いそのん劇場【卵】

今月12月8日に礒やしきのはなれで開催された毎月一日だけの礒野お手製の展覧会「いそのん劇場」の様子をご紹介します。
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ごあいさつ

【卵】
今月の礒野のウェブサイトの表紙を飾ったのは5つの異なる卵でした。
作品のひとつである【ステガちゃんの卵】を中心に、ダチョウの卵あり、卵型のグッズあり、化石ありの卵たち。
また、先日経験したのは大型の蛾が私の手にとまったかと思うと、いきなり卵を産み出すというびっくりのできごと。

そんな、なぜだか卵づいている私から、ぽこんと生まれたのが、今日の主役の【卵】。
それは、表面の質感の微妙な加減やモチーフの細かい調整を試した実験を、一つの玉としてまとめたもの。

「作品と作品の間に生まれる、次の作品の糧となる試みの結果は、いわばそこから何が生まれてくるかわからない卵みたいなもの」
そんな思いに囚われて、気まぐれに生まれたものです。

この【卵】で試した実験結果が、このままこれからの作品にうまく生かされるかどうかわからないだけに、今、この子が見せるガラスの面白さをぜひ見ていただきたい。
というわけで本日のいそのん劇場では【卵】とこの子を楽しむための絵本がみなさまをお待ちしています。

会場に入ったら、まず【卵】を手に取り、ライトを使ってしっかり見てみてください。
しっかり見たら、次は横に置いてある絵本の横に【卵】を置いて、視界の片隅でながめながら、絵本を読んでください。
きっとどちらかだけを見るより、見えるものが増えて面白いのじゃないかと思います。


会場の片隅にはもうひとつ、別の楽しみも用意してあります。
ひとつひとつの扉の閉まった箱の中にいそのん所蔵のマスターピースが入っています。
こちらも触って楽しんでいただけたらと思います。
では!本日のいそのん劇場も皆様に楽しんでいただけますように!

2024年12月 礒野昭子
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会場風景
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会場の真ん中にあるのは絵本
そして【卵】の玉

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【卵】

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会場に入ったら、まずは【卵】を手に取って、ライトを使ってじっくり見ていただきます。
光とともにあると、なかなかびっくりの楽しい【卵】です。

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玉を見終わったら次は絵本です。

【卵】の玉がしゃべってると想像しながら読んでもらいます。

周りには今月の表紙写真になった卵たちも居ます。
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【ステガちゃんの卵】

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オパールセントガラスの塊

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ダチョウの卵

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何か大きな生き物の卵化石


そして会場のかたわらにはこれまでのいそのんの作品のマスターピースがいくつか展示されています。
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作品は箱の中に隠されています。
ひとつひとつ開けて、手に取って楽しむことができます。

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【森に棲むもの】

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【菌糸の森のヤリイカさん】

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右【お弁当連れて(お弁当はクサカゲロウの幼虫)】
左【アルマジロ】

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【鯨頭石】

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次回いそのん劇場は1月12日です。
2024/12/10 18:51 Update
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