8月13日はパンダ屋さん開催の日です

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今週末の8月13日(日)は和歌山県海南市にある「やまのパンダ屋さん」の開催日です。

お山も陽射しが強い日にはあちあちですけれど、暑いのは陽射し、木陰にはいってお陽様光線を避けると、風は涼しかったりします。
そんな場所ですから、パンダ屋は全部のドアや窓を開け放しです。
もちろんクーラーはありません。

というわけで、いそのんからのおすすめ。
クーラーのなかったころの日本を思い出して、ぜひ涼しい格好でお越しください。

昭和レトロにムームーとかステテコとかいいですね。
ランニングにステテコで腹巻きしてる人が居たのは、ちょうどいい汗をかくと、身体は良く冷えるからなのだと思います。
お腹は冷やしたくないですもんね。

今時ステテコを着ると、もうドラマの衣装にしか見えなかったりしそうです。
なので、礒野の推奨は汗を吸いやすい生地の薄手の長ズボンにシャツかTシャツ。
しっかり汗をかいて、風に吹かれるつもりでお越しください。

さて、今月のパンダ屋さんの内容ですが、

サバヲ劇場、例年今頃今年の水着パンちゃんが登場していますが、今年はどうでしょう?
もし誕生しているなら、前日にはサバヲのパンダ屋ブログで発表があるかと思います。
サバヲのアイテムは11時半ごろ展示と販売予定です。

礒野のいそのん劇場は、まだいろいろと検討中ですが、それはそれとして
グラス2Hオークションに出品予定の【桜鯨】さんを展示してみなさまにお披露目の予定です。
ぜひ実物を手に取ってみてください。


今月は前もってのお知らせが少ないですけど、パンダ屋ではいつだって何かがあります。
何かって何?それはそのときのお楽しみ。


それではみなさま、第二日曜日、やまのパンダ屋さんでおまちしています。
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やまのパンダ屋さんへのご来訪には前日までに事前連絡をいただいております。
注:お越しの方は必ず事前にご連絡ください。

ご連絡方法や詳しいご案内はコチラ
「やまのパンダ屋さんのご案内」・・・http://www.iso.cx/kero/0672

オープンは11時、クローズは17時。

海南駅までのお迎えは
10:35 と 14:05 です。
2023/08/11 15:17 Update

【イソネルペトンの卵塊】

今月のグラス2Hオークションには、化硝研究所企画の【イソネルペトンの卵塊】も出品されています。

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【イソネルペトンの卵塊】

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化硝研での作品は、できあがった復元モデルが何気にデスクの上などに置かれているところを想像して製作しています。
展示台無しで転がしていたり、展示台にしっかり鎮座していたり、
いずれにしても、デスクの上をたまたま見た人が「これはいったいなんだろう?」と思うような不思議な存在感が理想。

あるはずのないもの、無限の想像の世界のもの。
それが実世界と交錯するのがおもしろくてたまりません。
ギャプス紀と名付けた時代がさもあるかのように(無いとは言えません)ある人は研究者、ある人は所蔵保存者、ある人はレポートを定期購読する読者として、皆でぐるになって、これらの研究成果を積み上げていけたら、すごく面白いなあと思っています。

気の長い楽しみですが、おつきあいよろしくお願いします。
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Isonerpeton (イソネルぺトン) の卵塊
脊椎動物門/ネクトリド目/所属不明種

イソネルペトンは水場と陸の間に生息する生物です。
生態としては特に水の流れが強いところにいることが多く、尻尾を海草などに絡みつけて獲物が流れてくるのを大口をあけて待つというものでした。
産卵もそのような場所で行われるため、卵殻は丈夫で長端の一方についたカギ状の突起を水中の植物などにひっかけて、流されないようにしていました。
表面のぶつぶつは表皮の薄皮が盛り上がったもので、水の流れであちらこちらに叩きつけられても耐えうるクッションの役割と、景色にとけ込む迷彩的な役割をもっています。

