ジャングルのぞきめがね

タンココの森の地面は栄養価のたかそうな土がぽろぽろと、直径5ミリほどのぽろぽろでできていました。
ke18_6_28a.jpg
「土を肥やすのはミミズさん」と小さいころに教わった記憶そのままにミミズさんのしわざ(喜)とつい思ってしまいます。

でも違いました。
はい、こちら証拠写真。
ke18_6_28b.jpg
私の接触に驚いたヤスデさんがくるりんとなりながらも・・・ホラ・・・ウンチしています。

これがこの土の正体。
気がつけばこの森にはこの種類のヤスデさんがたくさんたくさん棲んでいるのです。

さて今度日本でも落ち葉の下のぽろぽろの土の作り手をちゃんと見てみます。
ほんとにミミズさんだけなのかどうか?
できるだけ自分の目で見ないとね!
そしたらきっと新しい発見もあるはず。

ごろりん第三の旅 スラウェシ島タンココの森の思い出

2022/01/21 23:51 Update

ジャングルのぞきめがね

今日は本編で訪れているムタイ川の地域を駆け足でご紹介。
カリマンタン島の東海岸に河口を持つマハカム川をさかのぼっていくと、そこは延々と水郷地帯。
ke18_7_10a.jpg
イソノンの水郷地帯の旅の起点はこの桟橋からボートに乗って。
ke18_7_10b.jpg
さらに川をさかのぼっていくと、村が水の上に現れます。
ke18_7_10d.jpg
ここは猿の村(ウソ)
ke18_7_10e.jpg
ここは大きなトリさんの村(ウソ)

こんなふうに村の暮らしは地域の生き物と共にあります。
猿や鳥の横では川魚のイケスらしきものがあったり、洗濯をするおかあさんが居たりします。(ワニや大きなトカゲも居るみたいです。)

ke18_7_10f.jpg
家の多くは、こんな風に水の上に浮いています。
お店もたくさんあります。
ke18_7_10g.jpg
これはプロパンを売ってるお店
ke18_7_10h.jpg
船外機に取り付けるプロペラらしきものも売っています。
ke18_7_10i.jpg
村や町をつなぐ、狭い水路はジャングルの中を通ります。
ke18_7_10j.jpg
ほらまた大きな湖に出ました。
遠くに見えるのはとても大きな町みたいです。
ke18_7_10k.jpg
水の上に立ち並ぶ家々の中にはモスクのような建物も。
ke18_7_10l.jpg
木の足場のようなものは、家と家をつなぐ道路のようですが、どんなふうになってるのでしょう?
ke18_7_10o.jpg
船を留めてもらって上陸。
先ほど下から見た足場みたいなところは、とてもしっかりした道でした。
ke18_7_10n.jpg
道と家は渡り板のような小道でつながれています。

たくさんの不思議な(でも筋の通った)暮らしや自然をたくさん見て、ムタイ川周辺の水郷地帯を後にしたのでした。
ke18_7_10m.jpg
この人は船頭さん。
お世話になりました。
2022/01/21 23:52 Update

ジャングルのぞきめがね

スラウェシ島トモホンの町外れを歩いていてふと自分が今見ているものに違和感を感じました。
この光景、何がおかしいかわかりますか?
ke18_6_24a.jpg
横木を打った杭の先っぽから緑の葉っぱが出てるんです。
「えっ?」と気がついた瞬間、我が目を疑い二度見しました。
つまりこの杭は生きているんです。
つまり生えてるんですね。
で、この柵をあらためて見渡してみると・・・
ke18_6_24b.jpg
種類も様々な、すべての杭から葉っぱが出ていました。

むごいようにも見えます。
でも、木ってぐるっと縛られるのは水の道を断って死んじゃいますが、釘を打たれるのはそんなにダメージが無いらしいので、まるっこ伐採されるより、これはありがたいしうちかもしれません。
あくまでも、まるっこ伐採に比べてのはなしですが。

