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ジャングルのぞきめがね

タンココの森ではこんな、思ってもみない生き物に出逢いました。
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樹の上にいるトビトカゲ

日本でみかけるいわゆるトカゲやカナヘビより、ややこぶりなサイズです。

「あ、トカゲ。キノボリトカゲの一種かな?」と見ていたところ、
羽(?)をひろげるのを目撃。
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こちら拡大写真
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これまで羽というのは生き物の腕(時には指)が変化してできるものだと思ってましたから、このお姿にはびっくり。
ほら!よく見てください。
手にするか、羽にするか、でなく両方あるんです。

ごぞんじ、ワタシの代表作の桜のステガちゃんは手もあるのに、羽もあります。
その部分、進化のルールを無視して創った子なんです。
でも、自分が知らないだけで、いろんな生き方の工夫があるんですね。

桜のステガちゃんはパタパタ一生懸命飛ぶ設定ですけど、このトカゲは滑空するらしいです。

これはごろりん第三の旅 スラウェシ島タンココの森の思い出

2022/01/21 23:52 Update

ジャングルのぞきめがね

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今日はキノコの(?)おはなし。

ジャングルの中ではたくさんのキノコに出逢います。
特に小さなキノコに惹かれて写真を撮るのですが、帰国してからじっくり写真を見てみると、その周辺にも私を惹きつけるあれこれをさらに見つけたりします。
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黒い細い軸に珍しい色とステキなフォルムに惹かれたキノコ。
よくみると・・・。

付け根にもやもやと白いものを発見。
キノコのこういうところが好き。

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落ち葉から生えていたちいちゃなちいちゃなキノコたち。
キノコの根元を中心に、落ち葉の色が白く変わってます。
これきっとみんな菌糸です。
落ち葉を栄養にして、言ってみれば森を分解しているところです。
で、お花が咲くようにキノコを咲かしてるところですね。
美しい仕事。

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うじゃうじゃ もじゃもじゃ 生えてるのが可愛くて撮った写真を改めてよく見ると・・・
ん?違う種類の棍棒状のキノコが2本写ってました。
まさか?虫草(虫に寄生して生えるキノコ)じゃないよね?
私の知識ではどうとも言えません。
現場ではぜんぜん気がつきませんでした。
残念。

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これから開くところのとっても小さなキノコちゃん。
あどけなくてかわいいです。
さて、この写真をよく見てみましょう。
キノコの右側に数匹、ちっちゃなにょろにょろが居ます。
これはきっとちっちゃなヤスデさん。
なんてかわいい。
下を向いて、触角で樹の幹をたたきながら歩いてるんでしょうね、きっと。
これも肉眼では気がつきませんでした。

インドネシア スラウェシ島にて
ごろりん10本足の歯車くんを探す第3の旅の途中での出逢いのおはなし。

2022/01/21 23:53 Update

ヨモギの虫こぶ

面白いものをみつけました。
コレ
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このサイトの今月の表紙で、ごろりんと共にとりあげた物体です。
ヨモギの葉っぱの付け根から、美しいツボミのようなものが生えていました。

周辺を探すと、このツボミのようなものになりかけのものがいくつかみつかりました。
こんなのとか、
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こんなのとか、
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こんなのとか。
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面白いと思ったのは、まるまるとした塊の側面に、ヨモギの葉っぱの先っぽがちらりとついていること。
次に出る予定だった葉っぱが中身のつまった風船のごとくふくれあがって、葉っぱという本来の姿をかろうじて残している結果なのか、もうまったく違うものになっているのか。
まだまだしらないことばかりです。

ネット上で調べたことを受け売りすると、このツボミは虫に産みつけられた卵の影響でできた虫コブみたいです。
ほんとのところ、確実なところは知りません。
2022/01/21 20:48 Update

ジャングルのぞきめがね

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デンデンムシは行くところ行くところで違う種類を見ます。
全部違うんじゃないか?と思います。
海外とかのレベルの話でなく、国内の地方ごとに違う気がします。

デンデンムシは地域ごとにに固有種がいる。
なぜなら動きが遅く、行動範囲が狭く、それぞれの土地で独立した進化を遂げたからと聞いています。

このデンデンムシは、平べったい種類。
私の住む和歌山の家のまわりには平べったくて毛の生えた種類(ケマイマイ)がたくさん居るのですけど、なかなか顔を出してくれないのです。

だから、この子が顔を見せてくれたのはとても嬉しかった。
でもちょっと驚かれて、目の先がひっこんじゃってますけど。

マレーシア、タマンヌガラ国立公園のジャングル
ごろりん10本の歯車くんを探す第1の旅の途中での出逢いのおはなし。

2022/01/21 23:53 Update

3匹のごろりん10本足がグラス2hに登場です

お待たせしました。
熱帯雨林でいろいろな経験をした3匹のごろりんが今月のグラス2Hに登場です。

あこがれのラフレシアの生える環境を体験した【グヌンレウセルのごろりん】
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手前はゴムの樹とアブラヤシ。その奥が広大なジャングル。
逢えなかったけれどあこがれのラフレシアを探しに分け入りました。


オランウータンや珍しい腐生植物タヌキノシャクジョウに出逢った【ブキッラワンのごろりん】
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おすもうさんみたいに大っきかったオランウータン。人前に出て来たこの方はおそらく一度人間に保護された経験のあるお方。生まれてからずっと完全な野生のままのオランウータンも高い樹の上の寝床や、おしっこの匂いなどで、姿は見せずとも気配は感じることができました。ドキドキする経験です。

思いがけず水オオトカゲに出逢った【タンカハンのごろりん】
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これは寝床のそばに現れた小さいめの個体。
小さいと言っても頭からシッポまで1mくらいあります。

【ごろりん10本足】は、今回の3匹を含め、あと9匹で最後。

すごく納得、満足したのでもうつくりません。

スタヂオiでもまもなく今月22日の里親さがしの正式発表があります。
楽しみにしてくださいね。

【ごろりん10本足のお話し】

2022/01/21 23:59 Update
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