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いそのん劇場【小さなガラス絵ができました】

今月8月10日に礒やしきのはなれで開催された毎月一日だけの礒野お手製の展覧会「いそのん劇場」の様子をご紹介します。
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ごあいさつ

【小さなガラス絵ができました】
小さなガラスの絵のプレートを自分でつくろうと思ったら、はてさてどういう技法で創れるでしょう?
「ステンドグラス」? 憧れるけど向いてない。
「エナメル絵付け」? んーー、お上品なイメージでそそりませぬ。
「モザイクガラス」? 難しい!!!

いやいや、私には長らく培った溶けたガラス扱いの経験とノウハウがあります。

というわけで、最も単純な方法、ガラスの上にガラスを乗せて溶かして小さな絵を創ってみました。

完成したのは7点。
この文章の掲示してあるかたわらに1点。
いそのん劇場の中に6点。
それぞれにタイトルをつけて展示してあります。
作品はいつものように手にとって見てください。
平面なれども微妙に立体で、透かして見るのも面白いです。

そして会場にはガラス絵の他に、いそのん所蔵の作品が4点鎮座しています。
最近のオオモノ作品、懐かしい作品。
どれも大好きなものです。
こちらも触ったり眺めたりして楽しんでもらえれば、と思います。

今日もいそのん劇場にご来場、ありがとうございます。
ここで皆様が楽しいひとときを過ごせますように!

2025年8月 礒野昭子
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小さなガラス絵たち
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【食べられちゃった】

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【ブタ野郎と呼んでくれ】

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【闇にはばたく】

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【待ち伏せ】

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【お供しますぞ】

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【魅惑の骨】

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ともに会場に登場した礒野所蔵の3匹と1つ
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【ウミノモト(蛸のような、)】(2024年作)

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【オオサンショウウオ どぉん!】(2022年作)

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【緑の苔に露したたるところ(ヤマナメクジ)】(2016年ごろ制作)

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【その扉の向こうには】(2013年ごろ制作)

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次回いそのん劇場は9月14日です。
2025/08/11 13:43 Update

いそのん劇場【自分の宝物を楽しむ方法・・町長の場合】

今月7月13日に礒やしきのはなれで開催された毎月一日だけの礒野お手製の展覧会「いそのん劇場」の様子をご紹介します。
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ごあいさつ

【自分の宝物を楽しむ方法..町長の場合】

ここのところ旅に出ていたおかげで、今月のいそのん劇場をじっくり準備する日にちが足りなくなってしまいました。
どうしよう!!!!!
・・・・・というわけで、町長さんの執務室にあるお宝に力を借りることにいたしました。

町長の執務室のデスクには、いろいろなものが転がっています。
ひとつひとつが、思い出のある宝物のようです。
そこから礒野作品を中心に数点を拝借。
本日のいそのん劇場に登場していただきます。

お借りしたのは、なかでも楽しい棲家を与えられた子たち。

なんだか楽しい、なんだかほっこり。

棲家になっている、貝や木の実は、それぞれ町長さんにとって思い出のあるもの。
これもまたお宝。

今日のいそのん劇場は町長のあたまの片隅をちょっぴり覗き見。
どうぞ、ゆっくりお楽しみくださいませ。

2025年7月 礒野昭子
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会場に登場したもの
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【ウゴウゴタケのコウイカさん】(あばれ玉)礒野昭子作

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【あの海を想う・・タマゴウニ】増永元作

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【ウゴウゴタケのコウイカさん】礒野昭子作

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【鯨頭石】(あばれ玉)礒野昭子作

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【ココニダマ】(あばれ玉)礒野昭子作

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【ごろりん10本足】

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【森との境界にあるもの】内田敏樹作

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【ナギ】礒野昭子作

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次回いそのん劇場は8月10日です。
2025/07/15 20:53 Update

いそのん劇場【グルグル ウズウズを探せ!】

今月6月8日に礒やしきのはなれで開催された毎月一日だけの礒野お手製の展覧会「いそのん劇場」の様子をご紹介します。
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ごあいさつ