以上これはあくまで、この木達がもともとここで生えていた木だと考えての考察。
もしかしたら、この力強い南国では、生木で杭を打ったら挿し木みたいに根が出て葉が出るのかもしれませんけれど・・・。
それもまたスゴいはなし。

もうひとつ、個人的にカルチャーショックな光景。
ke18_6_24c.jpg
切り倒した丸太をその場で刃先の長いチェーンソーで製材してるところに遭遇しました。
大工仕事が好きなワタクシですが、これは考えたことも無かった。
昔はみんな大鋸で木挽きしてたのでしょうけど、チェーンソーのある現代はたいがい製材所もあるわけで。
チェーンソーで木挽きはイメージしたことも無かった。
でもできるんですよね。
確かに・・・。
まいりました。

ごろりん第三の旅、スラウェシ島の思い出

2022/01/21 23:52 Update

7月のパンダ屋さん

お知らせです。
しばらく前から弘法さんで販売をはじめている「ごろりんてぬぐい」と「からっぽてぬぐい」がスタヂオiとCo展のアイテムのページからご購入いただけるようになりました。

アイテムのページ・・・http://iso.wcs.jp/item/index.html

てぬぐいはこんな感じ
ke18_7_4a.jpg
ごろりんてぬぐい(¥1200)
ke18_7_4b.jpg
からっぽてぬぐい(¥1200)
色はモニターによって若干違って見えます。
どちらも私の作品からのインスピレーションで、片方は絵柄のデザインも礒野のオリジナルです。(さてどちらでしょう?)

では本題です。
今週末はおなじみ、やまのパンダ屋さんの開店日です。
パンダ屋さんは第二日曜とその前日がおもてなし日です。
なので、今月は7日と8日。
もっとも早い日のパターンです。

礒野はここのところ北海道まで化石をさがしに行ったりしていましたので、頭の中はアンモナイトでいっぱいです。
アンモナイトやらそれから連想するあれやこれやを頭の中でころがしながら、この土日はパンダ屋さんにおります。

パンダ屋さんでは、礒野が創ったとんぼ玉作品の販売はありませんが、サバヲの作品と楽しいおしゃべりのひとときが、皆様をお待ちしております。
ゆっくりまったりとお時間を過ごしていただけることと思います。
パンダ屋だけのお楽しみもありますよ。

やまのパンダ屋  http://panda.glazo.net

パンダ屋さんは駅から歩いては行けない場所なので、電車でお越しになるかたがおられましたら、前日までにメールください。
(kaeru@iso.cx)
海南駅までお迎えにいきます。

前述のてぬぐい、やまのパンダ屋さんでもお求めいただけます。
見たい方、欲しい方はお声がけください。
2022/01/22 22:49 Update

ジャングルのぞきめがね

タンココの森ではこんな、思ってもみない生き物に出逢いました。
ke18_7_5c.jpg

樹の上にいるトビトカゲ

日本でみかけるいわゆるトカゲやカナヘビより、ややこぶりなサイズです。

「あ、トカゲ。キノボリトカゲの一種かな?」と見ていたところ、
羽(?)をひろげるのを目撃。
ke18_7_5a.jpg

こちら拡大写真
ke18_7_5b.jpg

これまで羽というのは生き物の腕(時には指)が変化してできるものだと思ってましたから、このお姿にはびっくり。
ほら!よく見てください。
手にするか、羽にするか、でなく両方あるんです。

ごぞんじ、ワタシの代表作の桜のステガちゃんは手もあるのに、羽もあります。
その部分、進化のルールを無視して創った子なんです。
でも、自分が知らないだけで、いろんな生き方の工夫があるんですね。

桜のステガちゃんはパタパタ一生懸命飛ぶ設定ですけど、このトカゲは滑空するらしいです。

これはごろりん第三の旅 スラウェシ島タンココの森の思い出

2022/01/21 23:52 Update
    Home