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9月8日はいそのん劇場の開催日です

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今月9月8日は「いそのん劇場」の開催日です。

いそのん劇場では礒野作品を主役にした「今月の企画展示」を開催します。
さて今月はどのようないそのん劇場でしょうか?お楽しみに!

そして今月は先月にひきつづき、「釜出し」と「下見」があります。
それに加えて、はなれのメインロビーでは、魔法使いいそのんの使い魔の幼体「羽おたま」の販売があります。
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「羽おたま」は7匹(各2000円)ご希望が多い時には抽選になります。
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「今月の釜出し」

【ウミノモト】ができるまでの間に誕生した歯鯨のカタチのあばれ玉を一匹、いそのん劇場にて抽選販売いたします。
なんともひょうきんな子です。
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(釜出し企画とは・・・
いそのんの工房のあるこの場所で、オークションには(良い意味でも悪い意味でも)出しかねる作品をご自身で目利きしていただき、ご希望があれば販売あり、という企画です。
焼き物の世界の窯出しをもじり、魔法使いが魔法薬をぐつぐつ煮る大釜の字をあてて名付けました。)
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「今月の下見」
今月のグラス2Hオークションに登場の【ウミノモト】(蛸のような、)。
気まぐれで誕生した小さい子を紹介いたします。
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ご来訪には前日までに連絡をいただいております。
注:お越しの方は必ず事前にご連絡ください。

ご連絡方法や詳しいご案内はコチラ
「礒やしき」と「いそのん劇場」のご案内・・・http://www.iso.cx/kero/0832

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2024/09/04 22:25 Update

いそのん劇場【ウミノモトができるまで】

今月8月11日に礒やしきのはなれで開催された毎月一日だけの礒野お手製の展覧会「いそのん劇場」の様子をご紹介します。
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ごあいさつ

【ウミノモトができるまで】

【ウミノモト】のストーリー上の課題は、カシパン星を助けたり地球の危機をかわすことにありましたが、作品としての課題は、さらに複雑で難解なものでした。

こういうものが欲しい、こういう感覚になるものが欲しいというビジョンが明確だったおかげで一年もかけないうちに完成まで至りましたが、そのビジョンの実現には、新しいモチーフと新しいモチーフのための技術、さらに望む印象を与えるための多層構造の組み立てが必要でした。

というわけで、本日のいそのん劇場では【ウミノモト】ができあがるまでのチャレンジの一端をお見せしようと思います。

展示作品は、その工程の途中途中に完成した個体たちで、その個性のひとつひとつが、次の課題につながっていったものたちです。

説明と一緒になった小さな部品たちは、モチーフづくりのための実験結果など。
ルーペか携帯のカメラを片手に拡大して見るのも面白いでしょう。

会場では、スタヂオiで連載された「デトリタスの幽霊」の紹介もあります。
【ウミノモト(鯨のような、)】の展示作品は、このストーリーの掲載時期にリアルタイムで創られたものです。
またこのあとに、連れ歩きやすいカタチの【ウミノモト】が欲しいとおもって誕生したのが【ウミノモト(蛸のような、)】
完成品は全て「いそのん劇場スペシャル展」で新しいオーナーさんの所蔵がきまりましたが、それまでの過程で誕生したおもしろい子たちを展示しています。

さて、作品を楽しむのに、魔法の裏舞台の知識は邪魔でもあります。
なので、今日をしっかり楽しんだら、あらためて制作知識などすっぱり忘れてくださいませ。

2024年8月 礒野昭子
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会場風景
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スタヂオiで連載された「デトリタスの幽霊」を超要約したもの。
間に貼られたABCは展示されている作品がどの時点で制作されたかを示すもの。

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手前から
「海面を漂う泡泡をどう表現するか?の実験
(表面を漂うものは全体の輪郭が意識に残りやすくするために入れる)
あわあわ蛸さんで使用」

「ぐるぐるしたものの存在の為の部品」

「クモヒトデの足の質感テスト
太い方の棒で作り置きしておいて、寸前に細く引き直して使う」

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「蛸のような、」の完成のあと 、皆が好きな小さいものを気まぐれにチャレンジしてみたもの

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手前から
「ホヤの実験」

「その1 同じパーツでも透明ガラスへの溶かしつけ方で違う形状がつくれる」

「その2 ホヤの為の2種類のパーツ
    採用したものと不採用だったもの」

「その3 群生に見せる為のチャレンジ」

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【ウミノモト】は生命のごった煮、 すべての命が関わり合っているとい うイメージで 創り始めたもの。
海からすくいあげたものが海獣のカタチになったというイメージ。
歯鯨であるイルカを自指しながら試行錯誤した個体

