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いそのん劇場【一年サナギの羽化】

5月8日にやまのパンダ屋で開催された「いそのん劇場」の
ご挨拶文と会場写真をご紹介します
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【一年サナギの羽化】

百年なんて待ってらんない・・・と誕生した【一年サナギ】がみなさまのお手元でお世話され始めてからちょうど一年がすぎました。
どうでしょう?  あなたの一年サナギは無事に羽化したでしょうか?
していない?
そうですね、していないかもしれません。
ヒトの世界は、コロナやら、戦争やら、こっそり侵略やらが起こっています。
あいかわらず川はコンクリートで護岸されて、棲み心地のわるいところになっています。
つなみの用心とかやらで、海の赤ちゃんたちの育つ場所だった海岸の浅瀬もどんどんなくなってきています。
ヒトの世界がほんとうの良い環境に整うまでには1年よりもうちょっと長い期間が必要みたいです。

「ヒトの世界で羽化できないからといって、いつまでもサナギでいるのもつまらない。」
そういうことなのでしょうか?一年サナギはその本体がみなさまのお手元にあるままに、
夢の中のいそのんの世界の中で、1匹1匹と羽化をはじめています。

これまで羽化したのは12匹

あなたのサナギから生まれた子も、いそのんの夢の中で羽化しているかもしれません。

今日のいそのん劇場は「一年サナギの羽化」
夢の中で羽化した、元気でかわいい12匹の子たちを
いそのんはガラスにして頭の中から取り出しました。

なでたりつまんだりはなしかけたり、
ここでの12匹との出逢いを、
どうそ楽しんでいってくださいませ。

2022年5月 礒野昭子
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天井からつるされたおおきなランタンのような白い布の中は夢の中のいそのんの世界
イラストはケロ画伯よるもの

会場で初公開された【夢の中で羽化した一年サナギ】たち
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3匹集まって井戸端会議でしょうか?
光を透すと、台の上にできる青や緑の影がきれいです。

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こんな虫もいるのか???
夢の中ですから、なんでも有りです。

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いろんなところにひっかけて、虫さんを飛ばせられる真鍮スタンドも出来たのでおひろめです。
空中を飛ぶ影がなんともかわいい。

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ちゅうちゅう吸う虫ちゃん。ぺろぺろ舐める虫ちゃん。ぱっくんかじる虫ちゃん。
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「いそのん劇場」とは月に一度、一日だけ、やまのパンダ屋さんにおいて開催される礒野昭子のExhibition(展覧会や展示、博覧会)です。
2022/05/15 20:35 Update

いそのん劇場【ヤムヤム果実とクリスマスのおはなし】

12月12日にやまのパンダ屋で開催された「いそのん劇場」の
ご挨拶文と写真をご紹介します
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【ヤムヤム果実とクリスマスのおはなし】
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ある日いそのんから12の【ヤムヤム果実】とひとつのおはなしが、グラスタウンの町長さんに託されました。
それはクリスマスの18日前のことでした。

その日からこの作品とおはなしは、町長さんの手と
いそのん自分自身の手で、ふたつの方向からつづられていきます。

町長さんを通してのおはなしはグラスタウンのサイト 「Co展」 で。
いそのんからのおはなしは自らのサイト 「けろけろ。」 で

今日このいそのん劇場ではこの12個の熟れ熟れの実の実物を見ていただきます。
微妙な透明感や、蟲の下から漏れるさし色、ちらりとみえる果物の中。
そして手にもってみてください。
そうしてガラスの重みと温度を感じてもらいます。
上に乗っている蟲とも目があうかもしれません。
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【ヤムヤム果実】ぶどう色の実

そしておはなしはこれからどうなっていくのか?
今回のいそのん劇場は、この先の展開のイメージをほのめかす空間のしつらえにしています。
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洞窟の中ではいつも頭上を気にしなくてはなりません。
光はライトのいく先だけを照らします。
そしてそこに現れたのは・・・・・・
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「ここに、12の色の12の形の【ヤムヤム果実】があります。
どれも熟れ熟れの果実です。
2021年この年、いそのんは世界を見てまわることができないでいました・・・・・・・」

こうやってはじまった今度のおはなし、
この先、ものがたりはどうなっていくのか?
それを想像しながら今日は12個の【ヤムヤム果実】を見ていただきたいと思います。

2021年12月  礒野昭子
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【ヤムヤム果実】青緑色の実

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【ヤムヤム果実】あい色の実

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【ヤムヤム果実】水色の実

暗闇の中で、後ろから光をあてると、果実の内部の色が透けてみえます。
2022/05/15 19:43 Update

いそのん劇場【未確認化石-UF004-の復元作品】

11月14日にやまのパンダ屋で開催された「いそのん劇場」の
ご挨拶文と写真をご紹介します
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むかしむかし、大昔、恐竜が居た頃よりもっとむかし、地球上では生物の大量絶滅がありました。
古生物の世界ではその大絶滅を境に、それ以前を古生代、それ以降を中生代と呼んでいます。
化硝研究所では、その中生代と古生代の間に、知られざる地質年代【ギャプス紀】があるとして、
そこから発掘された化石の復元にとりくみ、ギャプス紀の世界がどういうものであったかを少しでも
解明しようと試みています。