【グルグル ウズウズを探せ!】

グルグルウズウズとうずを巻くカタチに惹かれます。
多分それは私だけではないでしょう。
あなたもお好き?そうでしょう、そうでしょう。

というわけで本日のいそのん劇場のテーマは渦巻きです。
会場には皆様にチャレンジしてもらいたい渦巻きにかかわる3つのミッションをご用意しています。

ひとつめ・・・は、北海道でみつけてきたアンモナイト化石とそのノジュールに関するもの

ふたつめ・・・は、いそのんがこれまで創ってきた作品に関するもの

みっつめ・・・は、小さな二つの創作のカケラがプレゼントされるかもしれないというもの

また礒野作品のアンモナイトとといえば【ジュラ紀の住人】
本日は2匹の【ジュラ紀の住人】を釜出し販売いたします。
この2匹は暴れ玉ではなく、作品が完成してからさらにイメージに欲が出て多少脱線した子たちです。
ぜひ実物を吟味した上で、この子は自分ちの子だと「ぴかーん!」ときたらご購入くださいませ。
どなたともマッチングしない場合は、私のものです!!!(しめしめ)

礒やしきのはなれの2階にある、いそのん劇場は礒野の頭の中。
どうぞいらっしゃい、中にお入りください!

本日も、ここにつどってくださりありがとうございます。
では皆様、お楽しみあれ!
 
2025年6月 礒野昭子
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これは先日北海道の雪解けの水が流れる沢でみつけてきたアンモナイト。
ハンマーで割った石(ノジュール)から一部が顔を出したのを、帰宅後クリーニングしたもの。
よく見るとひと皮下に菊の葉のような模様が見えます。
これは縫合線というアンモナイトならではの模様。

さて今度はこちらを見てみましょう!
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おわかりでしょうか?
ひとつが手のひらほどの大きさのこれはただの岩の塊ではありません。
縫合線が見えるでしょう?
これは大きな大きなアンモナイト化石の一部なのです。
全体を想像すると、大きさにびっくりするでしょう?

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白亜紀の地層から雪解け水といっしょに転がり出たノジュールは、雪解け水といっしょに沢を転がっていきます。
そうやって擦れて削られたノジュールには、アンモナイトの断面が出ていることがあります。
これは渦巻きが綺麗に出る方向で削れたもの。

ノジュールの表面に出るアンモナイトには、この方向で見えているものもありますが、おせんべいをパキっと割った方向に削れて断面が見えているもの、斜めで削れているものなどがあります。

探してみよう!
これは北海道の原野でみつけてきた白亜紀の化石ノジュール
川をながされ、削れた表面に化石の断面が見えています。
さて!アンモナイトはどれ?
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いそのんはぐるぐるが大好きです。
なので、作品の中にいろんなかたちでぐるぐるを表現すること多々。
今日この会場にはぐるぐるの入った作品をピックアップして展示してあります。

みつけてみよう!
いそのんの作品の多くにはウズウズやグルグルが存在します。
ひとつひとつの作品を手に取って、ウズウズやグルグルがどこにあるのか、みつけてみよう!

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【タネ・・力を溜める】
小さなヒトのぐっとかがみ込む姿勢は、次の飛躍にむけて力を溜め込んでいるところ。
中に浮かぶタネはこれから成長する力を溜め込んだもの。
どちらも静かな外見ににあわぬエネルギーのかたまりです。
(グルグルはヒトの頭部、金粉を練り込んだガラスで盛り付けています)

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【流流(りゅうりゅう)】
「ほら!中を覗き込んでみてごらん?」と流流は話しかけてきます。
流流を覗き込んで見えるのは田んぼの横の用水路や里山の小さな渓流などで見かける小さな流れの世界です。
(グルグルは水底に。小さい貝の存在をイメージして、ナルトのようなパーツで存在します)

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【無題】
(グルグルは全体。モザイクでカタチづくられたのはカタツムリの殻のようなもの)

