属します。

スタヂオi・・・・・http://iso.wcs.jp/
【虫草くん】抽選販売のお申し込み方法・・・ http://iso.wcs.jp/03206
2022/05/30 19:51 Update
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