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以前、蛸だけで球体状になるデフォルメを思いついたときに、 粘士で造形して覚え書き( ?)しておいたもの

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これが「蛸のような、」の、決定版になると製作中に確信した個体。
早く結果をみたくて出来上がりを急いでしまったため、内部に歪みが残ってしまった。

その結果 、冷めると同時に割れたので、補修したのがこの個体

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手前
「ハタンポの部品」と作り方の覚え書き(ネタ帳のコピー)


「(鯨のような、)の目の部品と、採用しなかった使用法」

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「鯨のような、」にハタンポの群れを仕込むことが成功し、内部の構成が 完成 した個体
全体のフォルムを柔らかくし動きをつけ、流体感をもたすことが次の課題となった。

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【ウミノモト(鯨のような、)】完成作品(いそのん所蔵)

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(「あとの祭り」対象作品、今月のグラス2Hに出品します)
この個体は「鯨のような、」を球体にすることから「蛸のような、」への移行を試みたもの。

できあがってみると、外形の生き物がとても強く、魅力的な一方、目的のイメ ージからはずれた個体
この次は、吸盤をなくし、全体を流体のイメ ージに近 づけることが課題になった

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(「あとの祭り」対象作品。この会場で抽選販売を行いました)
歯鯨のイルカをイメージして完成した個体。
スタヂオiのお話の中に登場したり、図録に掲載されたりした作品。
課題であったチャツボボヤやグモヒトデが完成し、サルパのようなものやクラゲのようなものもはい ったもの。
正面顔がかわいいのが気に入 っている。

この次の個体では、 さらにみっちり詰まってごった煮になった状態を いかにして可能にするかが課題にな った
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次回いそのん劇場は9月8日
釜出しあり。
この1点をその場で抽選販売します。
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お楽しみに!
2024/08/14 22:08 Update

8月11日はいそのん劇場の開催日です

「やまのパンダ屋さん」の時間と内容
パン屋さんとまちがえられる通称が変わりました!

新しい第二日曜日山のおうちのイベントについてはこちらをごらんください。

「礒やしき」と「いそのん劇場」のご案内・・・http://www.iso.cx/kero/0832
スタヂオiのこの記事もあわせてご覧ください・・・ http://iso.wcs.jp/04096 

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今月8月11日は「いそのん劇場」の開催日です。

今回はスペシャル展を終えて、初の開催、
「いそのん劇場スペシャル展-あとの祭り」の一環として
【ウミノモトができるまで】を展示します。
今回は「釜出し」あり!

(釜出し企画とは・・・
いそのんの工房のあるこの場所で、オークションには(良い意味でも悪い意味でも)出しかねる作品をご自身で目利きしていただこうという企画です。
焼き物の世界の窯出しをもじり、魔法使いが魔法薬をぐつぐつ煮る大釜の字をあてて名付けました。)
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【ウミノモト】ができるまでの間に誕生した歯鯨のカタチのあばれ玉を一匹、いそのん劇場にて抽選販売いたします。
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また、おなじく「あとの祭り」として今月のグラス2Hオークションに登場の
【ウミノモト】(蛸のような、)のあばれ玉の実物を紹介いたします。
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ご来訪には前日までに連絡をいただいております。
注:お越しの方は必ず事前にご連絡ください。

ご連絡方法や詳しいご案内はコチラ
「礒やしき」と「いそのん劇場」のご案内・・・http://www.iso.cx/kero/0832

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2024/08/03 13:14 Update

いそのん劇場【糞玉とダイコクコガネモドキ】

今月6月11日にやまのパンダ屋で開催された毎月一日だけの礒野お手製の展覧会「いそのん劇場」の様子をご紹介します。
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ごあいさつ

【糞玉とダイコクコガネモドキ】

今月のいそのん劇場では、作品【土に還る】と糞玉の袋を糞玉で暮らす幼虫の気持ちで見ていただきます。

【土に還る】はダイコクコガネモドキ、今度は雌♀(46g)。

糞虫、糞玉、フンフンフン
糞、クソ、うんこ、便、
さて糞と言えば、汚いもののイメージがありますが、ほんとにそう?