卵の中の胚には、すでにこの種の特徴である巻いた尻尾とエラがみられます。

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少しづつ明らかになるギャプス紀の生物モデルを所蔵していただける方をお待ちします。
<---グラス2hオークション会場はコチラ

このオークションは終了しています。どうもありがとうございました
2023/08/20 17:40 Update

【オオサンショウウオ どぉん!】のおはなし

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深い山々、冷たい川の流れ
「どぉーん!」と私にぶつかってきたのは、一匹のおおきなオオサンショウウオ。
その体重を感じた一瞬は忘れられない感動の思い出。
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山で鹿やカモシカにぱったりと出くわす。
こずえを見上げておもいもかけず、リスやムササビと目があう。
ヒトとして生まれて、ヒトとしての人生の途中で、他の生き物の暮らしと接触する、そんな瞬間があります。

その体験は、わきあがる相手に対する敬意といっしょになって、どぉん!と心に残っちゃう感動になる。
そんな遭遇の瞬間の喜びが、これからも私たちにたくさんありますように。
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こんにちは【オオサンショウウオ どぉん!】です

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ぼくの背中に森があります。
ゆたかな森はゆたかな川を育てます。

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ぼくのお腹側には川があります
川底にはゴロゴロ石ころや、ふさふさやぶつぶつや、おサカナさんたちがいます。

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おサカナさんたちが、こんなにのびのび泳いでいるのは、お食事以外におそわれたりしないからです。

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ぼくが左腕で抱えているのは、ぼくが世話するあかちゃんたち。
まだぷるんぷるんの卵です。

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まだまだお見せしたいところがありますが、
ぼくの自己紹介はこれでおしまい。

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それではバイバイ。
いつかどっかで逢えるといいね。

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この【オオサンショウウオ どぉん!】(98g)を今月22日(土)のグラス2Hオークションに出品します。
みなさまよろしくお願いします。

このオークションは終了しています。


2023/08/20 17:39 Update

【どぉん!】の展示台にもなる連れ歩き袋

今月グラス2Hに登場する【オオサンショウウオ どぉん!】には
特製の連れ歩き袋が付属します。
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羊毛を撚りを強くして紡ぎました。
この自家製の糸で編むと、丈夫でクッション性抜群。
さらに袋は2重になっています。

これ、なかなかのすぐれもので、展示台にもなります。
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袋の口からおサカナが逃げると・・・・

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オオサンショウウオがひょっこり

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オオサンショウウオを、袋からぎゅっぎゅっと押し出してやると、
こんなふうに袋の上にどっしりすわりこんでくれます。(展示台状態)

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この時袋の底のビーズをこんなふうに絞ったままにしておくと、袋の底がへっこんで、置いた時にとっても安定がいいのです。

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底のビーズをゆるめてやると、オオサンショウウオを出してやることもできます。

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袋の底の革ひもをひっぱって、岩穴の巣穴にもどったら、

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おサカナさんも安心して、袋の口まで戻れます。
これでロック完了。
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もちろん「オオサンショウウ どぉん!」を袋からはずすことも可能です。

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この巣穴みたいな連れ歩き袋、外は岩穴の色、袋の中はこっそり水の青色なのがミソ。


2023/07/19 19:13 Update

【オオサンショウウオ どぉん!】解説 その2

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こちらの面もいいんですよ。

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樹や葉や蔓など、陸の緑の部分が表すのは、たくましさや環境のゆたかさです。
風にそよぐ樹々のざわめきや、山の空気を想像すると楽しくなります。


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お気に入り部分の拡大
「お気に入りの部分」は自然の中でときおりみかける気持ちのいいカタチ。
例えば、紀伊半島の南のとある崖の形状です。
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そして
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幹に生えた菌類の部分拡大

このように、どんな隙間にも生き物が居るのは、豊かな環境のしるしです。

つづく・・・

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この【オオサンショウウオ どぉん!】(98g)を今月22日(土)のグラス2Hオークションに出品します。
みなさまよろしくお願いします。
このオークションは終了しました。ご参加ありがとうございました。

2023/08/20 17:38 Update
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