今回のミッションは未確認化石UF004の復元。
3人の博士から3つの異なる復元モデルが届きました。

いそのん劇場では、その博士のひとりである礒野が、他の二人の博士の作品とともに、
今回の復元モデルの実物とその生物の概要をここでみなさまに見ていただこうとこの場をしつらえました。
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未確認化石-UF004

化硝研究所のアンモ所長の依頼に、3人の作家が乗り気で熱中して取り組んだことは、
ここにある作品を見ていただくと、感じていただけるかと思います。
3人の博士が感じる、ものづくりのワクワクと、知られざる時代を想像するワクワクを
みなさまもぜひ、ともに感じてくださいませ。

注1:ギャプス紀は架空の地質年代です。
注2:アンモ所長と化硝研究所のおはなしは,Co展のコンテンツのひとつ、【化硝研究所】
をごらんください。

2021年11月 礒野昭子
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2021/11/20 19:37 Update

いそのん劇場【43匹のナギ】

4月11日の山のパンダ屋さんにて開催された、いそのん劇場の内容をご紹介します。
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【ナギ】・・・この作品を私は言葉にしてうまく説明することができません。

ただ言えるのは【百年サナギ】を手がけたあと、
「サナギという存在の魅力を【百年サナギ】と違う表現でも感じてもらいたい」と、
夢中で生み出した子たちだということなのです。
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【ナギ】は、サンドブラストによって表面がザラザラと白っぽく見えます。
これは表面のザラザラが光を乱反射するからです。
そしてさらに【ナギ】はガラスに曇りを混ぜ込んでつくってあります。
曇りというのは小さな泡のつらなりです。
乱反射の層を通り抜け、外から入った光は、この小さな泡にぶつかってまがったりまた反射したりしながら
進みます。
中でまがったり反射したり行ったり来たりしながらすすむ光は最後に【ナギ】から外に出ようとしたとき、
すんなりとは、出してもらえなかったりします。
そんなふうに【ナギ】の中にはほんの一瞬「気のせい?」というぐらいの一瞬、光りがとどまる感じがします。
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今回のいそのん劇場は23匹の【ナギ】の展示と20匹の【ナギ】のこっそり展示で構成されています。
23匹の【ナギ】は今後、インスタレーションとして空間を創作する時の大事な作品群として、
私の手元に残しておくつもりの子たちです。
20匹のこっそり展示の【ナギ】は・・・・?
だれんちの子になるかはまだわかりません。
どこの子になるにしても、今日はここに来てくださった方々のものとして、眺めて透かして握って
楽しんでください。
にぎっているうちに、表面の反射が減って、中がすこしづつ透けてきます。
この変化も【ナギ】の楽しみのひとつです。
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いそのん劇場は礒野の脳内です。
ガラスの理屈はさておき、【ナギ】を少しでも「かわいい」と思ったら、その人はきっといそのんのお仲間です。
こころおきなくこの空間でゆっくりじっくりすごしてくださいませ。
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2021年4月 礒野昭子
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会場風景
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2021/04/15 22:11 Update

いそのん劇場【一年サナギ】

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自分が生み出したひとつひとつの作品がそれぞれのオーナーさんの人生のかたわらに居て、それからの物語を紡いでいるであろうことが、いつも私をドキドキわくわくさせます。
そして自分の生み出した作品をとっかかりに、まわりから新しい物語や動きが生まれたり、何かがはじまったりすることもまた、私をドキドキわくわくさせます。

今回の【一年サナギ】の企画は
「百年なんてまってらんない」とのたまうグラスタウン町長のアイデアと
その制作を受けて立ったサバヲ、
そしてカエル星人のテクノロジー、この3つの力によって生まれました。
とっかかりは自分自身が生み出した【百年サナギ】
それは礒野にとってすごくワクワクする出来事です。

今月後半に買い主を募集する1番から15番の【青】のサナギさん。
そして来月前半に買い主を募集する16番から30番の【春】のサナギさん。
どの子もとんがった頭とぷくぷくのお尻が特徴です。
見て欲しいのは1匹1匹異なる色の重ね。
【一年サナギ】はいくつもの色を透明の袋につめて固めたしずくのよう。
これこそガラスならではの魔法の魅力!
胸元から、もしくはポケットやカバンの中から、時々光りにさしあげて透かしてみて欲しいと思う子たちです。

さあて、町長さん! お世話の方法も教えていただきました。
では買い主になったら1年後にほんとうに羽化がみられるのでしょうか?
町長さん!期待して良いでしょうか?
どういうことになるのかこの先とっても楽しみです!
見守ってくださるみなさんも、ぜひごいっしょにわくわくを!
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この会場には、【一年サナギ】のほかに、ふた組の作品を展示しています。
ひとつは素焼きのサナギさんたち。
これはスタヂオiでこれから登場する作品につながる創作のカケラといえるもの。
そして【ご近所さま(イノシシ)】
フンフン吹き散らしたタンポポのタネと蹴散らした野の花を内側の世界に、芋づるを身体にまとって登場。

2021年3月  礒野昭子

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青の【一年サナギ】の抽選販売お申し込みのご参加は、25日夕方7時までです!


2021/03/24 22:14 Update
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