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いそのん劇場【惑星間飛行】

今月8日にやまのパンダ屋で開催された毎月一日だけの礒野お手製の展覧会「いそのん劇場」の様子をご紹介します。
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ごあいさつ

【惑星間飛行】

「お月さんはいつも同じ側を私たちにみせてるんだって。
地球の自転と月の公転がいっしょだからなんだって。

地球から望遠鏡でお月さんをみたら、
クレーターだらけの砂漠みたいな景色が見えるけど
あっちかわでは緑の大地がひろがっていて、もしかしたらウサギさんに似た生物がいるかもしれない。

そしてもしかしたら、そのすごい脚力でピョーンと月から跳びだして
宇宙(そら)の星を飛び石に
はるばる旅をしてるかもしれない。

ほら、さっき夜空に星の見えない場所があった
あれは、月のウサギがとおりすぎたせい。」


文明と技術の進化で、新しくわかるようになった物事がたくさんあります。
新しい知識は、いつだって新しい疑問を連れてきます。
本当のことの追求はいつだって楽しいのですけれど、
わからない時に、わからない事を想像したり想定したり仮説をたててみることも
人の世の楽しみのひとつ。
科学的もいいけれど、たまにはこんなファンタジーもいかが。

そして月をみあげるとき、自分が立っているのは
宇宙(そら)を飛ぶ星のひとつ
と思い出すのも一興。

それでは本日のいそのん劇場はじまりはじまり、
どうぞみなさま楽しんでくださいませ。

2023年1月 礒野昭子
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いそのん劇場でご紹介したこの3匹
今月23日に開催のグラス2Hオークションにぴょーんと出場を予定しています。

2023/01/09 22:23 Update

いそのん劇場【オオサンショウウオどぉん!】

今月11日にやまのパンダ屋で開催された毎月一日だけの礒野お手製の展覧会「いそのん劇場」の様子をご紹介します。
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ごあいさつ

山で鹿やカモシカにぱったりと出くわす。
こずえを見上げておもいもかけず、リスやムササビと目があう。
ヒトとして生まれて、ヒトとしての人生の途中で、他の生き物の暮らしと接触する、そんな瞬間があります。

だれでも一度は経験したことのある、そんな遭遇の瞬間。

裏山のタヌキやニホンアナグマのパトロールのルートが、自分の散歩とタイミングがあっちゃって
お互いに遠慮しあう数秒。

深夜、たまたま空を見上げたときにフクロウの音も無く頭上をとぶのを目撃した一瞬。

海藻をばりばりかじっているウミガメといっしょになった海中のできごと。

都会の植え込みの中で、穴から顔を出したネズミと目があった瞬間。

小さな虫から大きなほ乳類まで。
たくさんのドキドキわくわくの出逢いのひととき。

オオサンショウウオと出逢ったのはゴム長付きの防水ズボンをはいて夜の川を
じゃぶじゃぶあるいていた時のこと。
「どぉん!」とヒザあたりに何かがぶちあたり、その大きさに「え?何?」
その姿をしばしみつめて川の中でたたずむひとときのあの気持ち。
それは、自然に暮らすオオサンショウウオと私の人生の交錯した喜びの経験でした。

私も、みんなも、心にどぉん!とのこっちゃうようなあんな経験をこれからもたくさんできますように!
そんな願いをこめて、本日のいそのん劇場は新作発表です。
みなさんは、この作品に何を感じてくださるでしょうか。

2022年12月 礒野昭子
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会場風景
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新作【オオサンショウウオどぉん!】はこのあと、
背中や内部、楽しみ方のご紹介を経て、今月22日のグラス2Hオークションに登場です。
グラス2Hオークションへの出品はとりやめ、違う方法で販売することにしました
(インターネット上での販売です)
詳しいことはこれから発表しますので、ぜひチェックしていてくださいませ。(12月14日更新)
(この企画は終了しました) 
2023/02/19 21:03 Update

いそのん劇場【鯨頭石のあらわすもの】

今月13日にやまのパンダ屋で開催された毎月一日だけの礒野お手製の展覧会「いそのん劇場」の様子をご紹介します。
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ごあいさつ

本日のいそのん劇場はほの暗い海の底
揺れる水と光のある空間があります。
その中で鎮座している【鯨頭石】に出逢います。

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【鯨頭石】は石です
石は大地の一部、大地は地球の一部
それはたくさんの命のよりどころです、

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【鯨頭石】は深い深い海の底の熱水噴出口のある場所です。
そこは暖かくてミネラルたっぷり、ほかの場所にはいない独特な生き物達の棲むところです。

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【鯨頭石】は大きな大きな鯨
大きすぎて頭しか見わたせない。

大きな鯨の命が終わる時、大きな身体は海をただよい、ゆっくりゆっくり時間をかけて
海底に沈んでいくのだそうです。
そして、その骨の脂のひとしずくがなくなるまで、
その骸(むくろ)はたくさんの生き物のご飯で住処になるんだそうです。
それはまるで私たちをのせて宇宙にうかぶ地球のようです。

【鯨頭石】は、鯨であること、石であること、深海の熱水噴出口であること
この三つの要素をもつ作品です。
この三つの要素のそれぞれについて考えをめぐらせるとき、私の思いはその先でお互いに関係し、
さらにそこから想像がとめどなくひろがっていくことになるのです。

