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第8番目の百年サナギ
2020年09月08日(火)
第8番目の【百年サナギ】体重:80.5g 身長:50m 横幅:36mm 厚み:35mm
起きあがったところ。
まるっこくてかわいいです。
そして起きあがらせても寝ています。
ほら
百年後に羽化するという架空のサナギ。
外側は眠っている姿。
内側には力強い命があります。
百年サナギの外側をカタチづくるのは、
闇のせまってくる時の青みがかった黒っぽい色、森のこずえを抜けて来る光の緑、しっとりとした水場に染み出てくる落ち葉の黄色がかった茶色。
内側には萌え出た双葉や盛んにはびこる変形菌があり、白い謎の生き物がいます。
白い生き物の名前は「ウゴウゴ」
サナギの命を象徴する存在です。
野や山で大型のサナギをみつけたら、
そおっとひろいあげ、手に乗せてみます。
手に乗せたその不思議な物体はほとんど動きません。
でもなにかそこからじわっと力を感じるのです。
見えない、ただ眠っているだけのような塊の中では、何かがおきていて、それが自分のてのひらに伝わってくるのです。
それは手のひらから蛹をとおして万物と繋がるような感覚をも呼び起こします。
【百年サナギ】は、そのような感覚をいつも傍らにおきたくて、生み出したものです。
スタヂオiの中では百年サナギが時を間違えて変態してしまうという事件がおきていますが、その変態した姿はこれまでサナギを手元に置いていたいそのんの妄想や想像に影響をうけたもの。
これまでに見つかった百年サナギの成蟲たち。
勘違いをただして、再び眠りにつく【百年サナギ】が次に目覚める時には、寝ている間かわいがってくれたこれからの里親さんの影響を受け、また違った新しい姿に生まれるのです。
ですから里親さんになった方はサナギをかわいがりながら百年後の羽化後の姿をあれやこれやと想像してみてください。
きっといそのの想像とはひと味もふた味も違う姿で生まれてくるに違いありません。
今回の寝床はひっくり返すと真ん中にくぼみがあります。
このくぼみには、この8番目の子を立たせたり、寝かせたりすることができます。
(画像はクリックすると大きくなります)
それでは寝ているサナギさんの中の世界を見せてもらいましょう
中に棲んでいるウゴウゴ。
この子は右目が大きくて、左目が小さいです。
背中側の世界。
向こう側にはたくさんの新芽が芽吹いています。
この子を次の担い手さんに託すのは、今月25日開催のグラス2Hを通して。
グラス2Hオークション・・・http://2h.wcs.jp/
それまでの間は、スタヂオiでのカエル星人のバタバタした奮闘を楽しんでください。
スタヂオi・・・http://iso.wcs.jp/
ただいま大阪府泉市で開催中の「とんぼ玉百人展」で、いそのん私物の【百年サナギ】の実物を見ていただく事ができます。
(弥生文化博物館にて 〜27日)
【百年サナギ】が弥生文化博物館の企画ポスターになりました・・・
http://www.iso.cx/kero/yayoi.html
今月開催の企画
詳しい日程や開催サイトのご案内は、とりまとめてコチラで掲載しています。
・・・http://town.wcs.jp/
2022/01/21 21:38 Update