その内容は、分解しきれなかった食べ物、腸内に住んでいた微生物のご遺骸、水分、などなど。

土を肥やし、植物や菌類を喜ばす、栄養価の高いかたまり。
糞そのものは汚くはない。

なのになぜ、汚いと思う?
これはきっと寄生虫のことがわからない時代の、赤痢やコレラの正体がわからない時代の、ヒトの歴史の重なりが考えた「危険だから糞をまるごと汚いと思って避けろ」という作戦。

私は食べるものには火を入れることにして、糞ではなく赤痢やコレラや寄生虫そのものの感染を避ける作戦で、糞を嫌うのをやめました。

先入観をとっぱらって見ると、糞に集まる糞虫にはその姿のかわいいものが多い。
姿だけでなく、行動がまたかわいい。
ホカホカした糞に、よってたかってちぎりとり、団子に丸めて転がして、四方八方散っていく姿がかわいい、押したりひっぱったりえっほえっほと働く姿もかわいい。
卵を産みつける糞玉(糞団子)もとってもかわいい。

そんな糞虫ファンのいそのんが生んだ「ダイコクコガネモドキ雌♀」
中に仕込んだ小さなタンポポの綿毛(ガラスです)、外を覆う糞玉の袋(羊毛です)、その他もろもろ周辺のしつらえ、全部あわせて、本日のいそのん劇場をお楽しみくださいませ。

2024年6月 礒野昭子
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会場風景
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会場には、礒野がこれまで拾いあつめてきた糞虫のコレクションも展示しました。
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さてこの糞虫、世界にはたくさんの種類がいます。
有名なのはファーブルが本に書いたオオタマオシコガネやエジプトのミイラに添えられたスカラベではないでしょうか。

日本にも、たくさんの種類の糞虫がいます。
カブトムシ弱サイズから、カナブンサイズ、ゲンゴロウサイズ、アリさんサイズと、いろいろな大きさの種が居ます。
意外と身近に居ることもあるのですが、それと気が付かずにいるかもしれません。
野生動物がいるところ、家畜を放牧しているところでは、夏にあちこちを飛びまわるのをみつけることがあります。
猫トイレの掃除をしていて、みつけたこともあります。

ここにあるのは、これまでみつけた(もらったものも)糞虫のなきがら。

死んだふりでなく、本当に死んでいるものだけ持って帰るので、これまで出会えた糞虫のうちのこれはごく一部です。
一般的な甲虫にくらべ、2等身っぽくてかわいいと思いません?
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この作品は、今月22日のグラス2hオークションに出品しています。

グラス2Hオークション・・・https://2h.wcs.jp
2024/06/18 21:13 Update

いそのん劇場【モロッコからやってきた化石】

今月12日にやまのパンダ屋で開催された毎月一日だけの礒野お手製の展覧会「いそのん劇場」の様子をご紹介します。
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ごあいさつ

【モロッコからやってきた化石】
昨年秋に、モロッコのアルニフでみつけてきた化石の一部が、パンダ屋に届きました。

化石はデボン紀の地層から出たもの。
主に三葉虫。

今回届いたものの多くは化石掘り師のおじさんが掘った竪穴の中に入り、おじさんが掘り出した石を割ったり、おじさんが穴から放り出してつみあげた石を割って見つけたものです。

本職の化石掘り師さんは珍しいものや大きいものを狙い、私は小さくてかわいいものを狙います。
特にくるっと丸くなった三葉虫はいくつでもほしい。

カチカチとトンカチで割ったところから化石の一部が見えると、それがどういうものか想像して、気になるものは全部持って帰ります。
そして後日ゆっくりクリーニングすることになります。

さて、今日見ていただくのはそのような、採ってきた状態の石の塊。

どれも、割ったところから化石の一部が見えていますが、石の中に残りの部分が全部入っているか、それとも全く欠損しているかは、クリーニングするまでわかりません。

でもわからない今ほど、見えない部分を想像するのは自由で、これがまた楽しいのです。

マニアックなものではありますが、地球の裏側からやってきた大地の一部
いそのんがそのひとつひとつを手渡しますから、じっくり想像力をはたらかせて見てやってください。


今回のいそのん劇場は2回に分けて開催します。
ご希望の方はどちらかにご参加ください。

第一部 14時スタート
第二部 15時スタート
                    2024年5月 礒野昭子

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会場風景
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まもなくいそのん劇場がはじまります。
今日お見せする化石はダンボールの中に。
テーブルの上に並ぶのは、以前から持っているクリーニング済みの三葉虫化石。
クリーニング前の化石を判別するための参考資料としておいてあります。

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ひとつひとつじっくり見ていきます。

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いそのん劇場終了後のテーブルの上は、みなさんにじっくりと見ていただいた化石たちで埋まりました。

みなさま礒野の楽しみに、おつきあいどうもありがとうございました。
2024/05/12 22:15 Update
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