本日のいそのん劇場では、
気持ちよくほの暗い海の底を、ゆっくりゆっくりと漂う気持ちになりながら、
礒野のとめどない想像の世界におつきあいください。
この時間がみなさまの豊かな気持ちの糧になりますように。

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2022年11月 礒野昭子
2022/11/14 19:57 Update

いそのん劇場【ご近所さま(身の回りの蜂たちのこと)】

今月9日にやまのパンダ屋で開催された毎月一日だけの礒野お手製の展覧会「いそのん劇場」の様子をご紹介します。
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ごあいさつ

ここパンダ屋では、日常からたくさんの蜂が暮らしているのを見ることができます。
蜜や花粉を集めに来てるだけの子もいますし、子育ての為の巣穴を掘ったり、またその巣穴をうばったり
しに来ている種もいます。
軒下はいわゆるアシナガバチやコスズメなどのスズメバチ類の巣作りに使われますし、
すだれの葦も、小さなイモムシを運ぶ、コバチの巣になります。
建物の木でできた部分はどこもここも、クマバチが穴を掘っていて、既にあいた穴はエントツコバチや
アシブトコバチ、セイボウ、ジガバチ、ほかにも名前もしらない蜂達たちがたくさん子育ての場として
利用しています。
さらに、タンスのすきまや本のすきま、洋服や毛布のすきまでも、しばらくほっておくと
すきまというすきまでドロバチの仲間が一生懸命左官仕事をしています。
つまり、私のくらしにとって蜂たちはすごくご近所さまで、常時何10匹もの蜂がおうちの中を
出入りしています。

現代の生活では、こういう光景は珍しくなりつつあると思います。
おうちの建材やつくりが蜂むきではなくなっていたり、わけもなくこわがって駆除してしまったり。
彼らに野菜の花粉付けをしてもらい、ブロッコリの葉っぱを食べてしまう青虫の間引きをしてもらう、
そういう暮らしをしながら、彼らが居ない生活はなんと寂しいだろうと思うのです。
そして寂しいだけですまない何か大きな問題もゆっくりとすすんでいるかもしれないと思うのです。

今日、ここでは、【ご近所さま(オオスズメバチ)】を中心に
いくつかの蜂の巣を展示しています。
展示したのは、蜂にとってもう不要になった巣ですが、パンダ屋では、まだまだたくさんの
生きた蜂の生活を見ることができます。

人の暮らしと身近なはずなのに、意外と知らないことの多い蜂たち、私のご近所さまとして、
また同居人としてこれからもいちもくおきあって、みんなで親しめるといいなあと願っています。

2022年10月  礒野昭子
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コガタスズメバチの本番の巣
左は途中であきらめたもの、右は子育てが終わって11月ごろ空き家になったもの
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コガタスズメバチの初めの巣
女王蜂が最初にひとりで作って最初の何匹かを育てるための巣
とても壊れやすい
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アシナガバチの巣 役目を終えて空き家になったもの
今は、ドロバチの一種が子育てに再利用しているところ
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ドロバチがつくったもの。
おそらく2種類。
どちらも子供のご飯になる蜘蛛などを詰め込んで、卵を生んでいる
2022/11/14 19:49 Update

いそのん劇場【流流(りゅうりゅう)のお誘い】

今月11日にやまのパンダ屋で開催された毎月一日だけの礒野お手製の展覧会「いそのん劇場」の様子をご紹介します。
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ごあいさつ

「人間社会の忙しい日常の中で、
出勤のため駅に向かうとき・・・
スーパーに今夜の食材を買い出しにいくとき・・・
郵便物をポストに投函しにいくとき・・・
道わきに水路や田んぼがあるのを横目に気づきながら、そのままつい先をいそいでしまいます。
足を止めてその水の中をのぞき込むことは簡単なようで、なかなかむずかしい。

でも、ちょっと時間をさけるときなら、
足をとめて、かがみこんで、水の中をのぞき込んでみたりもするでしょう

身をのりだして、かがみこんで、水面に自分の影がうつるまでのぞきこんでみます。
そしたら中の世界の小さないきものたちの暮らしがぱあっとみえてくる。
それはちょっと立ち止まったことでかなう魔法みたいな瞬間です。

【流流】に出逢った時にはぜひ目をあわせてみてください。
彼はきっとあなたを無言で誘いかけてきます。
「ワタシの中をのぞいてごらん?」

【流流】の中はぷくぷくぶつぶつと水の流れる世界
小さな生き物たちが、流れにたなびく植物につかまって、
水底にはそれを狙う謎の生き物もいて。
いざなうのは水路などをのぞき込んだときのあの魔法の瞬間

さて今日のいそのん劇場ではいそのん所蔵の【流流】がみなさまをお待ちしています。
流流の中の流れは、そんなに深くありません。十分足のつく深さです。
どうぞ恐れず、その誘いにこたえて、ちいさな流れの世界にぜひ入り込んでくださいませ。
もしかしたら、ぷつぷつぶくぶくいう音も聴こえるかもしれません。

2022年9月 礒野昭子」
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会場風景
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2022/09/12 19:10 Update
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