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【旅するシイノトモシビタケ】
光るキノコのシイノトモシビタケに出会うのは、沖縄や紀伊半国の南、八丈島。
それは黒潮の流れるところ。
この作品はその昔、シイの木の倒木に乗って黒潮を渡った、光るキノコのご先祖さまのものがたりです。
(グルグルは船体にとまった虫の触角)

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【ドラゴンの幼虫】
ドラゴンにも子供時代があります。
幼虫は大きくなる時には脱皮するかもしれないし、にゃくにゃくと木の枝をのぼっては、空に飛び上がるのかもしれません。
(グルグルは体のかたち)

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【無題】
(グルグルはムカデさんの触角)

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【ウミノモト(蛸のような、)】
ウミノモトは命のもと。
命のもとの海をすくいあげたら、蛸のようなカタチになった。
海は蛸のようなカタチになって固まったので、だいじに握って連れて帰った。
(グルグルは右目の下の海底にあるもの)

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【大地の記憶】
この塊はくるっとまるまったまま石になった三葉虫
それは大地が記憶した古生代の記録。
時が経ち三葉虫だった石は小さな石の洞窟になり、ハチや地衣類の棲み家になったりする。
その痕跡もまた、石になってここに記録されているのです。
(グルグルはあっちこっちに)

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【ミカンの花咲く頃】
ミカンの花咲く頃、山のおうちはいい香り。
お日様があったかくて木々の緑がみずみずしくて、
あっちでちょろちょろ、こっちでちょろちょろ、目の端をかすめるのは
トカゲにイモリにヤモリにサンショウウオ
(グルグルは尻尾)

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【八月の蛸】
八月の海で出会ったのは、卵を守るマダコのお母さん。
お母さんが白いのは、見つめる私に警戒しているからなのです。
(グルグルは蛸の足先)

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当ててみよう!
ここにあるのは創作のカケラ、ぶらさがった細のどれかの先っぽにつながっています。
ルールは1つ。
紐を触っていいのは1度だけ。
さて、当てられるかな?
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釜出し企画にはこちらの2匹
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次回いそのん劇場は7月13日です。
2025/06/09 16:21 Update

いそのん劇場【10匹のメガネホルダー】

今月5月11日に礒やしきのはなれで開催された毎月一日だけの礒野お手製の展覧会「いそのん劇場」の様子をご紹介します。
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ごあいさつ

ちぇこらといそのんのセッションなミッション
【10匹のメガネホルダー】

約一ヶ月前、ちぇこらさんから10個の「おてて」がとどきました。
これはいそのんへの「挑戦状」?

いやいやこれは、ちぇこらさんのつくるメロディーにいそのんがさらに曲をのせて、一つの楽曲にするというミッション。
ちぇこらさんの始めたお話しに、いそのんが続きを書いて物語にするというミッション。

「おてて」をじっとみつめると、1匹1匹のイメージが頭に浮かんできます。
その1匹1匹をいそのんはひとつひとつガラスにしました。
そうしてうまれた10匹のメガネホルダーくんたちの狙いは、見た人に「うふっ」と笑ってもらうこと。

会場には、そうして生まれた10匹がみなさまを待っています。
1匹1匹さわって、透かして、みつめて、うふっと笑ってください。

そして今回はもしかしたらお気に入りのあの子が、この場で、もしくは後日、あなたのところにやってくるかもしれません。

どうぞ、みなさま本日もいそのん劇場をお楽しみください!

2025年5月 礒野昭子

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会場レポート
これが、抽選販売ご参加の申し込みカードです
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みなさまお悩みになやんで・・・
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【アヒルさん】を第一希望にされた方1名

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【カメレオンさん】を第一希望にされた方2名

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【ウーパールーパーさん】を第一希望にされた方2名

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【カエルさん】を第一希望にされた方2名

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【サンショウウオさん】を第一希望にされた方1名

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【ツノガエルさん】を第一希望にされた方1名

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【おすましタルシウスさん】を第一希望にされた方なし

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【カメレオンさん】を第一希望にされた方1名

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【サンショウウオの幼体さん】を第一希望にされた方2名

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【にっこりタルシウスさん】を第一に希望された方なし

ご希望が複数になったものについては、ジャンケン勝負ということで・・・・・・

というわけで、いそのんの予想以上にご希望は分散した結果、8匹のオーナーさんが決定。
グラス2Hオークションに登場するのは、かわいい2匹の【タルシウス】となりました。

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次回いそのん劇場は6月8日です。
2025/05/13 0:04 Update

いそのん劇場【第7の謎の化石を復元する】

今月4月13日に礒やしきのはなれで開催された毎月一日だけの礒野お手製の展覧会「いそのん劇場」の様子をご紹介します。
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ごあいさつ

【第7の謎の化石を復元する】

礒野が何年もかけて取り組んでいるお仕事のひとつに化硝研究所のお仕事があります。
これは何かといいますと、ある特別な地層の化石をヒントに、その生き物の姿と生き方を推察しガラスで再現するというもの。

その特別な地層というのは、大量絶滅があったとされる古生代と中生代の隙間の時代のもの。
数年前に発見されたその地層はギャプス紀となづけられ(フィクションです)、アンモ所長をはじめとする研究者の化石発掘の対象となりました(フィクションです)。

そして化硝研究所と三人の博士が取り組んでいるのは、次から次へと出てくるその時代特有の謎の化石から、その時代の生態系を解明していこうという大きな試み。

化硝研究所のアンモ所長の依頼からはじまるこの企画は、だいたい年に1回か2回。
参加しているガラス作家は「増永元博士」「谷口知惠子博士」そして「礒野昭子博士」

気長な話ではあるものの、この取り組みを積み重ねていくといつか、厚みのある大きなイメージ世界を創り上げることができるはず。

依頼される3博士はお互いに申し合わせたり、相談したりはいっさい無しで、それぞれに「うーん!」と考えに考えた結果、考察の結果はぜんぜん違うものになったり、ニアミスしたり。
そこも面白いチェックポイントかもしれません。

学術的なムードが漂うこの化硝研企画ですが、復元されたものは資料であるとともに作品。
宝物でありアートとして、どうぞじっくりと見てやってくださいませ。

2025年4月 礒野昭子

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会場風景
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会場に展示された作品は「谷口博士」こと谷口知惠子さんと「増永博士」こと増永元さんとわたくし礒野昭子のもの。
そしてお題となった化石と、それぞれの作品になった生き物についての考察レポートが展示されました。

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谷口博士のコーナー
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Anglipis chekora (アングリピス チェコラ)
無顎鋼/ 異甲目/ プテラスピス科/詳細不明
学名の意味:角のついた甲羅
anguli(角)+pis(甲羅)+chekora(チェコラ)

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アングリピスの背景と額は谷口博士によって漆をほどこされています。

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河口やかなり流れのある川の底に住んでいます。
こんもりとした甲冑状の頭部と尖った形の尾ビレを持っています。
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礒野博士のコーナー
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Strobiluspis (ストゥラウビラスピス)
魚類無顎口上綱/無顎綱/異甲目/プテラスピス科
学名の意味:マツカサのような甲羅
strobilus(マツカサ)+pis(甲羅)

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作品は展示台からかんたんに取り外すことができます。
そして面白い手触りと、光を透して見る楽しみがあります。

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吻部の下面には泥の中でも生き物を探せるセンサーがあります。

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腹面にはイモムシのような足が5対あって、浅瀬から岩などの上に這い上がることができます。
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増永博士のコーナー
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Astrobelua sepioides(アストロベルア セピオイデス)
棘皮動物門/ヒトデ綱/詳細不明
学名の意味:コウイカに似た星の怪物
astrum(星)+belua(野獣、怪物)+sepia(コウイカ)+-oides(~に似た)

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海底を移動する時の姿勢

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胴体腕の背面

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捕食腕の中心に口らしきものがあります
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恒例の礒野作品のマスターピース展示
触って楽しんでいただくことができます。
今月は2作品
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【ウミノモト(蛸のような、)】3月のトップページを飾った子

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【桜の花まで飛べました!】4月のトップページを飾った子

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次回いそのん劇場は5月11日です。
2025/04/14 22:40 Update
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